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ホームセンターのドッグフードはおすすめでしょうか。毎日与えるものなので値段の安いもの、食いつきの良いものも良いですが、安全性に配慮されたフードの方が良いですよね。この記事では市販のホームセンターのドッグフードはおすすめか、安全なフードの選び方を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ホームセンターのドッグフードはおすすめできる?

ドッグフードはペットショップや動物病院だけなく、ホームセンターでも売っています。

価格が比較的安いためコスパに優れているホームセンターのドッグフードは、果たして安全なのでしょうか。

今回「MOFFME」では、ホームセンターのドッグフードはおすすめできるかを徹底検証します。

  • ホームセンターの価格が安い「だけ」のドッグフードは危険!
  • 安全なドッグフードはどう選ぶ?3つのポイントを徹底解説
  • 市販の安全なドッグフードをおすすめ人気ランキング、口コミ・評価から比較
ぜひ最後までご覧ください。

また、MOFFMEではペット保険のランキングなど様々なおすすめコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

ホームセンターの価格が安い「だけ」のドッグフードは危険!


ホームセンターには、価格が安いドッグフードが数多く並んでいます。


しかし、その中には犬の体に適さない粗悪品が含まれていることもあるのです。


ここでは、ホームセンターの価格が安い「だけ」のドッグフードが危険な理由を紹介します。

  1. 主原料が穀物類であることが多い
  2. 使われている原材料の品質が悪い
  3. 危険な添加物が多い
以下では、それぞれの理由を徹底解説します。

理由①:主原料が穀物類であることが多い

ホームセンターにある安く粗悪なドッグフードは、主原料が小麦やトウモロコシなどの穀類であることが多いです。


肉類よりも穀類は価格が安いため、かさ増し要因として多くの穀類が粗悪なドッグフードには使われているのです。


しかし、犬は肉食傾向が極めて強い動物であるため、穀物の多いフードは消化できず与えると栄養不足に陥ってしまいます。


原材料のはじめに穀類がきているドッグフードは、犬に与えるには適しません。


ホームセンターでドッグフードを選ぶ際には、必ず原材料の一番はじめに肉類・魚類がきているものを選びましょう。


犬の食性に合ったドッグフードを与えることで、ワンちゃんの健康をしっかりサポートできますよ。

理由②:使われている原材料の品質が悪い

安全性が高いドッグフードには、人間も食べられる「ヒューマングレード」の食材が使われていることが多い傾向にあります。


しかし、粗悪なドッグフードの中には、品質の悪い食材をコストを下げるためにあえて使っているものも存在します。


安いドッグフードによく使われる、粗悪な食材の一覧は以下の表の通りです。

【ドッグフードに使われる危険な食材4つ】

種類詳細
4Dミート人間が食べられない基準の肉類
副産物精肉以外の部位が含まれた肉類
ミール・粉血液や毛、皮や糞を混ぜた後精製し脂肪を除いた肉類
エキス精肉加工の過程でできた残渣を濃縮し作った肉のエキス

肉類が主原料でも、これらの物質の割合が多く粗悪なドッグフードも数多くあります。


ホームセンターにある市販ドッグフードの中でも1kg1,000円以下の商品は、これらの危険食材を使っている可能性が高くなります。


ホームセンターでドッグフードを購入する際には値段が高くても安心せず、裏面の原材料をきちんと確認しましょう。

理由③:危険な添加物が多い

ホームセンターにある安くて粗悪なドッグフードには、品質や消費期限を底上げするために危険な添加物を使っているものが多い傾向にあります。


【安く粗悪なドッグフードに含まれる危険な添加物5種】

添加物の分類詳細主な種類
酸化防止剤フードの酸化を防ぐBHA・エトキシキン
保存料フードの消費期限を強制的に延ばすソルビン酸カリウム・プロピレングリコール
甘味料フードの味を良くし食いつきを増進キシリトール・コーンシロップ
着色料フードの彩りを増やし消費者の購買欲を増進亜硝酸ナトリウム・赤色〇号
ホームセンターで販売されているドッグフードは比較的安価なため、完全無添加のものはほとんどありません。

特に危険な添加物を避けながら、犬の体に極力悪影響がないドッグフードを選ぶようにしましょう。

添加物の中には自然・天然素材由来の安全性が高いものもあります。

特に添加物の中でもビタミン類は危険性が低いため、ドッグフードに添加されていても問題はないといえるでしょう。

安全なドッグフードはどう選ぶ?3つのポイントを徹底解説


ホームセンターにあるドッグフードの中から、安全なものを選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。


