内容をまとめると
- 猫の多頭飼いは、先住猫に大きなストレスを与える可能性がある
- 先住猫の性格をよく考えてから多頭飼いを決断しよう!
- ストレスは病気を引き起こす原因になるため、ケアや予防が必要
- 猫の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
新しく子猫や子犬を迎える際は先住猫のストレスに注意することが大切です。では新入り猫との相性が良くない場合はどうすれば良いでしょうか。吐く、下痢等のストレスの症状も気になりますよね。この記事では先住猫のストレスについて解消法や多頭飼いの正しい飼い方を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる先住猫のストレスに注意!正しい多頭飼いのやり方とは?
記事モデル:ロイ&アル(※記事モデルの猫ちゃんはとっても仲良しです。)
猫の多頭飼いは簡単に決断できるものではありませんよね。命への責任や先住猫との相性など、事前に理解しておかなければならない事が沢山あります。
また、飼い主にとっては幸せな多頭飼いでも、先住猫やお迎えした猫たちにとってはストレスになる可能性もあります。
では、具体的にどうすれば多頭飼いを成功させられるのか、正しい飼育方法が気になりますよね。今回「MOFFME」では既に先住猫がいる場合の正しい飼育方法や注意点について解説します。
- 多頭飼いをスタートするときに知っておくべき点とは
- 先住猫が受けるストレス!その症状と解消法
- 先住猫と新入り猫の正しい飼い方とお迎え方法
- 事前にペット保険に加入しておこう
- 先住猫のストレス対策についてのまとめ
是非参考にしてみてくださいね。
またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
多頭飼いを始める上で必ず知っておくべきこととは?
人の中にもみんなで話したり騒ぐのが好きなという人もいれば、反対に1人でいる方が好きっていう人もますよね。
猫も同様で、中には群れるのが嫌いな一人っ子タイプの子たちがいます。先住猫はどちらのタイプなのか、その性格を見極める必要がありますね。
多頭飼いを成功させるまでにはいくつものハードルがあるので、ひとつずつクリア出来るように、まずは必要な知識を学びましょう。
これから事前にしっておくべき5つのポイントを解説します。
- 猫の性別や年齢を考える!社会性が身に付く期間は
- 猫の飼育頭数に上限ってあるの?
- 多頭飼いすると費用負担や手間も増える
- 先住猫が受けるストレス
①:猫同士の性別や年齢等の相性、社会化期間について
多頭飼いをするにあたって相性の良い性別は、
- オスとメス
- メスとメス
- オスとオス
上記は先住猫が成猫である場合です。子猫同士であれば、生後2~3ヶ月で社会性を学びます。周りの環境や相手の猫との付き合い方もどんどん吸収していきます。
子猫のうちは順応しやすいのでお互いの性別問わず、仲良く出来る可能性が高いです。
また、シニア猫と若い猫を一緒にすると、シニア猫は若い猫の活発なところについていけずストレスを感じる可能性があります。できるだけ年の近い猫同士がお勧めです。
②:猫の飼育頭数の上限について
「我が家では何頭まで猫を飼育できるのか知りたい」という方は、以下を目安にしてください。
- 「飼育数の上限=猫が自由に出入りできる部屋数-1」
③:増加する費用・手間について
もちろん飼育する猫の数が増えればその費用や手間も負担が大きくなります。多頭飼いをする前に経済面は問題ないか、手間をかける時間をきちんと確保できるのかを考えましょう。
餌代や消耗品などの負担だけでなく、医療費も増えます。いつ、どんな病気や怪我をするのかは誰にも予想が出来ません。
また定期的な爪切り・トイレ掃除などの負担や時間もこれまで以上に必要になります。
経済面でも労力面でも責任が持てるのか、しっかり考えて決断しましょう。
④:先住猫のストレスについて
先住猫が成猫の場合、これまで長い間、家で自由に暮らしていたのに急に新入りの猫が加わると、どんな猫であっても多少のストレスは感じるものです。
多少戸惑いやストレスを感じてもすぐに順応してくれれば問題ありません。しかし、そのストレスが深刻になると先住猫の体調にも関わってきます。
先住猫のストレスが重度であれば対策を考えるか、多頭飼育は諦めましょう。保護施設からお迎えする場合などはお迎えする前にトライアル期間が設けられている団体が多いのが特徴です。
その期間中に相性や先住猫の様子も判断が出来ますが、稀にトライアル期間がない団体もあるので保護猫を迎え入れる場合は事前に確認しましょう。
トライアル期間がない場合やペットショップで猫を購入する場合は、徐々に先住猫と慣らすことを前提に考えて、部屋数を確保しておくことが重要です。
先住猫のストレスとは?ストレスの症状や解消方法について解説!
