オス猫のマーキングはどうやめさせるのが良いのでしょうか。去勢後でも発情した様にスプレー行為をする場合には臭いやおしっこ等に悩みますよね。またいつから発情が始まるでしょうか。この記事ではオス猫のマーキングについて、原因ややめさせるための方法を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるオス猫のマーキング行為の原因とやめさせる方法を徹底解説!
- マーキングとスプレー行為の違い
- マーキングの原因
- 対処方法
そもそもオス猫のマーキング、スプレー行為とは何のこと?
- マーキングの意味や行動
- スプレー行為の意味や行動
オス猫のマーキングとは?意味や時期、行動について解説!
オス猫のマーキング行為を、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
マーキング行為とは、自分の縄張りに匂いを残す行為を指しています。
家の家具や飼い主の足に体を擦りつけてくる行動を、マーキングと言います。
また、猫特有の爪とぎをするのもマーキングの一種です。
自分の縄張りを示すマーキングに、特定の時期はなく1年中行います。
一般的にこれらのマーキング行為は、自分の匂いを付けることで、自分の安心できるスペースを作っていると考えられています。
オス猫のスプレー行為とは?意味や時期、行動について解説!
スプレー行為とは、マーキングの一種に含まれる行動です。
マーキングの中でも、飼い主が悩んでいる行為はスプレー行為を指すことが多いです。
スプレー行為とは、いつもより濃いおしっこを少量だけ排尿する行動を指します。
自宅はもちろん、他人の家や旅行先でもスプレー行為をしてしまうオス猫がいるため、飼い主は悩んでることでしょう。
しかし、スプレー行為にも意味があり、原因を知る必要があります。原因については後術するため、ぜひ参考にしてください。
補足:なぜ室内でのスプレー、メスのスプレーがあるのか?
オス猫がマーキングやスプレー行為を行うのはなぜ?原因を解説!
- 性的行動
- 防衛・威嚇行動
- 転位行動
①:交配相手、メス猫に自分をアピールする性的行動
②:競争相手に自分の存在を誇示する防衛・威嚇行動
③:不安・葛藤・ストレスを解消する転位行動
オス猫が不安やストレスを感じている場合に行うスプレー行為の原因は「転位行動」と呼ばれます。
転位行動とは、動物が様々な葛藤状況に置かれた時に行う、状況に関係のない行動のことです。
そのため、行動ではスプレー行為をしていたとしても、原因はその他にあることが多いのです。
前述した性的アピールや防衛・威嚇行動に当てはまらない場合は、ストレスや葛藤があるのかもしれないと考えましょう。
オス猫のマーキング、スプレー行為の5つの対処法を徹底解説!
ここまでオス猫のマーキングについて、行動の意味から原因まで紹介しました。
オス猫の思考が理解できたら、次は対処法を理解しましょう。
そうすれば、愛猫との生活がより良いものとなり、お互いにストレスがなくなるはずです。
そこでここでは
- 去勢手術
- 清潔保持
- トイレシーツの活用
- 無視をする
以上のことを中心に解説していきます。
オス猫のマーキングで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
①:去勢手術を行う
去勢をしていない場合は、去勢手術を行うのが1番です。
去勢を行っていないオス猫は、性欲がありメス猫を探すようになります。
その結果、スプレー行為を行ってしまうのです。
しかし、ある程度年齢を重ねスプレー行為を覚えてしまったオス猫は、去勢をしてもスプレー行為をやめない場合があります。
したがって、スプレー行為を防ぐために去勢を考えるのであれば、生後6ヵ月から1歳になるまでの間に去勢を行いましょう。
一般的にオス猫は、生後7ヶ月から1歳の間に性的熟成を終えます。
それまでに去勢ができなければ、スプレー行為を覚えてしまう可能性があるため、注意してください。
②:スプレーされた場所は徹底的に綺麗にする
猫は人間よりも嗅覚が優れているため、自分がスプレーをした場所を匂いで覚えてしまいます。
そのため、掃除をせずに放置していると同じ場所にスプレーをしてしまうのです。
掃除と言っても表面上だけ拭き取っても、匂いが残っているため、猫は同じ場所にマーキングをしてしまいます。
掃除をする時は、以下の点に注意しましょう。
