猫にオムツはストレス?嫌がる際の原因と対策、上手な付け方を解説!のサムネイル画像

猫にオムツはストレスでしょうか。病気や高齢等の原因で、布団でおしっこが漏れるなど失敗が見られる場合は掃除が大変なのでオムツが必要ですよね。では上手なサイズの選び方や付け方はあるのでしょうか。この記事では猫のオムツとストレスについて、作り方等を詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫にとってオムツはストレス?嫌がる場合の対処法等を解説!

ペットとして家族同然に可愛がられている猫。近年では餌や飼育環境の大幅な改善でその寿命も飛躍的に延びています。


勿論大切な愛猫には長生きして欲しいものですが、高齢や病気の影響で、介護のような生活補助が必要になってくることも珍しくありません。


猫用のオムツもそのアイテムの一つです。猫のオムツってストレスにならないのか気になりますよね。


今回「MOFFME」では、飼い主も猫も快適にストレスなく生活出来るように、猫用オムツの選び方やストレス解消法について解説します。

  • 猫にオムツが必要になる理由とは
  • 猫がオムツを嫌がる場合はどうすれば良いのか
  • 猫用オムツを選ぶ時の4つのポイント
  • 猫のストレスの原因と解消法
  • ペット保険に加入しておこう
  • 猫用オムツについてのまとめ

是非ご覧ください。


またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

そもそも何故オムツが必要になる?猫の粗相の原因を詳しく解説!


介護や病気により、猫自身が排泄のコントロールが出来ないというのは室内の衛生環境が悪くなったり、飼い主にとっても猫自身にとってもストレスの原因になりやすい為、深刻な問題です。


しかし、オムツを使用する事で排泄に関する懸念点を軽減し、快適な生活が可能になります。


  1. 下半身が不自由で寝たきり
  2. 高齢になった事で認知症になった
  3. 泌尿器系の病気による排泄障害

原因①:下半身が不自由、寝たきりになってしまっている

事故や病気による後遺症や症状で、下半身不随になったり寝たきりになると、飼い主が排泄を手伝ってあげる必要があったり、自分の意思で排泄がコントロール出来ない事があります。


下半身の感覚が無いので、猫自身が気づかないうちに排泄してしまいます。下半身が不自由だと自分で立ち上がる事も難しいので、自分のおしっこやうんちで体を汚してしまいます。


飼い主も毎回猫の体を洗ったり拭いたりするのは大変です。お互いのストレスの原因にもなってしまうので、オムツは非常に役立つアイテムなのです。

原因②:高齢による痴呆症、認知症

近年、愛猫家たちの飼い猫に与える食べ物の意識や生活環境等の意識が大きく変化し、飼い猫の寿命は大きく延びています。


しかし、それに伴い高齢猫の認知症も増えているのです。人間の認知症と同じく、猫の認知症も一度発症すると治す事は出来ません。


排泄の意識も無くなりトイレの認識も理解出来なくなってしまうので、猫自身はそんなつもりはなくても床や布団の上等、色んな場所で粗相してしまいます。


生活環境が不衛生にならない様にオムツが必要になるのです。

原因③:泌尿器系の病気

泌尿器系の病気は様々な疾患がありますが、猫は『膀胱炎』になる事が非常に多く、症状の特徴の一つに粗相をするという症状があります。


膀胱炎は早めに正しい治療を受ける事で治癒する事が可能な病気ですが、一時的でも粗相をするようであればオムツは必要になるでしょう。膀胱炎はストレスが原因で起こる事が多いです。


その他にも『尿路結石』という病気も膀胱炎と似た症状が表れます。尿路結石は命に関わる重大な病気なのでいち早い受診が必要になります。

猫がオムツを嫌がる際はどうする?3つの対処法を解説!

