犬もストレスで下痢になることをご存知ですか?留守番や引越し、ペットホテルに泊まる等が原因でストレスが溜まり、下痢を起こすことがあります。この記事では犬のストレスによる下痢について、注意すべき止まらない下痢や血便、ストレスの原因と対処法を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬もストレスで下痢になる?注意すべき下痢、犬のストレスを解説
- 犬の原因や症状
- 犬の下痢で注意すべき3つの病気
- 犬のストレス性の下痢の対処法
犬もストレスで下痢になる!下痢の原因や症状を詳しく解説!
犬が下痢をする原因として挙げられるのが、ストレスがきっかけである場合もあります。
犬にとってのストレスとは、季節の変わり目の寒暖差、毎日の留守番、引越しによる環境の変化、ペットホテルへの宿泊、家族が増えるなどの変化に対応することが出来ずにストレスを感じて下痢になってしまうケースがあります。
その他にも、
- ストレス以外の下痢の原因
- 血便や下痢を繰り返す・続く場合
- 心理的・身体的ストレスの原因
犬もストレスで下痢になる!ストレス以外の下痢の原因も解説!
ストレス以外の下痢の原因はとして2つの原因が挙げられます。
1つ目は、食事やおやつに変化があった場合です。ペットフードやおやつに水分や脂質が多いものを与えることによって内臓に負担がかかり下痢を引き起こすこともあります。
犬の胃酸は酸性で食中毒になりにくいと言われていますが、開封して古いものを食べた場合に微生物が繁殖して下痢になる場合もあります。
2つ目は、ウィルス・細菌・寄生虫が原因である場合です。パルボウィルス感染症は、下痢と激しい嘔吐を繰り返していきます。非常に感染力が強いため、免疫力のない子犬や老犬がかかると非常に危険です。
細菌は、サルモネラ菌や大腸菌などが挙がられます。寄生虫は、母犬から子犬への感染が原因で下痢を引き起こす場合があります。
犬の下痢の症状は?血便や下痢を繰り返す・続く場合は要注意!
下痢の症状として血便や下痢が続くなどの症状がある場合は注意が必要です。
血便は状況に応じて様子を見ていい時もあります。それは、ドックフードを変えた場合に胃腸炎を起こして血便が出る時です。このような場合は、自宅で様子をみていいです。
また、子犬やシニア犬の血便が続く場合は脱水症状になりよう体調が急変する場合があるので注意が必要です。この場合はすぐに病院に連れていきましょう。
下痢が続いて吐くなどを繰り返すようであれば緊急度が高く、深刻な感染症にかかっている可能性があります。パルボウィルス感染症イヌ伝染性肝炎などは、発熱や震えを伴う場合もあるのでそういった症状がみられた時にはすぐに病院へ連れていきましょう。
補足:犬のストレスの原因は?心理的・身体的ストレスを解説
犬のストレスは心理的なストレスと身体的なストレスの2つの種類にわかれます。この2つのストレスを理解してあげることで、愛犬にとって日々の生活が過ごしやすくなります。
心理的ストレスには、引っ越し、ペットホテルへの宿泊、長時間の留守番、家族が増えるなどが挙げられます。環境の変化だったり、家族の関係性で犬は緊張状態になりストレスを感じることがあります。
身体的ストレスは、部屋が狭い、散歩に行かない、過度な運動などが挙げられます。犬は本来適度な運動が必要になってきます。その為、運動が出来ない環境にいるとストレスを感じてしまします。
犬は些細なことでも敏感に感じ取ることが出来る動物です。ストレスの原因を把握していくことが必要になってきます。
犬のストレス性の下痢で注意すべき3つの病気を詳しく解説!
