内容をまとめると
- 猫が片目をつぶる理由には、愛情表現のほかにストレスや病気の可能性がある
- 病気の場合は、結膜炎や角膜炎、眼瞼炎の疑いがある
- 飼い主さんが、愛猫の「いつもと違う」に気付いてあげることが大切!
- 猫の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
猫が片目つぶるのはストレスが原因でしょうか。愛猫がまばたきやウインク、目をパチパチさせるのは、病気が原因のこともあるので心配ですよね。この記事では猫が片目つぶることとストレスについて、考えられる病気やストレスの原因、吐く等のサイン、発散方法を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫が片目つぶるのはストレスが原因?考えられる病気も解説!
自分の猫が頻繁にまばたきやウインクをする。
飼い主に向かって猫がまばたきすることは1種の愛情表現とはよく聞くけど、そのまばたきの回数が不自然に多く感じる。そんな飼い主さんいらっしゃいますでしょうか。
実はまばたきやウインクには愛情表現にあたるものから、ストレスや病気の可能性のあるものまで様々な要因が含まれています。
その見極めをしっかりしていただくためにもこの記事を最後まで読み、是非とも参考にしてください。
今回「MOFFME」では
- 愛情表現のアイコンタクトや片目つぶる
- もしかしたら病気かもしれない目の動きや症状
- 猫がストレスを受けたときの行動や解決方法
- 今では常識のペット保険加入の推奨
猫が片目つぶるのは何が原因?ストレスや愛情表現等の原因を解説
モデル:MERO&MUMU
まずはじめに猫のアイコンタクトと目のトラブルの違いを猫の表現の仕方から比較し、解説していきます。
猫の目をよく観察していると、飼い主への愛情表現の他に猫が感じているストレスや、病気など様々なことがわかってきます。
そこで
- 猫が見せる愛情表現
- ストレスを感じている時の目の動き
- 普段と違うまばたきは病気かもしれない
①:愛情表現やアイコンタクト
猫の愛情表現は、目や尻尾で表現することが多く、犬のように体全体を使った愛情表現や豊かな表情ではないので少しわかりにくいことが多いです。
目での愛情表現は飼い主の目をみてゆっくりまばたきすることが多く、尻尾の表現では声をかけると尻尾の先を少し揺らすなどして「聞いているよ」などの返事をしてくれます。
アイコンタクトや尻尾以外にも、飼い主が帰宅すると体を擦り付けたり、飼い主の近くによって座るなどの表現があり、普段飼い主がみている行動の中に愛情表現は隠されています。
②:ストレス
猫のアイコンタクトでわかることは愛情表現以外にも、猫が感じているストレスなども表されます。
猫はデリケートな生き物で、簡単な環境変化でストレスを受けやすいため、何かストレスを感じた時は、普段しない仕草をしたり、目の動き、体の動きで表現します。
猫は1分間に3回程度しかまばたきをしないとされていて、頻繁にまばたきをするようになったり片目つぶる、パチパチさせるような仕草があった場合はよくチェックしましょう。
③:病気
片目つぶるなど、まばたきに異常があった場合はストレス以外にも病気ということも考えられます。
例えば目にゴミが入ってしまって、ウインクのように居心地悪そうにしているならまだ軽い異常といったところですが、目に傷ができてしまってウインクのようにする場合もあります。
猫の目の病気には結膜炎や角膜炎などといった、人間の目のトラブルでもよく聞くような症状なども含めて様々なものがあります。
猫が片目つぶる原因として考えられる病気を解説!
モデル:MERO&MUMU
現在愛猫の目に違和感を感じている飼い主のため、ここではより目のトラブルの詳細をお伝えできるように、いくかの病気を例に挙げて解説します。
ここでは
- 病気を疑うべきまばたき・ウインクとは?
- 結膜炎による目やにやまばたき増加。
- 外傷が主な原因、角膜炎。
- まぶたの炎症を起こす眼瞼炎。
- 目視で症状がわかりやすい眼瞼内反症、眼瞼外反症。
こんな場合は要注意!病気を疑うべきまばたき・ウインクとは?