猫と暮らした事がある方は良く分かると思いますが、猫は非常に警戒心も強く神経質な子が多いです。


犬と違って服を来る事を嫌がる子も猫の方が断トツに多いでしょう。そんな猫たちですから、いくら飼い主がオムツをはいてほしいと思ってもそれがストレスになる事も考えられます。


猫がオムツを嫌がる場合、どのように対処してあげればよいのか確認すべき点を解説します。


  1. オムツのサイズが合っているか確認する
  2. 市販ではなく手作りしてみる
  3. オムツカバーを使用してみる

対策①:しっぽ付近等、サイズが合っているか確認する

猫用オムツも人間用と同じく規制サイズがあります。サイズが大きすぎると排泄物が漏れてしまったり、猫が簡単に外してしまいます。


反対に小さいと締め付け過ぎて猫が余計に嫌がったり、こすれて肌が荒れて炎症を起こす原因にもなるので注意が必要です。


どちらも猫にとってストレスになってしまうので、必ずサイズの合ったオムツを使用する事を心掛けましょう。

対策②:愛猫に合った手作りのオムツを利用する

猫用のオムツではサイズが合わない・コストが高いという方には人間の赤ちゃん用のオムツで手作りしてあげるのもお勧めです。


サイズの合ったテープタイプのオムツに尻尾を通せる様に丁度良い位置に穴を開けて使用しましょう。


猫用オムツに比べて手間や時間は掛かりますが、サイズ展開も増えてコストも安く済む場合が多いので猫のストレスや飼い主の経済的負担を減らす事が出来るかもしれません。


少しでも猫がオムツを嫌がることなく使えるように工夫出来る事はやってみましょう。

対策③:オムツカバーを利用する

オムツカバーとはオムツのズレを防ぐ為に使用します。


特にしつけを目的としてオムツを使用する場合や、動きが活発な猫の場合、サイズが合っていても思わぬ拍子にオムツが取れてしまう事があります。


毎回オムツがズレたり外れたりすると猫は気になってストレスを感じます。


そういった事を予防する為にオムツカバーは有効です。しかし、市販ではかなりデザインやサイズも限定されてしまいます。


中々合った物が見つからない時はこちらも手作りしてみてるのも良いでしょう。

猫用オムツの4つの選び方を解説!猫用オムツはどう選ぶ?

猫用のオムツ選ぶ上で重要なのものは猫に合った物を選ぶという事ですが、実際にどんなポイントを気にすれば良いのか、選び方は難しいですよね。


しかし、一度合った物に出会えればちょっとの工夫で猫との生活が格段に楽になるでしょう。


次の4つの選び方のポイントを抑えて、愛猫のストレスにならないオムツを選びましょう。


  1. サイズで選ぶ
  2. 犬用オムツ(女の子用)を選ぶ
  3. 香りのないオムツを選ぶ
  4. お知らせサイン付を選ぶ

選び方①:サイズが合ったものを選ぶ

サイズ選びの重要性については先ほどもご説明しましたが、猫のサイズに合ったオムツを選択するというのは基本中の基本です。


排泄物が漏れる原因になったり、猫のストレスをより強くしてしまう原因になりかねません。メーカーごとにサイズ展開を確認し、繰り返しになりますが必ず愛猫に合わせたオムツを選びましょう。


サイズが合っていないとオムツを使用するメリットよりデメリットの方が大きくなる可能性があるので、十分注意してください。

選び方②:犬用オムツを使う場合は女の子用にする

猫のオムツは人間の赤ちゃん用の物も代用出来ると簡単に作り方を含めてご説明しましたが、犬用オムツを使用することも可能です。


しかし、当然の事ですが犬用オムツは猫が使う事を配慮されている商品ではありません。


犬の男の子用のオムツでは想定されている生殖器の位置やその構造上の点から猫が使用すると排泄物を上手く吸収出来ず、漏れてしまう可能性があります。


女の子用のオムツを選ぶことでその心配はなくなりますので、犬用オムツを使用する場合は注意してくださいね。

選び方③:香りの強くないものを選ぶ

猫は非常に嗅覚が敏感で優れている為、強い香りはストレスの原因になります。


オムツの臭いが気になるからと言って香り付きのものを選んだり、香り付きのスプレー等を吹きかける等の行為は止めましょう。


私たち人間にとっての良い匂いが猫たちにとってもそうとは限らないのです。猫は縄張り意識が強く、自分の匂いを大事にして安心感を得ています。


オムツの臭いが気になる場合は早めに取り替えたり掃除する事を心掛け、清潔を保ってあげましょう。

選び方④:お知らせサイン付きのオムツを選ぶと便利!

