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チワワの換毛期はいつでしょうか。多くの毛が抜ける生え変わりの時期ですが、フケや痒がることもあるので注意が必要です。またスムースとロングコートでは掃除の負担も変わってきます。この記事ではチワワの換毛期について、時期や期間、上手な抜け毛対策を詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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チワワの換毛期はいつ?時期や期間、抜け毛対策を徹底解説!

記事モデル:ココナッツ


短毛のスムースコートと長毛のロングコートに加えて、被毛が二重に生えているダブルコートの種もいることから、個体によって抜け毛の量が大きく異なるチワワ。


毎日のお手入れの負担が少ないこともチワワの魅力の1つですが、個体によっては換毛期に大量に抜け毛が出るため、こまめなブラッシングが必要となります。


今回「MOFFME」では

  • チワワの換毛期はいつ?
  • 被毛の長さによる換毛期の違い
  • 換毛期の抜け毛対策
  • 換毛期の注意点
  • 換毛期に見られる異変
を中心に、チワワの換毛期の対策と注意点を説明していきます。

正常な換毛期に見られる抜け毛と、病気やアレルギーが原因で見られる抜け毛の違いについても解説していきますので、チワワの飼い主さんはぜひ最後まで目を通してくださいね。

またMOFFMEでは、「チワワのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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チワワの換毛期とは?時期や期間、毛のタイプによる違いも解説!

    

チワワの換毛期は個体によって大きな違いがあり、同じ犬種でも換毛期が存在しない子もいるのです。


ここでは

  • チワワの換毛期はいつから?
  • 換毛期が続く期間
  • スムースコートとロングコートでの違い
について紹介していきます。

チワワの換毛期はいつから?時期や期間を解説!

チワワに限らず、犬の換毛期は一年のうちに2回あります。時期は春先から7月くらいまでと、晩夏から11月で、それぞれの期間は約一ヶ月間です。


換毛期は犬が気温に適応するためのもので、春には密度の低い夏毛に生え変わることを目的に、秋には保温性を上げるために空気をよく含む冬毛に生え変わることを目的に、古い毛が抜け落ちます。


換毛期で毛が抜けるのは「アンダーコート(下毛)」と呼ばれる、目で確認できる被毛の下に生えた柔らかく細い毛が生えている犬種だけです。


そのため下毛の生えていない「シングルコート」の犬種の場合は、換毛期がありません。


換毛期が存在しない種の場合は一年をかけてゆっくり毛が抜け落ち、新しい毛と生え変わっていきます。

チワワの換毛期はスムース・ロングコートでどう違う?

もともとチワワは被毛が短く、かつ上毛のみが生えたスムースコートのみが存在する犬種でした。


しかし被毛の長いロングコートの種が誕生したことで、下毛の生えたダブルコートのチワワが生まれたと考えられています。


そのため現在、チワワの被毛には以下の4つの種類が見られます。

  • 短毛でシングルコート
  • 短毛でダブルコート
  • 長毛でシングルコート
  • 長毛でダブルコート

被毛の長さに関わらず下毛の生えている個体には換毛期があり、抜け毛が目立つという特徴を持ちます。


お手入れが簡単な印象がある短毛のチワワですが、換毛期がある場合には抜け毛の量も多くなるため注意が必要です。

チワワの換毛期の掃除はどうする?4つの抜け毛対策を徹底解説!

     

毛の生え変わり時期が明確にあるダブルコートのチワワの場合、小さな体からは想像がつかないほどの抜け毛の多さに困惑してしまう飼い主さんも少なくないでしょう。


ここでは換毛期の対策として

  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 洋服を着せる
  • トリミング
の4つを紹介していきます。

