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捨て犬を保護するにはどうすれば良いでしょうか。犬を飼いたい方も多いでしょうが、捨て犬や保護犬を施設や保護団体から引き取って飼うのがおすすめです。では具体的な引き取り方法や費用が気になりますよね。この記事では捨て犬の保護について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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捨て犬を保護するには?引き取り方法、上手な飼い方等を解説!

全国には、家庭のさまざまな事情で手放されてしまった成長した犬や、産まれたばかりの子犬たちなど、里親さんを待っている捨て犬たちがまだまだたくさんいます。


犬を飼いたいと考えた時、ペットショップに行く前に、捨て犬を保護し家族に迎えるという選択肢を選ぶ人が、近年では増えてきています。


では、捨て犬を保護するにはどういった方法があるのでしょうか?


今回「MOFFME」では、引き取り方法や、上手な飼い方について詳しく解説していきます。

  • 捨て犬を保護するにはどういった方法がある?保護犬と出会える場所について紹介していきます
  • 捨て犬の具体的な保護方法とは?引き取りの際にかかる費用や、条件などについて詳しく解説
  • 捨て犬を保護したらどうすることが必要?飼う上で必要な5つの注意点について詳しく解説
  • 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ
またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

捨て犬を保護するには?保護犬と出会える場所を紹介!


捨て犬を保護し、家族に迎えたいと考えた時、どのような場所に行けば保護犬と出会うことができるのでしょうか?


今ではさまざまな機関で、保護犬の譲渡活動を行っているところがあります。インターネットなどで募集している場合もあります。ここでは、保護犬と出会える場所について紹介していきます。

  1. 各市町村の保健所
  2. 動物病院や動物保護団体、ボランティア
  3. インターネット等での里親募集、譲渡

①:各市町村の保健所

各市町村の保健所には、さまざまな理由で日々多くの犬たちが持ち込まれています。


元の飼い主さんがどうしても飼えなくなってしまった、ブリーダーさんからいろいろな理由があり販売できない犬と判断されてしまったという理由もあります。


その他にも、迷子犬として保健所に来たもののそのまま期間内に飼い主さんが現れなかった場合、多頭飼いに失敗し保護された犬たちなど、ほとんどが人間の都合で可哀想な運命を背負ってしまった犬が多いです。


各自治体によって異なりますが、そういった犬たちに直接出会うことができ、そのまま譲渡してもらえる場合もあります。

②:動物病院や動物保護団体、ボランティア

全国に動物病院で保護され、里親とのマッチングサービスを行なっているところもあります。動物病院のホームページ等で紹介されていることも多いようです。


民間の動物保護団体でも、飼い主のいない犬たちを保護し、新しい飼い主への譲渡を行なっています。環境や人に慣らす社会化やしつけなど、譲渡に適合するようなトレーニングなどを行なっている団体もあります。


近年では全国で殺処分前の犬たちを救出して、保護する活動を行なっている動物愛護ボランティア団体があります。自分の住んでいる地域のボランティア団体を探して、譲渡会に参加することもできます。

③:インターネット等での里親募集、譲渡

インターネットで里親の募集や、譲渡を行なっていることは多くみられます。

インターネットの里親募集掲示板などを利用する場合、相手が保護団体などではなく、個人であることも珍しくありません。


その場合、元の飼い主さんとのトラブルが生じることもあるので注意が必要です。

特にお金の受け渡しが生じる場合は、犬の受け渡しと同時に実際に会って、いろいろなやりとりを行うことをおすすめします。

捨て犬の具体的な保護方法は?引き取りの条件や費用等を解説!


捨て犬と出会い、いざ家族に迎える際に、具体的な保護方法とはどのようなことが挙げられるでしょうか?

実際に引き取る際の条件や、かかる費用などについて詳しく解説していきます。

  • 捨て犬を引き取る具体的な方法とは?捨て犬を迎え入れるまでの流れを詳しく解説
  • 実際に捨て犬を保護するには審査が必要なことも!審査の内容について具体的に紹介していきます
  • 捨て犬を保護し、引き取る際にかかる必要な費用について解説

捨て犬を引き取るには?捨て犬をお迎えするまでの流れを解説!

インターネットでの里親募集の場合、まずはサイトの里親応募フォームの譲渡条件を確認し申込みをしましょう。そこからメールや電話などでやりとりを行い、後日実際に保護犬と対面します。


その際、双方でしっかりと話し合いを行い、家庭訪問などを経て、実際に保護犬と一緒に生活をするトライアル期間へ。


その後、マイクロチップの登録とワクチンやノミダニ駆除を行い、約2週間ほどで完了です。


譲渡会の場合は、まずは譲渡会へ参加し、希望の犬を伝え、マッチングと呼ばれる犬との相性を見るテストを行います。


それをクリアした上で、家庭訪問を経て、譲渡のための講習を受講し、契約書にサインをします。


そしてここでもマイクロチップの登録とワクチン、ノミダニ駆除を行い完了です。

捨て犬の保護には審査が必要なことも!審査内容を紹介!