リーズナブルでありながら良い商品を見つけられたら、家計が助かり飼い主さんも嬉しいですよね。


ここでは、ホームセンターで安全なドッグフードを選ぶための3つのポイントを紹介します。

  1. 主原料が動物性タンパク質(肉・魚)のものを選ぶ
  2. グレインフリー、グルテンフリー、無添加のものを選ぶ
  3. 原材料や生産地等が明記されているものを選ぶ
以下では、それぞれのポイントを徹底解説します。

①:主原料が動物性タンパク質(肉・魚)のものを選ぶ

犬は雑食傾向の強い肉食動物であるため、主原料が動物性タンパク質のフードを主食に選ぶ必要があります。


トウモロコシなどの穀類が多いフードは、ワンちゃんの健康を害してしまいがちです。


必要な栄養素が満たされていないだけでなく消化にも悪いため、穀類がメインになっているフードを選ぶのは避けましょう。


主原料が肉や魚のフードを選べば、肉食動物のワンちゃんは1日に必要な栄養素を満たしやすくなります。


肉や魚などの動物性食品には、ワンちゃんに必要なタンパク質や脂質がたっぷり。


健康な体を作るためにも、犬の食性に合った動物性たんぱく質が豊富なフードを選びましょう。

②:グレインフリー、グルテンフリー、無添加のものを選ぶ

穀類に含まれているグルテン・グレインは犬の体に良くない物質。


グルテン・グレインを犬が摂取すると、以下のような体調不良を引き起こすことがあります。


【グルテンが犬に及ぼす悪影響】

  • アレルギーを発症する
  • 肥満の原因になる

【グレインが犬に及ぼす悪影響】

  • 消化の際に内臓に大きな負担をかける
  • 便秘や下痢を引き起こす
  • 肥満の原因になる
そもそもグルテン・グレインが含まれる穀類などの炭水化物は、肉食である犬の食性に合わない食品です。

ワンちゃんが消化できない物質であるグルテン・グレインを含まない、グルテン・グレインフリーのフードは消化吸収がしやすい傾向にあります。

グレイン・グレイン入りのフードを与えている愛犬の体調がすぐれない場合には、グルテン・グレインフリーのフードを与えるのがおすすめ。

ワンちゃんの下痢や消化不良、肥満を改善できる可能性がありますよ。

その他ワンちゃんの体に悪い物質としては、添加物も挙げられます。

BHAやエトキシキンなどの悪い添加物が含まれていないかも、ドッグフード購入の際にはチェックしておきましょう。

③:原材料や生産地等が明記されているものを選ぶ

ドッグフードの中には、生産地や原材料が明記されていないものもあります。


原材料・生産地が不明瞭なドッグフードは、食品偽装が行われた粗悪なものである可能性も否めません。


どこから原材料がきたのか、生産地はどこなのか分からないフードを、大切な愛犬に与えたくはないものですよね。


ホームセンターでドッグフードを選ぶ際には、必ず原材料・生産地が明記されたものを選ぶようにしましょう。


なお、ペット先進国と呼ばれる以下9か国が産地のドッグフードは、安全性が高いことが多くおすすめです。

【ドッグフードのおすすめ生産地9ヵ国】

  1. ドイツ
  2. イギリス
  3. スウェーデン
  4. アメリカ
  5. スイス
  6. カナダ
  7. ニュージーランド
  8. オーストラリア
  9. カナダ
なお、日本はまだ国際社会ではペット後進国に位置付けられており、国産でも粗悪なペットフードが見られるのが現状です。

国産ペットフードを買う際には、必ず原材料や主成分をしっかりチェックするようにしましょう。

補足:ただ値段の高いものを選ぶのではなく、コスパも大切に!

価格が高いドッグフードなら、

絶対安全よね!

健康のためにも

うちの子には

高級ドッグフードを

与えようと思うの!

ちょっと待ってください!

高級なドッグフードは

必ずしもおすすめだとは

限らないんです。

栄養価の内訳が

ライフステージに

合っていないと

ワンちゃんが体調を

崩す恐れも

あるんですよ。

価格の高いドッグフード=安心・安全な製品だとは限りません。


いくら栄養価が高く評価が良いドッグフードでも、飼っているワンちゃんの身体に合っていなければ意味がないのです。


高タンパク・高品質すぎるフードは、ワンちゃんによっては逆に体調不良を招く恐れもあります。


ご自身の飼っているワンちゃんにそのフードが適しているかは、与える前に必ず確認しておいてください。


また、高価なドッグフードを選ぶと月々の出費が高くなりすぎる可能性もあります。


ワンちゃんの飼育が金銭的負担にならないよう、自分の収支に合わせドッグフードを選ぶのがおすすめだといえるでしょう。

市販の安全なドッグフードをおすすめランキング、口コミから比較


「ホームセンターでも買える市販のドッグフードは、どれがおすすめ?」

「ドッグフードの口コミ・評判を知って与えた人の感想を聞きたい!」


そう思っている飼い主さんも、きっといることでしょう。


ここでは、ホームセンターでも買える市販の安全なおすすめドッグフードを比較し、ランキング形式にて紹介します。

  • 市販の安全なドッグフードをおすすめ・人気ランキングから比較
  • 市販の安全なドッグフードを口コミ・評判から比較
以下項目では、おすすめランキングの発表とドッグフードの徹底比較を行います。

