愛犬や愛猫などペットが怖がることの一つに『雷』があります。飼い主として怯えるペットをどう支えてあげれば良いのでしょうか。この記事では、ペットが雷を怖がった際の対処法と予防策、留守中のペットの様子が気になる時の対処法を解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるペットが雷を怖がる時、どうすればいい?予防策や注意点を紹介
犬や猫などのペットを飼っていると、突然の雷や花火に怖がってしまうことは無いでしょうか。
ペットは雷や雷雨、雨や花火などの大きい音が苦手です。
実際雷や花火は大きな音ですし、その音が苦手で恐怖心を抱いてしまうペットも少なくありません。
また、花火や雷の音にびっくりして逃げてしまい、迷子になるペットも増えています。
大きな音で迷子になってしまうペットがいるのは、驚きますよね。
しかしながら、突然の雷雨や雷など自然災害を防ぐことは出来ません。
そのため自然災害から発生してしまう雷にどう対応すればいいのか、困っている人もいるかと思います。
今回のMOFFME記事では、
- ペットが雷を怖がる理由を解説
- ペットの『雷恐怖症』ってなに?
- ペットが雷を怖がる際の予防策を紹介
- ペットが雷を怖がった時の対応策を紹介
- ペットが雷を怖がった時に『やってはいけないこと』を紹介
このような内容を解説していきます。
ペットが雷に怖がる場合や、その時の対応が分からない方は、是非kの記事を読んでみて下さいね。
ペットが雷を怖がる理由を解説
では、なぜペットは雷に対して怖がるのでしょうか。
初めての場合、音に慣れていないからであり、音に慣れたら恐怖心を払拭できるのではないかと考えている人もいるかと思います。
もちろん、それも1つの方法としてありますが、ペットが雷を怖がる理由の1つとして、過去のトラウマなどが考えられます。
過去のトラウマがあると、音に慣れさせて克服するのも、難しくなりそうですよね。
またこれ以外にも、ペットが雷を怖がる理由としては、いくつか考えられます。
まずは、その理由から見ていきましょう。
ここでは、
- 防衛本能
- トラウマ
- 飼い主が怖がるから
ペットが雷を怖がる理由① 防衛本能
ペットが雷を怖がる理由の1つ目として、防衛本能が考えられます。
まずこのような行動をする理由として、元々犬や猫は警戒心が強いことが考えられます。
そのため、ペットは雷のような怖い音から身を守ろうとします。
人間も、自分の身が危ないかもしれないと思うと、まずは身を守ろうとしますよね。
このように、ペットは雷から身を守るための防衛本能が働くことで、雷を怖がっているということが考えられます。
ペットが雷を怖がる理由② トラウマ
ペットが雷を怖がる理由として2つ目は、トラウマが考えられます。
過去の経験に恐怖を感じていると、過去のトラウマとなってしまいますよね。
これはペットも同じです。
以前に雷を経験し恐怖を感じていた場合、雷が鳴ることで、過去のトラウマを思い出してしまうのです。
またペットは人間には気づかないような、微細な気圧や臭いの変化などを敏感に感じ取ることが出来ます。
そのため、その些細な変化から、雷の状況を認識して怖がっている場合もあります。
気圧や臭いの変化など、敏感に感じてしまうからこそ、より怖くなってしまうのかもしれません。
ペットが雷を怖がる理由③ 飼い主が怖がるから
ペットが雷を怖がる理由として、飼い主が怖がっているからということが考えられます。
ペットは飼い主が怖がっているのを察知することで、ペット自身も不安になったり、心配している可能性もあります。
愛犬などは、飼い主の様子をよく観察しており、飼い主の行動は、ペットに大きな影響を及ぼします。
飼い主自身の行動で、ペットを不安にさせてしまうのは、嫌ですよね。
このことからも、愛犬などペットを安心させるためには、飼い主自身が怖がることなく、安心できる雰囲気を作ることが大切であると言えますね。
ペットの『雷恐怖症』ってなに?
