犬がキャットフードを食べても大丈夫かご存知ですか?おやつ程度に少量ならば食べたとしても大丈夫ですが、食べ過ぎは下痢や腎不全等の原因にもなります。この記事では犬がキャットフードを食べることについて、与えてはダメや理由、ドッグフードの選び方を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬がキャットフードを食べても大丈夫?
- ドッグフードとキャットフードの違い
- 犬がキャットフードを食べてしまった時のリスクについて
- 正しいドッグフードの選び方とは
- キャットフードを食べてしまった時のために
犬がキャットフードを好きな理由とは?必要な栄養素の違いも解説
- 犬がキャットフードを食べてしまう理由
- なぜキャットフードを食べてはいけないのか
犬がキャットフードを好きな理由は?食欲がない場合は効果的かも
猫のごはんは犬のごはんよりも動物性たんぱくが多く含まれています。
味付けも濃いめにつくられており、表面がうま味成分でコーティングされています。
猫は偏食な子が多い傾向にあるため、そういった子でも食べてもらえることを目的として作っています。
こうした理由から、犬はドッグフードよりもキャットフードのほうがおいしいと感じてしまうわけです。
人の食べ物も犬にとっては味が濃くつくられているため、犬が欲しがる理由も納得できますね。
愛犬の食欲がない時に、一時的にドッグフードに少量だけ混ぜて食べさせるというのも良いかもしれません。
日常的に食べ続けた場合には病気などのリスクがあるため、キャットフードを与えるときには充分に理解した上で行ってください。
犬と猫で必要な栄養素は違う!栄養素の違いについて詳しく解説!
基本的にはドッグフードよりもキャットフードのほうが栄養価は高い傾向にあります。
猫には体内でつくることができない栄養素が存在し、猫が生きていく上でその栄養素は必要不可欠です。
そのため、猫は必要な栄養素を得るために食べ物に頼る必要があります。
猫が身体の中でつくれない栄養素として、
- タンパク質(アミノ酸やタウリン)
- 脂肪酸(アラキドン酸)
- ビタミンA
- ミネラル
などが挙げられます。
ミネラルのひとつであるナトリウムを例にあげると、犬が必要とする1日に摂取量は約4mg/kg、猫の場合は約9mg/kgといわれています。
1日の塩分摂取量の違いがあるため、キャットフードはドッグフードよりも塩分が多く含まれているのです。
犬がキャットフードを食べる危険性とは?病気についても解説!
犬がキャットフードをうっかり食べてしまったとか、おやつを盗み食いしてしまったからといって、すぐに健康状態に害が出るというわけではないです。
しかしながら、日常的に食べ続けてしまった場合には注意が必要です。
毎日食べ続けると塩分過多、栄養過多になってしまい、病気になってしまう可能性があります。
また、猫もドッグフードを食べ続けると病気になるリスクもあります。
ここでは、
- ドッグフードを食べなくなってしまう
- 塩分・タンパク質の過剰摂取は腎臓病のリスク
- 猫がドッグフードを食べ続けると失明する
犬がキャットフードしか食べない事態になる可能性がある
キャットフードはドッグフードに比べて、意図的に味が濃くつくられています。
嗜好性が高いため、犬にとってはドッグフードよりもキャットフードのほうが美味しく感じてしまうわけですね。
キャットフードの味を覚えてしまった犬は、ドッグフードを食べない事態になる可能性があります。
犬だって生き物ですので、おいしいものを食べていたいと思ってしまうわけです。
こうした理由から、キャットフードを日常的に与えるのはあまりおすすめできません。
偏食によって腎臓等に負担を与え、腎不全等の病気になる恐れも
腎臓には取りすぎた栄養を身体の外へ排出させようとする機能があります。
キャットフードは栄養価が高く作られているため、犬が食べ続けると塩分過多、栄養過多になりやすいです。
塩分を多くとりすぎると、高血圧となるリスクがあります。血圧が高いことにより腎臓に負担を与えてしまい、腎臓病のリスクが上がります。
タンパク質も同様で、多くとりすぎると腎臓に負担がかかり、場合によっては慢性腎不全となってしまう可能性があります。
補足:猫がドッグフードを食べ続けると失明等の危険性がある
犬と同様に、猫にドッグフードを与え続けるのはおすすめできません。
猫は体内でタウリンをつくり出すことができません。
そのため、キャットフードにはタウリンが多く含まれています。
ドッグフードにはタウリンが多く含まれていないので、猫が食べ続けると栄養不足となってしまいます。
タウリン不足の状態が続くと、網膜に障害が起き、視力低下となるリスクがあります。
最悪の場合、失明する可能性がありますので、猫にドッグフードを与え続けるのはやめましょう。
犬に与えるドッグフードはどうやって選べばいい?選び方を解説!
犬が食べれるごはんは飼い主から与えられるものが人生の大半を占めます。
あなたがあげているごはんは犬の健康に大きく影響することを忘れてはいけません。
愛犬のためにも正しい知識をもってドッグフードを選ぶことが望ましいです。
- ドライフード
- ウェットフード
補足:犬と猫を共に飼っている場合は与え方にも注意!
犬は与えれば与えるだけ食べようとします。
それに対し、猫は少し食べては遊んで、また少し食べてと食事を数回に分けるようにします。
習性の違いをふまえた上で、食事の時間をずらしたり、食事する場所を別々に用意したり、犬には届かない高い位置に猫の食事を置いておくことで犬が猫のごはんを食べてしまうリスクは減るでしょう。
犬の食事が終わった時点で残っていたとしてもお皿を下げましょう。
猫が食べるリスクを未然に防ぐことができます。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
普段から食生活に気を付けていたとしても、犬が病気になる可能性は考えられます。
食事以外でも、犬のなりやすい病気にかかってしまったり、不慮の事故などトラブルに巻き込まれるケースもあります。
ペットの治療は全額自己負担となるため、治療費が高額となるケースが多いです。
万が一の時のためにも、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。
ペット保険に加入しておけば、治療費の負担を軽減できるため、ペットに気兼ねなく治療を受けさせることができます。
MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判などを取り扱っているため、これから加入を考えている人やすでに加入している人にもぜひ参考にしていただきたいです。
まとめ:犬がキャットフードを食べるのは大丈夫?
犬がキャットフードを食べてしまう理由、食べ続けたことで起こるリスクについて説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- キャットフードのほうが栄養価が高く、味が濃くつくられている
- ドッグフードとキャットフードの含まれている栄養素は異なる
- 犬がキャットフードを食べ続けると栄養過多となり病気になるリスクが増大
- ドッグフードは犬の年齢や体調に合わせてバランスよくあげること
- 万が一病気になってしまった時のためにペット保険に加入しておく