被毛の長さ別におすすめの道具も紹介していくので、参考にしてくださいね。

抜け毛対策①:こまめなブラッシング

ブラッシングをまめに行うことで、犬の体から抜け落ちる直前の毛を事前にとってあげることができます。


できれば毎日ブラッシングをすることが望ましいですが、忙しい場合は週に2回程度を目標におこないましょう。


特に換毛期には長めにお手入れ時間を取ってあげると、見た目もスッキリしますよ。


チワワの場合は、被毛の長さによってブラッシングにおすすめの道具も変わってきますので、下記を参考にブラシを選んでくださいね。

被毛の長さ下毛の有無おすすめのブラシ
短毛ラバーブラシ、獣毛ブラシ
短毛ラバーブラシ、獣毛ブラシ、コーム、スリッカー
長毛コーム、ピンブラシ
長毛ラバーブラシ、獣毛ブラシ、コーム、スリッカー

抜けかけている下毛を手入れするには、スリッカーブラシがおすすめです。しかし、強くかけすぎてしまうとチワワの皮膚に傷をつけてしまうおそれもあるため、ブラッシングは力を入れずに優しく行いましょう。

抜け毛対策②:定期的なシャンプー

抜け毛をスッキリ洗い流すため、換毛期には特にしっかり犬にシャンプーをしてあげましょう。


しかし抜け毛を減らしたいと思っても、あまりに頻繁にシャンプーをすると犬の皮膚に負担がかかってしまいます。犬をお風呂に入れる頻度は多くても2週間に一度を目安にしてください。


犬をお風呂に入れる前にしっかりブラッシングをしておくと、濡らした後の毛が絡まらなくなります。


愛犬がお風呂嫌いで自宅でこまめにシャンプーするのが難しい、という場合にはシャワーヘッドに泡立てネットを押し当てるなどして、水の音を抑えて洗ってみてください。


シャワーの大きな水音が怖い、苦手という理由から、お風呂が嫌いになる子も少なくないため、水が飛散る音を抑えられればお家でもお風呂に入れるかもしれません。

抜け毛対策③:服を着せてあげる

特に換毛期にドッグカフェやペット同伴可能な場所を訪れる際には、マナーとして犬に服を着せることをおすすめします。


服を着ていれば抜け毛が落ちる心配もないため、周囲に迷惑を掛けるおそれもありません。


寒がりの子も多いため、チワワに服を着せる習慣がある飼い主さんも少なくないかと思います。服を着せたことがないという飼い主さんも、少しずつ慣らしておきましょう。


長毛のチワワは毛がテープに絡まってしまうことがありますので、マジックテープで着脱する洋服を着せる時は注意してくださいね。

抜け毛対策④:トリミング、サマーカットにする

チワワは被毛の長短に関係なく、トリミングが必須の犬種ではありません。


そのため嫌がっているのに無理にカットをする必要はないのですが、特に夏の換毛期の抜け毛が気になる場合には、長毛種の場合はサマーカットしてもよいでしょう。


皮膚が見えるほど短くカットしてしまうと、紫外線の刺激から皮膚炎になる危険性もあるため、どの程度カットするのかはトリマーさんと相談して決めてくださいね。

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犬の換毛期とは?時期や期間、ブラッシング等の抜け毛対策を徹底解説

換毛期のチワワの注意点とは?チワワの体調や仕草の変化に注意!

      

換毛期だから毛が抜けるのだろうと考えていたら、実は病気が原因で毛が抜け落ちていたというケースも存在します。


ここではチワワの換毛期に気をつけたい点について

  • 子犬の頃からお風呂やブラッシングに馴れさせる
  • 体を痒がる、フケが出る場合の原因
  • 換毛期に下痢や嘔吐が見られる場合
にわけて説明していきます。

注意点①:シャンプーやブラッシングに慣れされることが必要

     

犬にとって自然な行為ではないため、お風呂もブラシも嫌いという子は実は少なくありません。


ブラッシングに慣れさせるためには、子犬の頃から体を撫でて、触られて嫌がる場所を作らないようにしておくことが大切です。


そして触られることに抵抗がなくなったら、ごく短い時間からブラッシングを行い、お手入れに慣れさせましょう。


最初はお風呂やブラッシングの間、大人しくできたらおやつをあげて「これを我慢すれば良いことがある」と覚えさせるのもおすすめです。


お風呂も元気なうちは美容院にお願いすれば良いですが、自宅で洗われることに慣れておかないと、老犬になった時に困ってしまいます。


足の先から始めて、徐々に全身を洗われることに慣らしていきましょう。最初から全身を洗おうと押さえつけて水をかけたり、毛玉があるからと力いっぱい洗ったりすると、犬はシャンプーを怖がるようになります。