雷恐怖症というものを聞いたことはあるでしょうか。
雷が発生したときに、強いパニック状態を起こしたときに見せる異常行動として、雷恐怖症と呼ばれるものがあります。
雷恐怖症では、具体的な症状はペットによっても異なり、様々です。
例えば、吠える場合もあれば、嘔吐や下痢をしてしまったり、体が震える場合もあります。
このように、ペットにとって雷は大きなストレスであり、様々な体調不良を引き起こす原因であることが考えられますね。
また過度のパニック状態になってしまっていると、最悪の場合死に至ることもある危険なものです。
ここでは、雷恐怖症について詳しく見てきましょう。
雷恐怖症の主な症状
先ほども少し説明しましたが、雷恐怖症の症状は、ペットによって様々です。
具体的に見ていくと、ペットの雷恐怖症の主な症状としては、
- 息遣いが荒い
- よだれをたらす
- 吠える
- 体が震える
- その場から逃げようとする
- 落ち着きがない
- 地面を掘ろうとする
- 下痢をする
- 嘔吐をする
- 食欲不振
ペットが雷でショック死することはほぼない。でも、、、
雷上不詳のペットがショック死することはほとんどありません。
しかし、パニック状態になっている場合、怪我や事故につながることがあります。
そうなると最悪の場合、死につながってしまうことも考えられます。
これは最悪の場合ですが、雷恐怖症はとても危険な可能性があるということが分かりますね。
このようにならないようにするためにも、予防策や対策を練り、実行することが必要ですね。
ペットが雷を怖がる際の予防策を紹介
ペットが雷を怖がることで、危険な状態につながってしまうということは、理解できましたでしょうか。
このように考えると、自分の愛犬なども、雷に対して大丈夫なのか、心配になりますよね。
このように、ペットが雷を怖がる場合の予防策として、
- クレートトレーニング
- CDやフリー音源
ペットが雷を怖がる際の予防策① クレートトレーニング
まずペットが雷を怖がる際の予防策として、クレートトレーニングと呼ばれるものがあります。
クレートとは、犬のハウスとして用いられるケースのことを指します。
ゲージなどとは違い持ち運びができ、また犬の体がちょうど収まるくらいの狭い場所になっているのが特徴です。
では、このクレートがなぜ雷の時に役にたつのでしょうか。
このクレートは、ペットにとってこもれる場所であり、安心できる場所でもあります。
そのため、雷など怖い思いをした場合に避難する場所として、このクレートを用いることで、ペットは安心することが出来ます。
しかしクレートの中に入ることは、すぐにできるようになるものではないので、少しずつ慣れさせていく必要があります。
ペットが雷を怖がる際の予防策② CDやフリー音源
ペットが雷を怖がる際の予防策として、CDやフリー音源で雷の音を聞く方法があります。
まず最初に、できるだけ小さな音で聞かせ、吠えるなどなく静かに聞けたらご褒美をあげます。
食べているときに音を大きくしていき、途中で食べるのを止めてしまったら、不安を感じ始めているサインです。
食べるのを止めたら次は音を小さくし、食べるのを再開することが出来たら、またご褒美をあげます。
このようなトレーニングを定期的に繰り返し行うことで、少しずつ大きい音への抵抗を減らせることが出来ます。
ペットの反応を見ながらなので、時間もかかり大変ですが、ペットが雷に対する恐怖心が少し緩和できると思うと、嬉しいですよね。
ペットが雷を怖がった時の対応策を紹介
これまで、ペットが雷を怖がるときの予防策について見てきました。
しかし予防をしていても、実際雷が鳴ったときどう対処すればいいの?と思う方もいるかと思います。
その方のために、ここでは、ペットが雷を怖がった時の対応策を紹介します。
- 生活音で気を逸らす
- 雷=ご褒美だと思わせる
- 基地に連れていく
- サプリや薬を使う
- たすき掛け
ペットが雷を怖がった時の対処① 生活音で気を逸らす
まずペットが雷を怖がった時の対処法として1つ目は、生活音で気を逸らすということがあります。
日常の生活音は、普段から聞いているため、ペット自身も聞きなれている音です。
そのため、テレビなどいつもの音をかけることで、雷の音をかき消してあげることも1つの方法です。
そうすることで、ペット自身も少し気がまぎれ、恐怖が緩和されることが考えられます。
掃除機など大きな音をあえてかけるのも、雷の音がかき消されて良いかもしれませんね。
ペットが雷を怖がった時の対処② 雷=ご褒美だと思わせる
ペットが雷を怖がった時の対処法として2つ目は、雷=ご褒美だと思わせることです。
例えば、雷が鳴り、落ち着きをなくしてしまっていたら、何か合図をしてみて下さい。