こんなふうに目で病気の症状が発覚するのなら、愛猫の普段のアイコンタクトや片目つぶるは、もしかしたら愛情表現ではなく病気のサインかもしれません。
結論、目の病気の症状として病気を疑うべきまばたき、片目つぶる仕草があり、病気の症状の共通点として、涙の量が増えてまばたきが増える、片目つぶるなどがあります。
目の動きとしてはいつも目をショボショボさせていたり、頻繁に片目つぶることがあったり、単純にまばたきの回数が多いなどは病気を疑うべきかもしれません。
愛猫が普段とどのように違う行動なのか飼い主がしっかり見張り、判断し病気を疑うなら早急に病院に連れていってあげましょう。
それでは簡単に目のトラブルの中でもよく起こる病気を例に挙げて解説します。
考えられる病気①:結膜炎
結膜炎とは目の結膜と呼ばれるまぶたの裏にある粘膜や白目が炎症を起こす病気です。
保護されたばかりの野良猫などにもよく見られますが、目ヤニがたくさん出てしまったり、涙が普段より多くなったりと、まばたきの回数が増える原因となります。
他にも目自体が充血したり腫れ上がってしまう症状で、ウイルス性の猫風邪などによって発症します。
結膜炎にかからないためにも子猫の時期からのワクチン摂取が必要となってきます。
考えられる病気②:角膜炎
角膜炎とは目の角膜と呼ばれる目の表面を覆っている膜が炎症してしまう病気を指し、多頭飼いでの猫同士のケンカで負った外傷などが主な原因となっています。
この角膜炎は猫にとって痛みが強く、痛みを抑えるために目を細めたり、片目つぶる、目をショボショボするような仕草が見られます。
多頭飼いの猫のケンカ防止の方法として、各猫1匹1匹に清潔で寛げるテリトリーを作ってあげることで、ケンカが減少し怪我も抑えることができます。
考えられる病気③:眼瞼炎
眼瞼炎(がんけんえん)は眼瞼(まぶた)に発症した炎症を指します。上瞼、下瞼共に発症することがあり、原因も様々なものがあります。
原因としましては、アレルギーや細菌などの感染、他の猫とのケンカで負った外傷や免疫の異常など多岐に渡ります。
症状としては目周りが赤く腫れ上がったり、涙の量が増えたりし、猫から読み取れるサインとしては目の周りを頻繁に擦ったり、まばたきが多くなったりします。
考えられる病気④:眼瞼内反症・眼瞼外反症
眼瞼内反症と眼瞼外反症は共にまぶたのめくれが原因で発症してしまう病気を指します。
眼瞼内反症はまぶたが内側に巻き込むようにめくれ、まぶたが直接眼球などに触れ激しい痛みを伴います。まぶたの痙攣や眩しそうにするなどの症状が見られます。
眼瞼内反症の原因として1番にあげられることはやはりまぶたそのものの形であり生まれ持った形が原因になることもあれば、外傷の治癒後のまぶたの変形などがあたります。
眼瞼外反症は眼瞼内反症とは反対にまぶたが外側にめくれてしまい、本来まぶたに守られているはずの眼球が余計に露出してしまい、乾燥などを引き起こしてしまいます。
眼瞼内反症と眼瞼外反症はこれまで紹介した目の病気よりも、より見た目に現れやすいので早期の発見がしやすく、本来猫がかかるのは犬などに比べて稀です。
猫のストレスとは?原因や片目つぶる以外の症状、解消法を解説!
モデル:MERO&MUMU
ここからは猫のストレスとはどういったものなのか、ストレスの原因やその症状の現れ、片目つぶるやその簡単な解決方法などを解説していきます。
1匹のみで飼っている猫と2、3匹で飼っている多頭飼いではやはり猫のストレスの感じ方は変わってきて、自分の猫の立場に立って考えてみてください。
ポイントとして
- 多頭飼いでよくあるストレスの受け方
- 片目つぶるなどの猫のストレス行動
- 簡単な猫のストレス解消法
猫のストレスの原因は?多頭飼いや室内飼い等の原因を解説!