子犬の頃から時間をかけて、ゆっくり慣らしていってくださいね。

注意点②:フケや痒がる場合はアレルギー等が原因のこともある

換毛期の犬にはフケが見られることもあります。換毛期の犬は被毛を生え変わらせるためにホルモンを分泌します。このホルモンが原因で、皮膚が普段よりも敏感になっているのです。


また抜け毛を気にした飼い主さんが普段よりも長い時間、強めの力でブラッシングしたことが原因で犬の角質が剥がれ落ちて、フケが出ることもあります。


逆に換毛期にブラッシングをせず、自然に犬の毛が抜け落ちるのを待っていると、抜けた下毛が絡まって毛玉になり、それが原因で皮膚が蒸れて痒みを引き起こすことも。


なお、痒がる場所が被毛の密度が低い口元や耳、腹部などに限られる場合にはアレルギー外耳炎が原因の可能性も考えられます。


換毛期でもないのに抜け毛が酷い、痒がり方が異常だといった場合には、動物病院の受診をおすすめします。

注意点③:嘔吐や下痢、元気ない場合は病気が原因のこともある

換毛期の犬は満遍なく身体中の毛が抜けます。そのため一部の毛だけがまるで円形脱毛症のようにごっそり抜け落ちる、という場合には犬が病気の可能性も否定できません。


特に食欲不振や気力の低下、嘔吐、下痢といった異変が脱毛以外に見られた場合には、ホルモン濃度の異常が原因で甲状腺機能低下症などの病気を発症しているおそれがあります。


換毛期が原因で犬に元気や食欲の低下といった変化が起きることはないため、毛の抜け方や下痢などの異変が犬に見られた際には、すぐに動物病院に行きましょう。

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【獣医師が教える】ペット保険で犬猫の健康診断費用の補償はできる?

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

     

日頃からブラッシングを習慣的に行うと、愛犬の皮膚に異常があることや肥満等にも気づきやすくなります。


しかし愛犬の異変に気付いても、動物病院に連れて行かずに様子を見て悪化させてしまっては意味がありません。


犬には人間のような公的の保険制度がなく、動物病院ごとに請求費を定められる自由診療が認められているため、愛犬の様子が少しおかしくても、費用のことを気にして病院につれていくのを躊躇する方も少なくないでしょう。


チワワが発症しやすい病気の中には、低血糖症や気管虚脱、僧帽弁閉鎖不全症など対処が遅れると命に関わるものも複数存在します。


もしもの時に愛犬の命とお金を天秤にかけて悩まずに済むよう、愛犬が元気なうちにペット保険の加入を検討しておきましょう。


MOFFMEにはチワワのペット保険の一括比較サービスがありますので、ぜひ保険選びに役立ててください。

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まとめ:チワワの換毛期はいつ?時期や抜け毛対策を徹底解説!

      

今回はチワワの換毛期について、抜け毛の対処法や換毛期に注意したい点などを中心に紹介致しました。


この記事のポイントは

  • 個体によって換毛期の有無に差がある
  • 犬の換毛期は春と秋の2回
  • 抜け毛対策には毎日のブラッシングが有効
  • 換毛期にはできれば2週に一度、お風呂に入れる
  • 抜け毛が気になる時は洋服を着せる
  • 抜け毛対策のカットはトリマーさんと相談の上で行う
  • 子犬の頃から家でのお手入れに慣らしておく
  • 換毛期にはフケが出ることもある
  • 痒がり方が酷い場合には動物病院を受診する
  • 円形脱毛症のような毛の抜け方が見られる場合は動物病院を受診する
です。

抜け毛が酷い印象があまりないチワワですが、短毛種であっても換毛期があれば掃除など飼い主さんの負担も大きくなります。毎日のお手入れで、快適に換毛期を乗り越えましょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。