
ペットの多頭飼いをご存知ですか?犬や猫の複数飼いを考えている方もいると思いますが、事前にメリット・デメリット、飼い方の注意点を知っておくことが大切です。また先住犬、猫との相性はどうなのでしょうか。この記事ではペットの多頭飼いについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペットの多頭飼いとは?メリット・デメリットや注意点を解説!
記事モデル:小次郎&小鉄&小虎
「多頭飼い」とは犬や猫のペットを複数飼いすることです。大好きなペットたちに囲まれた生活は想像するだけで楽しいですね。
しかし、多頭飼育は大変な面や注意する点もいくつかあります。ペットたちも飼い主も幸せに生活する為に、ペットを増やす前に多頭飼育についてきちんと理解しておきましょう。
今回「MOFFME」では以下の項目を詳しく解説します。これから多頭飼育を検討している方は参考にしてください。
- ペットの多頭飼いをするときのメリット・デメリットについて
- 失敗しないペットの多頭飼いのコツとは?
- ペットの多頭飼いをするときの注意点
- ペッ保険には多頭飼いの割引がある!
- 多頭飼いについてのまとめ
ペットの多頭飼いとは?メリット・デメリットを解説!
ペットは私たち飼い主を癒してくれる最愛の家族です。多頭飼いはそんな可愛いペットたち暮らせるので、一見楽しそうに見えますね。
しかし、良いことばかりを考えて多頭飼いを始めるのは危険です。
後から「こんなはずではなかった・・」と後悔することのないように、自分に多頭飼いができるのかをしっかり考えて判断するようにしましょう。
実際にペットの多頭飼いにはどのようなメリット・デメリットがあるのかを説明します。
そもそもペットの多頭飼いとはどういうこと?
多頭飼いとは、犬や猫などのペットを2匹以上飼育することです。動物やペットが大好きな人であれば、一度は多頭飼いに憧れたことがあるのではないしょうか。
現在犬や猫を飼育している約5人に2人が多頭飼いをしています。
最初から多頭飼いでペットとの生活をスタートすることもあれば、先住犬や先住猫がいて後から新しく迎えるという場合もあります。
「ペットが好きだから」「捨てられて可哀想な子を引き取った」「先住ペットが寂しくないように」など・・多頭飼いを始めるきっかけも様々です。
ペットを多頭飼いするメリットとは?
多頭飼いのメリットを飼い主とペットそれぞれの視点でまとめました。
飼い主のメリット
- 大好きな動物に囲まれて癒される
- 外出中もペットに寂しい思いをさせているという罪悪感が軽減される
- 後から迎えたペットは先住ペットを見て行動するのでしつけが楽
ペットにとってのメリット
- 社会性が身につく
- 遊び相手になるので運動不足解消になる
- 飼い主が不在の間も寂しさが軽減される
大好きな飼い主が不在のときも仲間のペットがいれば寂しい思いをせず、飼い主も安心して外出できるという点は多頭飼い最大のメリットと言えます。
ペットを多頭飼いするデメリットとは?
多頭飼いのデメリットを飼い主とペットそれぞれの視点でまとめました。
飼い主のデメリット
- 飼育費用や医療費の負担が増える
- 散歩掃除の負担が増える
- 災害時、避難するときの手間が増える
- しつけやトレーニングをそれぞれのレベルに合わせて行う必要がある
ペットのデメリット
- ペット同士で相性が合わない場合がある
- 感染症などがうつる可能性が高くなる
- 一匹を好むペットもいる
- 飼い主を取られたと感じストレスを溜めることがある
飼い主についてのデメリットは事前に把握し判断が出来ますが、ペットのデメリットについては実際一緒に生活してみないとわからないこともあります。
可能であればトライアル期間を設けたり、普段のペットの性格や様子から多頭飼いが可能か判断しましょう。
ペットの多頭飼いを失敗しない飼い方のコツとは?
多頭飼いは安易な気持ちでスタートさせるとペット同士の相性が悪かったり、先住ペットがストレスを溜めるというような思わぬトラブルを招く可能性があります。
楽しいはずの多頭飼い生活が不幸なものにならないように、多頭飼いのコツをお伝えします。
- 先住ペットのしつけがきちんと出来ているかを再確認
- 先住ペットにヤキモチを妬かせないように配慮する
- 先住ペットが多頭飼いに向いている性格なのかを判断する
先住犬、猫のしつけがしっかり出来ていることを確認!
新しくペットを迎える前に、先住犬や先住猫のしつけがきちんとできていることを確認しましょう。
特にトイレのしつけは先住ペットたちがきちんと出来れいれば、後から迎えるペットもすんなり覚えてくれることが多いです。
また、犬の場合は先住犬が飼い主の指示に従って芸やトレーニングをする姿を見て真似をするので、一匹目よりも早く主従関係を築くことができます。
多頭飼いは先住ペットのしつけがきちんと出来ていることが前提で検討するようにしましょう。
後から迎える子犬や子猫ばかりを溺愛しない!