- スプレー行為をした時は、すぐに濡れた雑巾やペーパーで拭き取る。
- 拭き取った後は、アルコールや消臭スプレーで匂いを消す。
この2つに注意するだけでも、匂いが残りにくくなり、猫は同じ場所にスプレー行為をしなくなるでしょう。
③:決まった場所にスプレーする場合、トイレシーツを貼る
既に癖がついてしまい、改善するよりもその場で対処できる方法を知りたいという方におすすめなのが、トイレシーツの活用です。
スプレー行為をする場所が分かり切っている場合は、掃除の手間を少なくするためにもトイレシーツは優秀な味方になります。
特に、1人暮らしや共働きで家を留守にすることが多い人は、トイレシーツを活用してみましょう。
しかし、特定の場所が決まっていない場合は、家中がトイレシートだらけになるため、あくまで場所が決まっている時だけ利用できる方法だと理解しておいてください。
④:ストレスが原因の場合、ストレス原因を取り除いてあげる
ストレスが原因でスプレー行為をしている場合は、ストレスを取り除いてあげるのが1番です。
そこで愛猫が何に対してストレスを感じているのかを探ることから始めましょう。
オス猫がストレスを感じる原因は以下のようなものがあります。
- 新しいペットが増えた
- 引っ越しや新しい家具など家の環境が変わった
- 飼い主との時間が少なく寂しい思いをしている
- トイレが汚い・場所が悪い
猫がストレスを感じてしまう原因は、猫の性格や環境により大きく違ってきます。
そのため、上記で紹介したこと以外にもストレスを感じる原因は多くあるのです。
したがって、まずは愛猫のストレスの原因を探り、少しでも解消できるように関わってあげましょう。
⑤:家族の反応強化が原因の場合、あえて無視する
スプレー行為をしている時に、家族が過剰に反応してしまうとオス猫は「喜んでもらえた」「かまってもらえた」と勘違いしてしまいます。
そのため、普段から過剰に反応してしまっている場合は、スプレー行為をしたとしても無視をしてみましょう。
例えば「もぉ~。〇〇ちゃんまたおしっこしたの?」「あー!〇〇がおしっこしてる!」などといった反応を無くすということです。
人間の言葉が分からない猫にとって「反応=褒められた」と思ってしまうのです。
もちろん、怒るのも避けましょう。
オス猫自身はスプレー行為を悪いと捉えておらず、実際猫が生きていくために必要な行為なのです。
人間と暮らし始めたからこそ、ダメなことと認識されていますが、実際は猫にとって普通のことだと理解しておきましょう。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
オス猫のスプレー行為には、さまざまな原因があると前述しました。
中には、長期の通院や治療が必要になる病気が隠れている可能性も十分あります。
長期間動物病院に通うとなると、治療費だけで高額になることがほとんどです。
というのも、ペットの治療費は100%飼い主負担なのです。
そのため、少しの体調不良なら自宅で様子を見ようと考えてしまう飼い主もいるでしょう。
しかし、症状が強く表れた時には、病気が進行してしまい取り返しのつかないことになっている場合もあります。
そこで、治療費を考えずに最適な治療を受けさせるためにもペット保険を利用しましょう。
プランによっては、治療費がほとんど返還されるのがペット保険です。
MOFFMEでは、猫のペット保険の一括比較サービスや口コミ・評価を取り扱っているため、ペット保険選びで悩んでいる飼い主は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:オス猫のマーキング行為の原因、防止する方法を解説!
オス猫のマーキング行為の原因や防止方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回の記事のポイントは
- スプレー行為はマーキングの一種
- スプレー行為はメス猫でも行う場合がある
- 原因は「性的行動」「防衛・威嚇行動」「転位行動」の3つ
- 「去勢手術」「清潔を保つ」「トイレシーツの活用」「ストレス発散」「無視」で対処する
でした。
スプレー行為には、病気が関係していることもあります。
そのため、万が一に備えてペット保険の加入がおすすめです。
MOFFMEでは、他にも読んでおきたいペットに関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。