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内容をまとめると

  • ペットショップで勧められる保険は強制加入ではないので入らなくてOK
  • ただし子犬・子猫であれば加入を検討する価値アリ
  • MOFFMEではペット保険のかんたん見積もりを行っているので、利用してみるのがおすすめ

ペットショップで犬や猫をお迎えする際、ペット保険の加入を勧められますよね?特に、ペッツファーストやコジマといった大手ペットショップの場合、よくあることだと思います。そもそも、彼らに保険を販売する資格はあるのか。そしてその保険は良い保険なのか、徹底解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペットショップの保険は加入すべき?徹底解説します

     

記事モデル:れいな、らむ


ペットショップで犬や猫をお迎えする際、ペット保険の加入を勧められたという方はいらっしゃいませんか?


現在、ペットショップでの保険加入率は50%近くだと言われているので、ここ最近わんちゃん猫ちゃんをお迎えした方であれば、ほとんどの方が加入を勧められているかと思います。


特に、大手保険会社である「アニコム」や「アイペット」という保険会社の保険代理店となっているペットショップは大変多いため、それらを勧められた、という方も多いかもしれません。


今回「MOFFME」では、

  • そもそもペットショップの保険は強制加入なのか
  • ペットショップの保険はおすすめか
  • ペットショップの保険はなぜ高いのか
  • 結局、ペットショップの保険は加入すべきか
を解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

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ペットショップの保険は強制加入ではないので入らなくてOK

   

結論から申しますと、ペット保険の抱き合わせ販売や強制加入は完全に違法になります。※独占禁止法第19条(一般指定第10項抱き合わせ販売等)


ただ、悪質なショップによっては、「加入していただかないとお迎えできません」「セットになっているので、加入が義務付けられています」といった、勧誘の仕方をしている業者もいるかもしれません。


そんなとき、火災保険などもそうですが、加入が断りにくいケースもあるかと思います。その場合は、クーリングオフ制度などを使っての解約が可能なので、安心してください。

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ペットショップの保険は子犬、子猫であれば検討の価値アリ

では次に、ペットショップの保険はおすすめなのか解説していきます。


結論からいうと、ペットショップの保険は、

  • 生後間もない子犬・子猫の場合
  • 病院の窓口で精算できるタイプの保険に魅力を感じる場合
におすすめになります。

子犬・子猫向けの特別なプランが用意されている

ペットショップで加入する保険の一番のメリットは、この子猫・子犬向けのプランが用意されている点です。


おそらく、きちんと保険の募集人資格を持つ店員さんだった場合、こちらの解説をしてくれたかと思います。


例えば、ネットでペット保険に加入した場合、待機期間というものが存在するため、補償が開始するまでの空白の期間が生じてしまうことがあるのです。

※待機期間がないネット加入のペット保険も存在します。


ペットショップの保険とネット加入の保険の待機期間の違い

ペットショップの保険とネット加入の保険の待機期間の違い

他にも、最初の1ヶ月だけ補償が手厚くなっていたりと、子猫や子犬のための補償を用意しているケースが多く見られます。

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初年度だけペットショップの保険に入って、1年後に乗り換えるのもアリ

お迎えした直後については、特別なプランがメリットであることはご説明しましたが、1年後については別です。再度保険を見直すのをおすすめします。


1年後に保険を見直すときは、以下のことを確認しましょう。

  1. 加入後1年間、大きな病気になったか
  2. 窓口精算に対して利便性を感じたか
もし、加入後1年以内に大きな病気になってしまっていた場合、乗り換えができない可能性が高いです。絶対にその保険を解約しないようにしてください。

もし解約して乗り換えようとする場合、
  • 一度なった病気以外は補償する条件での契約(不担保特約)
  • 加入お断り
のどちらかとなります。病気が大きいものである場合、加入お断りとなってしまうケースが多いです。

次に、「窓口精算」に利便性を感じたかについてです。そもそも一度も病院のお世話になっていないという場合、まず乗り換えしたほうが良いでしょう。

冒頭でお話したように、ペットショップで加入できる多くの保険は
のどちらかであるケースが多いです。
※こちらの2つ以外の場合ももちろんあるので、それぞれペットショップで確認してください。

これらの保険の一番のメリットは、病院の窓口で人間の保険のように保険証を見せるだけで良い、という点です。

この点に魅力を感じないのであれば、基本的には乗り換えしたほうが保険料を安くすることができます。

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ペットショップの保険の保険料はなぜ高いのか

  

気になる方もいらっしゃるかもしれないので、なぜペットショップで販売されている保険の保険料が高いのか解説します。


理由はシンプルで、大きく以下の2つです。

  1. ペットショップ用の保険になっている
  2. そもそも高い保険が販売されている
それぞれ見ていきましょう。

理由①:ペットショップ用の保険が販売されている

まず理由の1つ目は、ペットショップ用の保険が販売されているということです。


一般的に、ペットショップで飲み加入可能な保険は、ネットで加入できる保険よりも、

  • 待機期間が短い(お迎えしてすぐに補償)
  • 子猫特有の病気に対応している
  • 最初の1ヶ月の補償が手厚い
といった特長があります。

例えばペットショップでのみ加入可能なある保険は、ネットで販売されている場合に比べ、
  • お迎えして最初の1ヶ月は100%補償
  • 通院、手術、入院ともに最初の1ヶ月は補償が手厚い
というサポートが付いています。

そのため通常より保険料が高く設定されているのです。

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理由②:そもそも高い保険が販売されている

2つ目の理由は、そもそもペットショップで加入できる保険は保険料が高めの保険であることです。

※先述のように、この2社以外の保険もありますのでご注意ください。

この理由についてもすでに書きましたが、「窓口精算」という圧倒的に便利な精算システムがありますので、どうしても保険料が高くなりやすいのです。

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まとめ:結局、ペットショップの保険は加入すべきか

 

ここまで、ペットショップの保険について解説してきましたがいかがだったでしょうか。


加入するかどうか迷われていた方は、ぜひ参考にしてみてください。


記事をまとめると、このようになります。

  • ペットショップの保険加入は強制ではない
  • もし加入を強いられる場合、法律違反なのでクーリングオフしよう
  • ペットショップの保険は、待機期間がないこと、窓口精算がついていることがメリット
  • 1年だけ加入して乗り換えるのは有効な手段

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  • こんな条件の保険に入りたい
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といった悩みがある方は、ぜひ利用してみてください。

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