ペットローンの審査は甘い・厳しいのでしょうか。ショップ等で紹介されるペットローンですが、審査基準や特徴、利用時の注意点が気になりますよね。また審査に通らなかった際の対処法はどうすれば良いでしょうか。この記事では口コミ・評判を交えながらペットローンを解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペットローンの審査とは?審査基準や利用時の注意点を解説!
ペットショップで一目惚れしてしまった犬や猫がいるけれど、一括で購入するのは難しい。そんな時に利用できるペットローンですが、審査は甘いのでしょうか?それとも厳しいのでしょうか?
今回「MOFFME」では
- ペットローンの概要や目的
- ペットローンの種類
- ペットローンの審査条件
- ペットローンの審査が厳しい理由
- ペットローンの審査に落ちてしまう主な原因
- おすすめのペットローンと口コミ
- ペットローンが使えない場合の対処法
どうしても家族に迎えたいペットがいるけれど、購入費用が用意できないなどの事情がある方は、ぜひこの記事を最後まで読んでペットローンの内容や審査について確認してくださいね。
またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
そもそもペットローンとは?利用できる場合や必要な審査も解説!
ペットローンを利用すればペットを購入する際、その費用を分割払いにできます。
特に希少種や優れた血統を持つ犬や猫は高額であるため、ペットローンは魅力的な印象を受けますが、どのような場面で利用できるのでしょうか。
ここでは
- ペットローンとはどのようなローンなのか
- ペットローンが使える対象
- ペットローン申込時の審査
そもそもペットローンとはどんなローン?
ペットローンとはペットショップで犬や猫などを購入する際に、一括ではなく分割で購入費を支払う契約です。
血統種の犬や猫の購入費用は30万円を超えることも珍しくありません。
「どうしてもこの子を迎えたい!」と感じた犬や猫がお金を工面している間に他に家庭に迎え入れられてしまうおそれもあるため、現在の手持ちが足りなくても運命の子を諦められない方もいることでしょう。
そのような時に利用できるのがペットローンであり、ショップが提携している信販会社を利用する方法と、銀行に申し込みをする方法の2種類が存在します。
クレジットカードで生体が購入できるショップもありますが、カードの分割払いやリボ払いに比べると、ペットローンのような目的型ローンの方が金利が低いというメリットがあります。
ペットローンはどんな場合に使える?購入費用以外にも使える!
銀行で目的型ローンとして扱われているペットローンのなかには、手術など高額な医療費の支払いや、毎年摂取するワクチンやトリミング代、ペット用品購入費用に利用可能なものもあります。
そのため、生体代金以外にも使いたいという場合には銀行のペットローンが便利でしょう。
一方でショップのローンはその場で申し込みができるため、スピード面で優れています。
銀行のペットローンはネット経由で申し込みをした後、実際に使えるまでに2日以上の期間が必要です。
どうしても迎えたい子がいて銀行のペットローンを利用する場合には、ペットショップに購入予約ができないか相談してみましょう。
ただしペットローンの利用には確実に返済できるかの審査が必要!
銀行が提供している目的別ローンは、カードローンなどに比べて金利が低く設定されています。ペットローンも金利が低く、銀行のものであれば年利は3〜10%のものが主流です。
高金利の貸付であれば万一返済が滞っても、これまでの利息分で貸したお金の回収が望めますが、低金利の貸付では確実に全額を返済してもらわないと貸主が赤字になってしまうおそれがあります。
そのため低金利の借り入れでは金融機関の審査も厳しくなり、確実に返済できる人にしか貸付が行われない傾向が強まるのです。
便利なペットローンですが、利用時には確実に返済できるかを見る審査があるので注意が必要です。
ペットローンの審査基準とは?厳しい理由、落ちる原因も解説!
低い金利でペットの関する様々な出費を助けてくれるペットローンですが、審査は厳しい傾向にあります。
ここでは
- ペットローンの審査基準
- ペットローンの審査が厳しい理由
- 審査に落ちる原因
- 審査に落ちた時の注意点
ペットローンの審査基準とは?審査される項目を徹底解説!
