ペット探偵とは?料金の相場や口コミ・評判、探し方のコツを徹底解説のサムネイル画像

ペット探偵をご存知ですか?見つからない・帰ってこない犬猫等のペットを捜索してくれるサービスです。ではその値段相場や口コミ・評判が気になりますよね。また飼い主もできる探し方のコツはあるでしょうか。この記事ではペット探偵・ペットレスキューについて詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペット探偵を徹底解説!逃げた・脱走したペットはどう探す?

ペット探偵と聞いて、ピンと来た人はいますか?


最近テレビ番組で取り上げられることもありますが、まだ知名度は低いように感じます。


もしかしたら、初めて聞いたという人も少なくないかもしれませんね。


探偵と聞くと、誰かの依頼によって特定の人の素行や秘密等を調査するイメージがあるかと思います。


ペット探偵の場合は、何らかの理由でいなくなり、行方不明で見つからないペットを対象に捜索してくれるのです


その仕事内容からペットレスキューとも言われます。


今回「MOFFME」では、

  • ペット探偵とはどんなサービス?特徴や料金の相場、口コミを紹介
  • 迷子のペットはどう探す?捜索の流れや具体的な探し方等
  • ペットがいなくなる理由は?飼い主にもできる脱走防止策とは
  • 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
について詳しく解説します。

万が一大切なペットがいなくなったときに、ペット探偵について知っていると役に立つかもしれません。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

ペット探偵とはどんなサービス?特徴や料金の相場、口コミを紹介


ペット探偵を初めて聞いた人には、具体的なサービス内容費用は見当がつかないですよね。


基本的な部分から知っていないと、いざというときに利用を躊躇したり、利用してみてかかった費用に驚いたりするかもしれません


また、実際に利用した人はこのサービスをどう感じているのでしょうか。


利用者の声はとても参考になります。


この項では、

  • ペット探偵とはどんなサービス?
  • ペット探偵の費用の相場はどれくらい?
  • ペット探偵の口コミ・評判
について詳しく解説します。

ペット探偵とはどんなサービス?

ペット探偵は、何らかの理由により行方の分からない犬や猫・鳥等のペットを捜索してくれるサービスです。


探偵という言葉のイメージから、知らない人は「ペットがいなくなってしまったから探偵に探してもらおう」という考えにはならないですよね。

そんなペット探偵ですが、最近少しずつ注目され始めているのです。

もしもペットがいなくなった場合に、当たり前ですが、飼い主さんは焦ってすぐに探し始めると思います。

いなくなった周辺や思い当たる場所等、探せる場所は探しますよね。

これは間違った探し方ではないのですが、ペット探偵の場合はその動物自体の特性やペット個々の性格・年齢等も考慮しながら捜索します

例えば、猫の場合は薄明性とされ、薄暗い明け方や夕暮れ時に活発に活動します。

すぐに探しても見つからなかったときは、この時間帯に探すことも発見できる可能性を広げます。

しかし、現実的に飼い主さんがこの時間帯に捜索活動をするのは困難ですね。

そこで頼りになるのがペット探偵なのです。

プロの目線で、知識に基づいて捜索をしてくれます。

ペット探偵の費用の相場はどれくらい?