先住猫がストレスを感じると、そのような症状が出るのでしょうか。ストレスで苦しむ先住猫を見ると、心配で今後の多頭飼育も上手くいくのか不安になりますよね。
ストレスが軽度であればその症状を解消することが出来ます。その方法を詳しくご紹介します。
- 先住猫がストレスを受ける原因は何か
- ストレスを受けるとどんな症状が出る?
- ストレスが原因でどんな病気になる?
- 猫のストレスを解消する方法とは
先住猫のストレスに注意!猫がストレスを感じる原因は?
先住猫のストレス原因について解説します。
ストレスは病気にも繋がる深刻なものです。重度になると最悪死んでしまうこともあるので甘く考えてはいけません。
不幸な多頭飼いにならないように、原因についてもきちんと理解しておきましょう。
- 新入り猫と仲が悪い
- 縄張りや環境が大きく変わった
- 嫉妬
猫のストレスの症状は?嘔吐、便秘、粗相等の症状を紹介!
猫のストレスは酷くなると身体的症状となって表れます。
その症状とは、
- 餌を食べない
- 吐く
- 便秘
- 下痢
- 粗相
- 元気がない
猫はストレスで病気になる?考えられる病気を紹介!
自傷行為
自分の尻尾を自傷します。酷く出血するまで噛みついて、重症化すると外科手術が必要になることもあります。こちらも自分の気持ちの不安定さを自らにぶつけてしまう行為です。
特発性膀胱炎
トイレに行く回数が増え始めます。この時点では普段留守にしがち飼い主は気づきにくいかもしれません。酷くなると血尿が出ることもあり、ストレスが関係していると言われています。特に神経質な猫ほど膀胱炎を発症しやすいです。
猫伝染性腹膜炎
どの猫も持っている猫コロナウイルスという弱毒ウイルスが突然変異することで発症します。発症原因は無理な多頭飼育や過度なストレスが関係している言われています。若い猫が発症しやすく有効な治療法もない為、一度発症すると死んでしまう可能性が高い病気です。
先住猫のストレスはどう解消する?猫のストレス解消法を徹底解説
先住猫のストレスを解消する為の方法は大きく分けて2つです。
- 生活環境の改善
- 先住猫との接し方
猫の多頭飼いの方法を解説!対面の手順、注意点を解説!
新しい猫を迎えることが決定したら、先住猫との対面は慎重に行う必要があります。
先住猫や新入り猫の為にも、これからご紹介する手順を守って多頭飼いをスタートさせましょう。
猫同士の関係は短期間で構築できるのもではないので、多少時間が必要な場合もあることもあります。
最初は上手くいかなくても徐々に関係が良くなる場合も多いので、焦らずにゆっくり進めて行きましょう。
- 新入り猫の迎え方と対面までの手順と準備
- 猫を多頭飼いするときに気をつけるべき点とは
新入り猫の迎え方、対面の手順や迎えるまでにすべきことを解説!
猫の多頭飼いでの注意点を解説!何を気をつければ良い?
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
多頭飼いを始めると、怪我や病気による医療費の負担もこれまで以上かかるということを覚悟しなければいけません。
もしもの時に慌てなることなく治療や通院に専念できるようにペット保険に加入しておくと安心です。
多頭飼いの場合、ペット保険で『多頭割引』が適用される場合もあります。
MOFFMEでは猫の保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っているので、ペット保険の種類や値段が気になる方は是非参考に覗いてみてくださいね。
まとめ:先住猫のストレスに注意!猫のストレス対策を紹介!
多頭飼いや先住猫のストレスについてのまとめです。
- 多頭飼いは異性同士・年の近い者同士の方が相性が良いことが多い
- 嘔吐・餌を食べない・下痢などの症状はストレスサインの可能性がある
- ストレスは命に関わる恐ろしい病気を引き起こすことがある
- 環境を整えるなどしてストレス症状を改善させよう
- 先住猫と新入りはいきなり対面させず、時間を掛けて慣らしていく
- 多頭割引を利用してお得にペット保険に加入できる