お知らせサイン付のオムツを選べばいちいちオムツを外して中を確認する必要がない為、飼い主もオムツ替えのタイミングが分かりやすく便利です。


また、オムツの吸収量がオーバーして漏れる前にオムツを取り換えることが出来きます。


こまめにオムツ替えをすることで、蒸れて炎症を起こしたり、長時間お尻周りが不衛生になることを防ぐ事が可能になるので、猫にとってストレスの少ない生活へと繋がります。


お知らせサイン付のオムツであれば、排泄の回数もある程度は把握しやすくなる為、健康管理の面においても便利ですね。

おすすめの猫用オムツとは?人気の商品を比較して紹介!

猫用のオムツ選びを失敗しない為に、人気商品をいくつかご紹介しますので是非参考にしてみてください。


マナーウェア ねこ用

CMでも有名なので、一度は見た事があるのではないでしょうか。猫専用のオムツなので、寝たきりの子でも活発な子でも猫独特の動きに合わせた設計になっています。テープ部分は舐めても剝がれにくくなっているので、グルーミングの多い猫にとっては大変便利なオムツです。


クリーンワン ペットの紙おむつ

犬も猫も使用出来るタイプのオムツです。見た目も可愛く横漏れしにくい形状になっています。テープは何度張り直しをしても粘着性が変わらないのでサイズ調整も失敗しづらいでしょう。


ユニ・チャーム ペット用紙オムツ

便利なお知らせサイン付のオムツです。こちらも犬猫どちらにも使用可能です。伸縮性が高くしっかりフィットしてくれる商品です。何よりオムツ交換のタイミングが分かりやすいのが最大の特徴です。

補足:猫のストレスとは?ストレスの原因や症状、解消法を紹介!

猫のストレスの原因として考えられる事は大きく分けて『生活環境の著しい変化』と『苦手なものからの強い刺激』の二つです。


更に詳しく具体的な例を挙げると、

  • 引っ越し
  • 結婚や出産で家族が増える
  • 多頭飼いを始める
  • うるさく休まる空間がない
  • 来客が多い
  • 過度なスキンシップ

などがストレスの原因になることが考えられます。


これらのストレスを解消するには、


  • 安心できる場所匂いを与える
  • 相性の悪い人間や動物たちとは生活空間を分ける
  • 猫に刺激の強い音等は出さない
  • おもちゃ等でしっかり運動させてあげる
  • 猫との距離感を大切にする
  • おやつや餌は猫の好みのものを与える
以上の点を心掛けましょう。

猫によってストレスの感じ方はそれぞれですが、甘く考えてはいけません。ストレスは時に心身共に重大な影響を及ぼします。

例えそれがオムツ替え一つであっても、猫にとってストレスであれば、繰り返されることで飼い主との関係にさえヒビを入れてしまう事にも繋がるのです。

ストレスの原因は取り除くことが一番ですが、オムツ交換のように避けられない事もあるでしょう。

その場合は、ご褒美をあげたり、撫でてあげたり、必ず別のところで補ってストレスを溜めないようにする工夫が必要なのです。

猫のストレスについて更に詳しい記事はこちらを参考にしてください。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

猫と長く暮らしていれば、病気や怪我で一度は動物病院で治療を受ける事があるでしょう。


現在はペット保険もかなり普及してきていますが、義務化はされていませんし、まだまだ認知度も高いとは言えません。


ペット保険は高額になる医療費を軽減する為のものなので、使わずにずっと健康でいてくれることが飼い主の一番の願いでしょう。


しかし、将来の病気の事は誰にも予想がつきません。もしもの時に慌てるこがないように、事前の加入をお勧めします。


MOFFMEでは、猫のペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っているので是非参考にしてみてください。

まとめ:猫にとってオムツはストレス?上手な付け方等を解説!

猫のオムツについて簡単にまとめました。
  • 介護や病気が原因の排泄障害にオムツは有効的なアイテム
  • サイズや機能面を考えたオムツ選びを!可能なら手作りもお勧め
  • 猫のストレスにはいち早く気づき対処する事が大切
  • ペット保険で急な怪我や病気の治療費に備える

しつけや介護等、オムツを使用する理由もそれぞれですが、猫にとってオムツは正しく工夫して使用すれば必ずしもストレスになるものではありません。


むしろ猫と飼い主の暮らしをより豊かなものにしてくれる大切なアイテムになるものです。大切な猫との時間を快適に過ごせるように、飼い主が正しいオムツ選びをしてあげましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。