ペットローンの審査では、申込者の年収だけではなく収入が安定しているかも重視されます。
これは前年度の年収が高額であったとしても月々の収入に浮き沈みがある場合、継続してローンの返済ができるか判断が難しいためです。
そのため会社員や公務員といった安定した収入を得られる職業に就いている人の方が、契約社員やアルバイト勤務の人よりも審査に通過しやすいでしょう。
また借入希望額に対して収入が低く、返済能力が認められない場合や、現在の勤務先での就労期間が短すぎる人(1〜3年以下など)も、審査では不利となります。
ローンの申込みを受けた金融機関は、必ずCICやJICCといった信用情報機関に与信情報を照会します。
信用情報機関には、その人が現在どこからいくら借り入れをしているか、返済は遅滞なく行われているかといった情報が登録されており、既に高額な借り入れをしている、他社の借り入れの返済が遅れている等が発覚した場合、審査に通るのは困難です。
心配な場合は、ローン申込前に信用情報機関に開示請求をかけて自身の与信情報を確認することをおすすめします。
ペットローンの審査はどうして厳しい?理由を解説!
金利が低いローンの審査は厳しくなると説明しましたが、ペットローンの審査が厳しい理由は他にもあります。
例えば住宅ローンを組む場合には購入する土地や建物を担保にして貸付を行うため、万一返済が滞っても土地や建物を差し押さえて売却すれば、金融機関が受けるダメージも少なくて済みます。
同様にカーローンの場合も返済が終わるまで車の所有権は売り主の元にあるため、返済が困難になった場合には売り主は車を引き上げて処分することができるのです。
しかしペットローンの場合、生きている動物を担保にするわけにはいきませんし、返済ができなくなった相手のペットを差し押さえてもあまりメリットは得られません。
無担保で低金利という特徴を持つため、ペットローンの審査は厳しくならざるを得ないのです。
ペットローンの審査になぜ落ちる?落ちる原因を徹底解説!
収入も安定しており、現在の勤務先での就労期間も長いのにも関わらずペットローンの審査に落ちてしまったという場合、以下のような原因が考えられます。
- 他社で既に高額な借り入れをしている
- クレジットカードや携帯電話の分割購入代金等の返済が遅れたことがある
- 自己破産や任意整理などの債務整理をして間もない
- 信用情報機関に何も情報が登録されていない
補足:一度審査に落ちると、しばらくは申し込めないことに注意!
半年以内にクレジットカードやカードローンに複数申し込みをしている人も、ペットローンの審査に落ちる可能性があります。
信用情報機関にはローンやクレジットカードの申込みをした履歴も登録されるため、短期間に複数の金融商品に申し込んでいる人は「お金に困っている」「怪しい」と判断されてしまうのです。
ローンやクレジットカードを申し込んだ履歴は約6ヶ月間で消えるため、一度ペットローンの審査に落ちてもすぐに他社に申し込まず、少なくとも6ヶ月待つことをおすすめします。
おすすめのペットローンはどこ?口コミ・評判と共に紹介!
ショップのものと違い、銀行のペットローンは貸付可能額が高い、返済期間が長めに設定できるなどのメリットがあります。
では銀行のペットローンのなかで、特に人気が高く評判がよいものはあるのでしょうか?
ここでは銀行のペットローンのなかでも人気が高い
- イオン銀行のペットローン
- スルガ銀行のペットローン
①:イオン銀行ペットローンの特徴と口コミ・評判
イオン銀行が提供しているのペットローンには、以下のような特徴があります。
- 保証人・担保不要
- 年利3.8〜8.8%
- 貸付可能額10万〜700万円
- 返済期間1〜8年
②:スルガ銀行ペットローンの特徴と口コミ・評判
スルガ銀行提供しているのペットローンには、以下のような特徴があります。
- 保証人・担保不要
- 年利6.0〜12.0%
- 貸付可能額10万〜100万円
- 毎月の返済額3,000円〜
またスルガ銀行は「どうぶつ医療ローン」という医療費に特化したローンも展開しています。医療ローンは年利が4.0〜7.5%、貸付可能額が100万〜800万(高額医療プラン申込時)です。
利用者の口コミとしては「借入金額が低ければ、返済額も低額で済んで負担がない」「スルガ銀行は審査が早い」といったものが目立ちます。
ペットローンが使えない場合はどうする?対処法を徹底解説!