利用する会社や捜索日数によって費用は異なりますが、3日間で58000円から65000円・6日間で80000円から130000円程のようです


経費込みで1日40000円という会社もあります。


また、別途でチラシの作成代金等がかかることもあります。


少々高額な費用ですが、ペット探偵を利用しても必ず発見できる保証はないため、すぐには利用を決断できないかもしれませんね。


しかし、飼い主さんやその家族だけで捜索するよりも、プロの方に協力していただいた方が捜索活動はスムーズにいきます。


大切な家族の一員であるペットのためにできることをよく考えましょう。


そして、ペット探偵の利用は有益な一方で、注意点もあります。


ペット探偵詐欺という悪質な行為をする団体がいるのです。


ペット探偵には公的な基準がなく、特別な許可も必要ないため、それを証明することもできません。


高い費用を請求されただけで、ペットは見つからなかったという話もあります。


ペット探偵の方々は、捕獲機や双眼鏡といった必要な道具を使用して、1日8時間程度等の長時間に渡って捜索活動をする場合が多いです。


依頼する際には、どれくらいの時間捜索活動をするのか・必要な道具を用意しているか・会社の住所が明確か等の情報を確認しましょう。


そのほかにも、いなくなったペットを発見した後は、体調によって動物病院への受診が必要となることもあります。


探偵費用と合わせて全体的な費用が高額となることも考えられます。


MOFFMEでは、ペット保険について無料相談ができます


医療費の軽減のために、お気軽に相談してみてください。

ペット探偵の口コミ・評判を詳しく紹介

①A社の場合

最初は別のペット探偵にお願いしていたのですが、素人のような探し方で真剣に探してもらえなかったです。

結局1つの手がかりもないまま終わりそうになったので、新たに依頼しました。

状況の分析力や追跡の考え方・ツール数の多さから信頼できると実感し、希望が湧きました。

ペットの性格飼い主の意見も考慮して捜索してくれました。

ペットと再会することができて感謝しています。

②B社の場合


雨が強く振っているなか、敷地内から猫が出て行ってしまい、どうすることもできずに一夜を過ごしました。

翌日、仕事後に近所を探しましたが何の手がかりもなく、その翌日に捜索の相談電話をしました。

担当者さんが、とても親身に詳しくアドバイスをしてくれ、励ましてくれました。

アドバイスを基に教えていただいたことを実行し、毎日近所を捜索しながら帰ってくることを待ちましたが、その気配はありませんでした。

私は焦っていたため、安心したくて再度電話をしましたが、変わらず丁寧な対応をしてくださり希望を持てました。

「いなくなって4日から1週間がポイント」といったアドバイスももらい、その通り5日目に自ら帰ってきたのです。

今回は捜索の依頼には至りませんでしたが、的確なアドバイスと励ましでモチベーションが保てました。

本当に感謝いたします。

これはほんの一部を簡潔にしたものではありますが、この2社には感謝を述べる口コミがほとんどでした。

しかし、前述したように詐欺団体やA社の口コミにあるようなひどい会社もあるので、口コミや評判を参考にするのは良いことです

迷子のペットはどう探す?捜索の流れや具体的な探し方等を解説


では、ペット探偵がどのように捜索をするのか気になりますよね


捜索の流れを事前に知っていると、もしもペットがいなくなった際の初期対応にも役立つかもしれません。


この項では、

  • ペット探偵の捜索の流れとは?ペット探偵に依頼してからの流れを紹介
  • 行方不明のペットはどう探す?種類別の探し方
  • ペット捜索にはそんなものが必要?使われる道具を紹介
について詳しく解説します。