子犬や子猫を迎えるとお世話やしつけに時間を費やすことが多くなります。
更にその可愛さからついつい構いすぎてしまいがちですが、先住ペットにはその光景が大好きな飼い主が取られたように見えることがあります。
飼い主が構ってくれる時間が減ることでストレスを感じたり、ヤキモチを妬いて後からきたペットに攻撃的になることもあります。
愛情は平等であっても褒める順番・撫でる順番・餌の順番などは先住ペットを優先し、「優先順位は自分が上だ」と理解させましょう。
多頭飼いに向かない犬・猫の特徴に当てはまらないか確認!
次のような特徴のある犬や猫はトラブルが起きやすいので多頭飼いには向いていません。
多頭飼いをスタートする前にきちんと確認しましょう。
- 散歩中や外出先で犬や猫を見ると攻撃的になったり興奮する
- ペット同士の年が離れすぎて生活リズムが異なる
- 臆病で他の犬や猫を常に警戒してしまう
- 飼い主に依存していてヤキモチ妬き
もしも先住ペットや新しく迎えるペットに一つでも当てはまった場合は、トラブルが起きる可能性がるので単独飼いをおすすめします。
犬の多頭飼いを始める際の注意点とは?
多頭飼いをするときは事前に理解しておかなければならない注意点があります。
ペットが増えると良いことも沢山ありますが、大変なこともあるのです。
ペットは飼い主を選ぶことは出来ません。ペットたちを不幸にしないように自分に多頭飼いができるのかをしっかり考えましょう。
- 新しい飼育道具などの経済的負担が増える
- 感染症をうつされるリスクがある
- 性別が違うと望まない妊娠する可能性がある
- ペット同士のケンカにはできるだけ人間は干渉しない
①:新しいトイレやケージ等、経済的な負担が増える
多頭飼いをするときはトイレやケージも必要に応じて増やす必要がります。
それだけではなく、毎月の餌代やペットシートの消耗品、トリミングや毎月の予防薬など・・当然ですが単独飼いに比べて経済的負担は大きくなるでしょう。
ペットがずっと健康でいるとも限らないので怪我や病気になれば医療費もかかります。
ペットと暮らすのは意外とお金がかかるものです。多頭飼いをしても単独飼いと同じようにお世話ができるのか、しっかり考えましょう。
②:新しく迎えるペットから病気をうつされる危険性がある
多頭飼いをするときは感染症に注意をしなければなりません。新しく迎えたペットが感染症にかかっていると一緒に暮らすペットはすぐに感染してしまいます。
新しくペットを迎えるときは予防接種の有無と健康状態をきちんと確認しましょう。
もちろん先住ペットが病気をうつす可能性も考えられます。毎年予防接種は必ず受けるようにしましょう。
また、感染症らしき症状が出た場合はすぐに隔離して動物病院を受診しましょう。
③:メス・オス同士ではなくつがいにして飼うと妊娠の可能性も
④:喧嘩等をしてても、なるべく犬・猫同士の関係に干渉しない
多頭飼いをしているペットたちがずっと仲良くいられることは少ないです。犬や猫も人間と同じように喧嘩をすることがあります。
ペット同士の喧嘩が始まると心配でついつい止めに入りたくなりますが、あまり干渉しすぎるのはよくありません。
ペットたちは喧嘩の中で教育をしたりお互いの上下関係を学んでいきます。普段の関係が良好であれば、たまに起きる喧嘩はそれほど心配する必要はありません。
お互いが怪我をしそうな程、激しい喧嘩が起こる場合はペットたちを冷静にさせる・喧嘩の原因を取り除くなどの対処をしましょう。
ペット保険は多頭割引もあるので、加入するのがおすすめ!
ペットを多頭飼いすると医療費もその分負担が大きくなります。ペットの医療費は高額になりがちなので、同時に医療費が必要になるとかなりの金額になる可能性も考えられます。
ペット保険に加入しておけば、高額な医療費の負担を軽減してくれるので安心して病院を受診できます。
また、多頭飼いの場合は「多頭割引」が適用されるので、多少保険料が安くなります。
MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判も取り扱っているので、是非参考にしてください。
まとめ:ペットの多頭飼いとは?
- 多頭飼いとは複数のペットを飼育すること
- 多頭飼いは経済的負担・ペット同士の相性などを判断してからスタートする
- トラブルが起きないように先住ペットのしつけや接し方はとても重要
- 多頭飼いに向ていない性格のペットもいるのでその場合は無理せず単独飼いで!
- 多頭飼いは感染症に注意
- つがい飼育の場合は妊娠を防ぐ為に避妊・去勢手術をする
- ペット同士の喧嘩は基本的に本人たちに任せて良い
- 多頭割引を使ってペット保険の加入しておくと医療費も安心