デリケートな猫がストレスを受ける原因は様々あり、多頭飼いや室内飼いならではのストレスの受け方などもあったりします。
多頭飼いの場合、猫は飼い主の家の中で1匹1匹に割り当てられたテリトリー、縄張りがあり、それらを大きく害されるとストレスに感じてしまうことがあります。
多頭飼いであればみたことのある光景かもしれませんが、特定の猫しか登らない場所、寛ぐ場所、特定の猫だけがよくいて他の猫が普段いない場所などがテリトリーにあたります。
お気に入りのおもちゃで遊んでいて、その近くを他の猫が通るだけで唸ったり、ケンカが勃発します。2、3頭飼っている方はよく理解できるかと思います。
室内の多頭飼いの猫はお互いに仲間、家族であると同時にライバルでもあり、人間同様思い通りにならないと心のどこかでストレスを感じてしまうのは当然です。
猫のストレス行動は?片目つぶる、嘔吐やイライラ等の症状を解説
実際に猫がストレスを受けそのイライラが現れる片目つぶるや比較的深刻に感じる嘔吐や飲食の変化など解説していきます。
片目つぶる症状はここまでで解説してきたように、多頭飼いでケンカなど影響した外的要因が多くありますが、病気の場合もあるので要観察です。
また過度なストレスにより飲食後に吐き戻しをしてしまう猫も見受けられます。吐くことはストレスからくるもの、食道や内臓の異常などが当てはまります。
ストレスからくるものであれば飼い主の暮らしの工夫で解決できますが、嘔吐が長期化し内臓や食道の異常を疑う様であれば、言わずもがな病院へ連れていきましょう。
猫のストレス発散法を解説!構いすぎない、運動させることが大切
猫は勝手気ままで自由奔放、猫がかまって欲しい時だけ歩み寄ってきて、自分が満足したらどこかへ去っていくなんてイメージが強いかと思いますが、
あくまでそれは傾向であって、世の中に甘えん坊な猫はたくさん存在します。
そんな甘えん坊でたくさん構って欲しい猫ほど、飼い主が1泊2日や長期的に家を明けると、かなりのストレスに感じてしまうことが多いため、普段から構いすぎないことが重要です。
また室内飼いの猫は運動不足からストレスを感じやすいことが多く、多頭飼いなら気ままに一緒に遊んでいることを多く見ますが、1匹ではそうはなりません。
飼い主が積極的におもちゃなどを使い遊んであげることが運動不足やイライラを解消になります。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
この記事では猫の目の病気や片目つぶる症状など、心配になることばかりを紹介しましたが、少しでも安心できるようにペット保険もご紹介させていただきます。
ペット保険とは人の保険と同じように、ペットにかける保険で、月々安いものでは1,500円ほど、高いもので4,000円程度の保険料で通院費や医療費を負担してくれる保険です。
1回の通院、入院、手術などに適用が可能なものが多く(1回の限度額が設定されている)、ペットの病気などは、長引くと高額な医療費を払い続けてしまうことが多くなります。
MOFFMEでは、猫のペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っておりますので、検討している方は是非参考にしてみてください。
まとめ:猫が片目つぶる意味とは?ストレスや病気を要チェック!
いかかでしたでしょうか。片目をつぶる意味には愛情表現からくるウインクの様なものから、病気の症状として疑った方がいいものまで紹介しました。
片目つぶる以外にも多頭飼いや室内飼いのそれぞれのストレスの感じ方や、その症状、食が細くなったり原因不明で吐き戻してしまうなどもみられます。
この記事では
- 愛情表現と勘違いしやすい片目つぶる
- 比較的多い目のトラブルの紹介
- ストレスを受けた猫の行動とその解消法
- ペット保険の加入はお互いのため