先に説明した通りペットローンは審査が厳しい傾向にあるため、申込時の状況によっては借り入れができない可能性も考えられます。
ペットローンが使えない場合には、どのような対処法があるのでしょうか?
ここでは
- ペットローンの代わりにカードローンを使う方法
- カードローンのデメリットと注意点
ペットローンが使えない場合はカードローンもおすすめ!
ペットローンの審査に通らず、ショップでクレジットカードも使えない場合などには、借り入れたお金の用途に制限のないカードローンを申し込むこともおすすめです。
大手消費者金融のカードローンは最短で即日融資が受けられるうえ、アルバイトの方でも借り入れ可能となっています。
ブリーダーから直接犬や猫を迎えたいという場合や、銀行の審査結果が出る前に希望の子が他の人に飼われてしまうかもしれない、といった際にもカードローンはおすすめの資金調達法と言えます。
カードローンのメリット・デメリットとは?利用時の注意点も解説
審査も早く、銀行やショップのローンに比べて審査条件も甘いと言えるカードローンですが、デメリットも存在します。
まず消費者金融のローンは銀行の目的型ローンに比べて金利が高く、大手消費者金融の年利は概ね3.0~18.0%とされています。
そのため使いすぎてしまうと返済しても元本が減らず、完済するまでに多額の利息を支払うことになってしまうのです。
また審査が甘いと言っても、信用情報機関に事故情報が登録されている人や他社で複数の借り入れをしている人などは融資を受けられません。
しかし大手消費者金融は「初回借入時は30日間無利息」といったキャンペーンを行っていることも多いため、急いでいる場合にはカードローンで資金調達をして、無利息の期間に銀行のローンに借り換えるといった使い方も可能です。
利息の支払いで自転車操業になってしまう、といったことが無いよう、ご自身の収入とのバランスを考えながらカードローンを利用しましょう。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
ペットを飼う時には生体購入費や飼育用品などの出費が発生します。
そのためお迎えする時が一番ペットに関する費用が嵩むと思われがちですが、実は最もお金がかかるのはペットが病気になってしまった時なのです。
公的な保険制度がないため、継続的な通院や手術が必要になった時、ペットの医療費は短期間で100万円を超えてしまうことも珍しくありません。
どうしてもこの子がいい!と希望して迎えたペットの医療費に困らずに済むよう、ペット保険についても検討しておきましょう。
ペットローンの返済に加えて保険料なんて負担が重すぎる、と考える方もいるかもしれませんが、必要な補償内容を厳選すれば月々の保険料が低いプランも数多くあります。
MOFFMEのペット保険の一括比較サービスを使えば、保険探しも楽に行なえます。
またMOFFME内にはペット保険の口コミや選び方を紹介した記事も多数掲載されているため、ぜひ保険選びにお役立てください。
まとめ:ペットローンの審査とは?審査基準等を徹底解説!
今回はペットローンの特徴や審査について説明致しました。
この記事のポイントは
- ペットローンには銀行のものとショップのもの2種類がある
- 銀行のペットローンは生体購入費以外にも利用可能
- ペットローンの審査は無担保・低金利のため厳しい
- ペットローンの審査時には年収や勤務年数などが確認される
- 審査が心配な場合は信用情報機関の情報を確認しておく
- イオン銀行とスルガ銀行のペットローンが人気
- ペットローンの代替として消費者金融のカードローンを使う方法もある
- カードローンは利息が高いため使い方に注意