もし、それが出来たら、ご褒美をあげましょう。
このように、雷が鳴ったときにご褒美を与えることで、雷=ご褒美だと思わせることが出来ます。
こうすれば、気がまぎれ、恐怖心も徐々に解消することが出来るかもしれません。
ペットが雷を怖がった時の対処③ 基地に連れていく
ペットが雷を怖がった時の対処法として3つ目は、基地に連れていくことです。
ここでいう基地とは、安全な場所のことです。
寝室やクローゼットなどの場所が好ましいです。
また、窓がある部屋の場合、光ったときに雷を予測してしまうことも考えられるので、なるべく外が見えないように、カーテンなどを設けると良いでしょう。
基地にはペットが安心できるように、おもちゃやおやつなどを準備します。
飼い主が一緒に寄り添ってあげることで、より安心感を得ることが出来るのではないかと思います。
また、外出時などで留守番をさせているときに雷が鳴ってしまうこともあるかと思います。
夏場などは特に突然天気がくずれることがあるので、留守番をさせるときは、安全な場所を作ってから、外出するようにしましょう。
ペットが雷を怖がった時の対処④ サプリや薬を使う
ペットが雷を怖がった時の対処法として4つ目は、サプリや薬を使うことです。
しかし、サプリや薬などは、手段の1つとしてありますが、楽に使えて効果がある良いものというわけではありません。
そのため、使用するのはどうしてもの場合のみにし、自己判断をせずかかりつけの動物病院に行き、獣医師に相談してみてください。
獣医師の指示の元、使うかどうかを判断すると良いでしょう。
ペットが雷を怖がった時の対処⑤ たすき掛け
ペットが雷を怖がった時の対処法として5つ目は、たすき掛けがあります。
たすき掛けとは、タオルで体を一定の力で締め付けることで、緊張や不安を軟げることが出来るものです。
特に抱っこをされるのが好きなペットの場合は、飼い主に抱っこをされている感覚になり、安心しやすいのかもしれませんね。
ペットが雷を怖がった時に『やってはいけないこと』を紹介
これまで、ペットが雷を怖がったときの対策について、説明してきました。
対処法は、気軽に実践できそうなものも多く、役に立ちそうですよね。
一方で、ペットが雷を怖がっているときに「やってはいけないこと」もあります。
では具体的にどのような行動なのでしょうか。
ここでは、ペットが雷を怖がった際のNG行為として、
- 放っておく
- 部屋に閉じ込める
- 飼い主も怖がる
ペットが雷を怖がった際のNG行為① 放っておく
ペットが雷を怖がった際のNG行為の1つ目は、放っておくことです。
雷に対し、恐怖を感じているにも関わらず、飼い主にも放っておかれてしまったら、ペットは余計に不安を感じてしまいます。
通常通りを振る舞いながらも、ペットのことを気にかけ、抱っこをしてあげたり、優しい声をかけてあげると良いでしょう。
そうすることで、ペットも安心することができ、不安が少し解消するでしょう。
ペットが雷を怖がった際のNG行為② 部屋に閉じ込める
ペットが雷を怖がった際のNG行為の2つ目は、部屋に閉じ込めることです。
ペットが雷に恐怖を感じ怖がっているとき、部屋に閉じ込めてしまうと、さらにパニックになってしまう場合があります。
しかし中には落ち着いたり安心する場合もあるため、ペットにより個人差があります。
もしさらにパニックを起こしてしまうと、自分自身を傷つけてしまったりする場合も考えられます。
ペットにあった対応が重要になりますね。
ペットが雷を怖がった際のNG行為③ 飼い主も怖がる
ペットが雷を怖がった際のNG行為の3つ目は、飼い主も怖がることです。
ペットが怖がる理由として、「飼い主が怖がっているから」というものがあったと思います。
飼い主が怖がっていると、飼い主の怖がっている様子を見て、ペットは余計に怖い思いをしてしまいます。
ここからも分かるように、ペットを心配させすぎないためにも、飼い主はなるべくいつも通りの振る舞いをすることが大切になりますね。
まとめ:症状が深刻な場合は動物病院へ
この記事では、ペットの雷事情について、見てきました。
内容をまとめておくと、まずペットが怖がる理由としては、
- 防衛本能
- トラウマ
- 飼い主が怖がるから
- 強いパニック状態を起こしたときに見せる異常行動のこと
- ペットによって症状は様々
- 強い巣tレスが体の不調を引き起こすこともある
- 最悪の場合、死に至る
- クレートトレーニング
- CDやフリー音源
- 生活音で気を逸らす
- 雷=ご褒美だと思わせる
- 基地に連れていく
- サプリや薬を使う
- たすき掛け
- 放っておく
- 部屋に閉じ込める
- 飼い主も怖がる