ペット捜索の流れとは?ペット探偵に依頼してからの流れを紹介

①捜索を依頼する


電話やメールを利用して依頼します。

捜索前に相談ができる会社もあるようです。

②飼い主さんへの聞き取り


聞き取り手段は電話やメールの他に、飼い主さんの家に直接訪問する場合もあります。

捜索するペットの見た目の特徴やどんな性格か行方不明になったときの状況等について詳しく聞きます。

③契約を結ぶ


その会社で行う捜索方法・捜索日数・料金等についての説明を聞き、飼い主さんが納得できれば契約を結びます。

④ポスターを貼る


ペット探偵は、飼い主さんから得た情報を参考にしてポスターを作成します。

そして、多くの人の目に留まりそうな場所に貼ります。

ポスターはとても大きな情報収集手段になるので、たくさん貼ってもらうように協力を得ましょう。

⑤情報収集


ペットの写真やポスターを見せながら周辺の住民へ聞き込みをして、目撃情報を集めます。

⑥捜索


飼い主さんや周辺住民から得た情報を参考に捜索をします。

⑦捕獲


状況に合わせて、安全に捕獲する手段を検討しながら捕獲をします。

会社によって捜索の流れは多少異なりますが、大体上記のような流れです。

また、事前にペットが行方不明であることを、最寄りの警察署や管轄の保健所・動物愛護センターといった行政機関へ届け出を済ませましょう

行方不明のペットはどう探す?種類別に探し方を解説

①猫の場合

普段から家の外にもでる自由猫と、家の中で生活する家猫で多少異なります。

自由猫では、縄張り争いや不慮の事故・発情期等が原因であることが考えられ、広範囲で移動していることがあり得ます。

家猫では、近所で発見されることが多いですが、外の環境に不慣れで敏感になってしまい、飼い主さんの呼びかけにも応えずに1~2週間同じ場所に身を潜めることがあります。

自分の臭いがついているトイレの砂を、猫が隠れそうな場所にまくことで精神的に安定して出てくる場合があるので、やってみてください。

そして、捜索する際には猫の気持ちに寄り添い、名前を呼びかけながら猫の目線で好きな道や場所を探します。

自力の捜索で見つからない場合はチラシやポスターを使用しながら捜索範囲を広げます。

猫は家の裏側や塀の隙間等の確認が難しい場所にいることも多いので、居住者の方の協力も得ます

②犬の場合


犬は積極的に行動する傾向が強いです。

自ら脱走し、マーキングの臭いや異性の犬につられて、気づいたら見知らぬ場所に移動していることがあるのです。

さらに、帰る方向が分からなかったり、不慮の出来事で飼い主とはぐれたりした場合にはパニック状態に陥り、飼い主を探しながらどんどん移動してしまいます。

時間が経てば経つほど移動距離がのびて、捜索が難しくなります。

そのため、効率よく捜索を進めていくことが必要です。

捜索の初期段階で、犬がどの方向へ向かったかを探索し、方向を絞り込んで探します。

ポスターを使用して、1000人から10000人単位の多くの目で捜索することが重要となります。

初期段階での大きなポイントは、さまざな方向や場所に協力者を作ることです

このように、猫と犬でも探し方のコツは変わりますね。

また、ほかの動物でもそれぞれ捜索のコツは異なります。

ペット捜索にはどんなものが必要?使われる道具を紹介

①ライト

夜間の捜索や暗くて見えにくい場所での捜索に必要となります。

猫の目は強い光に弱いので、猫に使用する場合には明るさに注意してライトを使用します。

②カメラ


ファイバースコープカメラは、目視での確認が困難な狭い場所等で欠かせないものです。


狭い場所でも写真や動画の撮影が可能なうえに、カメラの先端には明るさの調節が可能なLEDが搭載されています。


また、サーマルカメラという、熱を検知して暗闇でも動物の位置を特定できるカメラもあります。


③アニマルキャッチャー


安全に動物を保護するための捕獲器です。

ネットや素手での保護が望ましいですが、警戒している場合には難しいこともあります。

アニマルキャッチャーは安全で確実なものです。

④双眼鏡


遠くにいる動物や高いところにいる動物を確認しやすくします。

⑤周辺地図


失踪場所からいなくなった方向や、目撃地点等を確認できます。

チラシを配った場所やポスターを貼った場所の確認にも役立ち、重複した配布を防ぐこともできます。

使う道具は、捜索場所の状況等に合わせて変わります

ペットがいなくなる理由は?飼い主にもできる脱走防止策とは

脱走は、予測できませんよね。

もちろん、散歩の際はリードを使用したり、生活環境を整えたり等と最低限の対策はすでにやっていると思いますが、脱走防止に特に力を入れてやっているという人はあまりいないかと思います。


しかし、大切なペットがいなくなってしまうと非常に焦りますよね。


この項では、

  • ペットはどうしていなくなる?種類別の脱走理由
  • ペットの迷子を防ぐには?飼い主ができる脱走の防止策とは
について詳しく解説します。

ペットはどうしていなくなる?脱走の理由を種類別に解説

ペットが脱走する理由はいくつかあります。


①外に出やすい環境


飼い主さんが玄関のドアや窓等、外へ出られるツールを開けっ放しにしていたり、閉め忘れたりしたことで外へ出てしまうことがあります

ドアがたまたま開いており、外に興味をもったペットがそのまま外へ飛び出し迷子になってしまうことがあるようです。

特に、犬や猫には好奇心旺盛な性格の子も多いです。

②大きな音や予想外の事態


花火や雷の音・地震等、日常とは異なる大きな音・出来事に驚いてしまい、脱走を図ることがあります。

③ストレス


運動不足や、飼い主さんからの愛情不足等が原因でストレスが溜まり、脱走してしまう子もいるのです。

④発情期


犬や猫はメスのみに発情期が訪れ、心と体が変化していきます。

去勢をしていないオスは、発情期のメスの鳴き声・フェロモン等の刺激で過剰に興奮してしまい、メスを追いかけて脱走することがあります。

ペットの迷子を防ぐには?飼い主ができる脱走の防止策とは

まず、玄関ドアや窓等の外へのツールは確実に閉めましょう


網戸も開けてしまうことがあるので、脱走を防止する網戸ロックの使用も検討します。


そして、花火は事前に日時が分かっているようなら、音を意識しないようにあらかじめ音に配慮した環境を作りましょう。


また、雷や地震等の際には、ペットに寄り添ってなでる等で安心できるようにします。


ストレスが感じられるようであれば、それぞれの誘因に合わせて何らかの手段で運動量を増やしたり、コミュニケーションの時間を多くとったりする等で対処してください。


発情期の防止策としては、繁殖の予定がなければ避妊去勢手術がおススメです。


さらに、ほかの犬や猫に会わないように配慮することも防止策につながります。


そのほかには、マイクロチップを埋め込んだり、首輪に迷子札・鑑札を付けることも有効です。


ペットの脱走は、怪我交通事故に遭う危険性があります。


日頃から環境を整えておきましょう。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:ペット探偵とはどんなサービス?

ここまで、ペット探偵についてさまざまなことを解説してきました


この記事では、

  • ペット探偵は、知識に基づいて行方不明となったペットを探してくれるサービス
  • 費用は3日間で58000円から65000円・6日間で80000円から130000円程
  • ペット探偵には詐欺団体も存在するため、口コミや評判を参考にして会社を探すと良い
  • ペットがいなくなったら、まずは最寄りの警察署や管轄の保健所・動物愛護センターに届け出をする
  • それぞれ動物の特性によって捜索のコツは異なる
  • 捜索に使われる主な道具は、ライト・カメラ・アニマルキャッチャー・双眼鏡・周辺地図
  • ペットは、ドアや窓の閉め忘れ、大きな音・予想外の事態、ストレス、発情期が理由で脱走する
  • ペットの脱走は、怪我や交通事故に遭う危険性があるので、それぞれの理由に応じて脱走防止に努める
以上について分かったと思います。

脱走は、いつ起こるか予想ができないです。

日頃の対策とともに、いざというときのペット探偵の利用についても事前に家族で相談しておきましょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!