捨て犬を保護して共に暮らしてくためには、数々の書類や面談、現地確認、トライアル期間を経て、ということになります。捨て犬と幸せに暮らして行くためには、さまざまな譲渡条件をクリアできるのか審査が必要になります。


今は元気でも歳を重ねた犬が病気になったら、高額になりうる医療費を払えるのか?転勤など犬の負担になることがこの先ないか?もしくはあっても一緒に必ず連れて行けるのか?などが挙げられます。


また小さいお子さまがいらっしゃる場合など、家庭環境により毎日の散歩が十分にできる状態なのかをチェックすることもあります。同居されているご家族全員が、犬を飼うことに同意していることも必要となります。

捨て犬を保護するのにかかるお金は?引き取りに必要な費用を紹介

捨て犬を保護する際には、引き取りの際に必要な費用がいくつかあります。


インターネット、譲渡会どちらの場合でも、マイクロチップの登録や、ワクチン代などの医療費、ゲージやトイレシートなどの生活必需品の購入費を合わせると5〜6万円程度になります。


その他にも、去勢・避妊手術を行う場合、オスの去勢手術(入院なし)では2〜3万円程度

、メスの避妊手術(1泊入院)で3〜5万円程度が必要になります。


また保護団体によっては、譲渡までにかかった食費や運営費など、譲渡費用として支払うケースがあるところもあります。それに加え、取引先が遠方だった場合には、譲渡の際の空輸や運搬のガゾリン代、高速料金などを支払う場合もあります。

捨て犬を保護したらどうする?飼う上での5つの注意点を解説!


さまざまな条件をクリアし、いざ捨て犬を保護し、生活を始めるにあたり、具体的にはどういったことに気をつけて生活をしていけば良いのでしょうか?


新しく家族なった犬が、新しい環境に慣れ、少しでもストレスなく快適に暮らして行くための5つの注意点について詳しく解説していきます。

  1. すぐに懐くことは少ないので根気よく!
  2. トイレ等のしつけも根気よく!
  3. 去勢・避妊手術は必ず受けさせよう
  4. 病気や後遺症を持っていることがある
  5. 必ず最後まで責任持って飼う

注意点①:すぐに懐くことは少ないので根気よく!

捨て犬の中には、家庭で暮らしたことのない犬も多くいます。そんな犬たちの多くは繁殖場で飼育されていたり、屋外で飼育されていた犬です。


そのため、里親さんが決まり、初めて家庭で飼われることを経験する犬も多いのです。初めての環境にすぐに慣れることは難しいので、まずは里親さんが犬が届く範囲にイタズラされたら困るものは置かない、誤飲の可能性があるものや危険なものは置かないなど、環境を整えておく必要があります。

注意点②:トイレ等のしつけも根気よく!

捨て犬には仔犬から成犬までさまざまですが、特に成犬になってからのトイレトレーニングは根気が必要です。中には前に飼われていた家庭からのしつけがある程度入っている犬や、スタッフがある程度のしつけを行なっている場合もあります。


うまくしつけを行なっていくコツは、成功したら思い切り褒めてあげるということです。失敗したからといって、大声を出して叱ったり、ましてや叩いたりしては絶対にいけません。


焦ってしまうとお互いにストレスを感じてしまい、上手くいかないことが多くなってしまいます。根気よく向き合って行くことが必要です。

注意点③:去勢・避妊手術は必ず受けさせよう

新しく家族として迎え入れた犬には、必ずオスには去勢手術、メスには避妊手術を受けさせましょう。その理由としては、ホルモンバランスによるさまざまな問題行動やストレスを軽減し、病気を前もって回避できたり、不幸な仔犬を増やさないことなどが挙げられます。


発情に伴ったストレスやトラブルから守ってあげることができ、生殖器の病気の発生をなくし、病気の不安を減らすことが可能になります。去勢・避妊手術を受けさせることは、メリットが非常に多いです。

注意点④:病気や後遺症を持っていることがある

保護した犬に持病があったり、後遺症を持っていることもあります。そういった場合、特別なフードを準備して与えたり、通院が必要なケースもあります。さまざまな手段を使い、情報収集をすることも大切です。


後遺症を持っている場合は、ストレスなく生活できる環境づくりをしてあげたり、飼い主さんとの信頼関係を築いて行くことも重要となってきます。普段からこまめに様子を観察したり、病状が悪化した場合、いち早く気づいてあげられることも必要になります。

注意点⑤:必ず最後まで責任を持って飼う

里親になる場合は、必ずしも仔犬から飼い始める場合とは限りません。成犬から飼い始める場合、信頼関係を築くまでに時間がかかることもあります。


しかし、保護犬としっかり向き合い、愛情を持って接することで、必ず気持ちが通じ合えるものです。


せっかく何かの縁があり、家族の一員になったのですから、我が子と同じように、成長を楽しみながら、その子が最期を迎えるその時まで、共に寄り添って行くことが必要になってきます。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

捨て犬を保護したいと考え、譲渡会などでを通して出会い、条件をクリアし、いざ共に生活を始める時に、しつけや病気のこと、それにかかる費用などさまざまな情報が必要になってきます。


初めて犬を飼う方はもちろんのこと、これまで犬の飼育経験がある方にとっても、捨て犬を保護し、生活をして行く中では、いろいろな心配事はつきものです。


そういった時には、ペット保険に加入しておくのがおすすめです。


MOFFMEでは、ペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っておりますので、

ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:捨て犬を保護するには?引き取り方法、注意点を徹底解説

これまで以下の内容について解説してきました。

  • 捨て犬を保護するにはどういった方法がある?保護犬と出会える場所について紹介していきます
  • 捨て犬の具体的な保護方法とは?引き取りの際にかかる費用や、条件などについて詳しく解説
  • 捨て犬を保護したらどうすることが必要?飼う上で必要な5つの注意点について詳しく解説
  • 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ
捨て犬を保護し、共に生活をして行くにはさまざまな心構えや準備が必要です。そして何より大切なのが、犬を二度と悲しい目にあわせないよう、一生一緒に暮らしていくという強い覚悟がなければなりません。

何かの縁で出会えたのですから、きっと人生を豊かにしてくれる犬との生活を楽しみながら過ごせたらいいですね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。