市販の安全なドッグフードをおすすめ・人気ランキングから比較

ホームセンターで買える、市販のドッグフードのおすすめ・人気ランキング10選は以下の通りです。


【市販のドッグフードおすすめランキング10選】

  1. ヒルズ サイエンスダイエット:獣医師や栄養学博士が研究を重ね開発!安全・安心なドッグフード
  2. ニュートロジャパン ワイルドレシピ:天然由来の添加物使用!グレインフリーで消化も抜群
  3. ロイヤルカナン:獣医師推奨!さまざまなライフステージや犬種・持病のある犬に対応
  4. ピュリナワン:アレルゲンが少ない素材を使用!歯石・歯垢も蓄積されにくいフード
  5. スーパーゴールド:原材料の表記が明確!乳酸菌配合でお腹の調子が整えやすい
  6. 霧島鶏ドッグフード
  7. ニュートロジャパン ナチュラルチョイス
  8. ウェルネス コア(穀物不使用・高たんぱく質)
  9. ナチュラルバランス ホールボディヘルスドッグフード
  10. ニュートロ シュプレモ
見事おすすめ第1位に輝いたのは、「サイエンスダイエット」です。

サイエンスダイエットは比較的どのホームセンターでも取り扱いがある上に、さまざまな犬種やライフステージに対応しています。

獣医師や栄養学博士などがしっかり監修を行っているため、非常に安全・安心でおすすめなドッグフードだといえるでしょう。

市販の安全なドッグフードを口コミ・評判から比較

ランキング上位のドッグフードは、どこを評価されたのでしょうか。


上位5つのおすすめドッグフードの口コミ・評判を、ここではまとめました。


1位:サイエンスダイエット
獣医師にすすめられ試してみると、まずお通じが有形便で良好です。今まで軟便が多く、回数も多く、痩せぎみでしたが、便回数も2回に落ち着き、吸収もよく標準程度の体重に戻り、驚きました。
引用元:https://www.hills.co.jp
2位:ニュートロジャパン ワイルドレシピ
うちはアレルギーがあるので、色々なフード試しましたが合う物が見つからず、こちらのフードをペットショップで勧められて食べさせたところ、症状も安定して美味しく食べています。やっと体質に合うフードに出会えたのでもう他に変える事は出来ません。
引用元:https://www.amazon.co.jp
3位:ロイヤルカナン
このフードに変えてから、毛並みも良くなり、食欲も旺盛になりました。またお願いします。
引用元:https://www.amazon.co.jp
4位:ピュリナワン
好き嫌いが非常に多いワガママわんこなのですが、こちらのほぐし粒が好きらしく、リピート率はとても高いです。プレミアムフードが大きめの粒なのに対し比較的粒が小さめなので、食感の多様性を出す意味でも個人的にありがたく思ってます。
引用元:https://www.amazon.co.jp
5位:スーパーゴールド
いろいろなフードを試しましたが価格と食いつき、ウンチの量や健康状態からこのフードが一番良いです。太りやすい犬なので規定量より抑えめにして体重調整用と交互に与えています。
引用元:https://www.amazon.co.jp
ロイヤルカナンの口コミ・評判は?のサムネイル画像

ロイヤルカナンキャットフードの口コミ・評判は?原材料や添加物、安全性を徹底解説

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


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まとめ:ホームセンターのドッグフードはおすすめ?

いかがだったでしょうか。


この記事のまとめは、以下の通りです。

  • ホームセンターのドッグフードには、良いものも粗悪なものもある
  • 穀物が多く使われている原材料の品質が悪いフードは危険
  • 安く粗悪なフードには危険な添加物が使われていることも
  • 主原料が動物性タンパク質(肉・魚)のドッグフードを愛犬には選ぼう
  • グレイン・グルテン・添加物フリーなフードはおすすめ
  • 原材料・生産国が不明なものは選ばないでおこう
  • ホームセンターで買える最もおすすめのドッグフードは「ヒルズ サイエンスダイエット」
ホームセンターで買えるドッグフードは安いものが多く、中には粗悪品も含まれています。

ドッグフードをホームセンターで購入する際には原材料や生産国、添加物の有無に気を配り安全・安心な品質のものを選ぶようにしましょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関するおすすめ記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!