さまざまな原因で起こる下痢はストレス性が原因で起こることがあります。症状が軽く病院へ行かなくてもいい場合もあれば、危険な病気が潜んでいる場合があります。
そのため、飼い主は愛犬の下痢の原因を見極める必要があります。症状がひどい場合は病気の可能性があるのですぐに病院へ連れていくなどの対処をしてください。
下痢には、以下の病気が原因の場合があります。
- 腸炎
- 胃炎
- 胃潰瘍
①:腸炎
犬の腸炎は、急性と慢性かどちらかにわかれます。症状として、急性の場合は、激しい下痢が2~3日程度続き自然と回復していきます。慢性の場合は、下痢が続きそして嘔吐も繰り返し止まらない場合があるときは、自然に回復していかないので病院での治療が必要になってきます。
慢性の下痢は病気の可能性が非常に高いと言えます。下痢の原因として、食物アレルギーや悪性腫瘍や寄生虫によるものやホルモンの病気が原因となっている場合があるので注意が必要です。
②:胃炎
③:胃潰瘍
犬のストレス性の下痢の対処法は?ストレス解消法も解説!
犬はストレスを感じると下痢を引き起こすことがあります。下痢が続くのか、下痢のほかに嘔吐などの症状もあるか、犬の年齢によっても対処の仕方が変わってきます。
対処の仕方は、
- 成犬で嘔吐がない場合は様子を見る
- 子犬やシニア犬、嘔吐がある場合は病院へ
- 犬のストレス発散方法
成犬で、嘔吐等もなく食欲旺盛で元気な場合は様子を見てもOK
成犬が下痢をした場合でも下痢が続く、血便が混じっているなどのことがなく2~3日で下痢が収まるようであれば、病院へは連れて行かずに自宅で様子を見て大丈夫です。
食べ物などが合わないなどの原因で引き起こるので、2~3日で自然に治っていくケースが多いです。
この時に必要なことは、長時間のお散歩を避けることや興奮する遊びを避けおうちの中で静かに過ごしましょう。そうすることで愛犬の体調も回復が早くなってきます。
子犬やシニア犬で、吐く等他の症状があれば動物病院へ診せよう
子犬やシニア犬が下痢と共に嘔吐などの症状が続く場合は病院で診断してもらいましょう。理由としては、下痢や嘔吐が続くと脱水症状になり容態が悪化することが多くあるからです。
とくに注意しなければいけない場合として、感染症や肝臓の病気による下痢や嘔吐などが続くことです。ウィルスに感染していたり、肝臓に異常があるときはすぐに治療しなければいけませんので早めに病院へ連れていき治療してもらいましょう。
ストレスを発散させることも大事!犬のストレス発散方法を解説!
愛犬がストレスなく生活出来るようにするためのストレス発散方法は3つあります。
1つ目は、スキンシップをいつも以上に取ることです。おもちゃを使って遊んであげたり、なでてあげることで愛犬のストレスは軽減されていきます。
2つ目は、適度に散歩することです。運動不足でストレスを感じる場合もあるので散歩好きの犬でしたらコースを変えたり、時間を増やしていつもと違った刺激を与えるといいです。
3つ目は、食事量を見直すことです。十分な量が与えられていない場合、空腹によるストレスを感じることもあります。犬の年齢、体重などから適切な量の食事を与えるようにしましょう。
これらの解消法を行うことで愛犬のストレスも発散されていきます。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
万が一、愛犬が病気になった時の為にペット保険に加入しておくことをおすすめします。
犬が病気になった場合は、病院での治療費は健康保険などがないため、診察費用、手術費用、入院費用、薬代などが全額自己負担になります。
ペット保険のメリットは、高額な費用を抑えることが出来る上に、より充実した治療をペットに受けさせることが出来るという点が挙げられます。
保険に加入する際は、体験談を参考にしてみるといいです。
ペット保険加入者の口コミは、
- もしもの時に備えて入った結果、入院した時に助かった
- 飼い始めたと同時に加入しておいて良かった
- 病気になって通院しなければいけなくなった時に保険に加入していて良かったと思った
まとめ:犬もストレスで下痢になる?下痢の期間が長い場合は注意
犬の下痢の原因と解消法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事でのポイントは、
- 犬もストレスが原因で下痢をする
- 下痢が2~3日で治る場合は自宅で様子をみる
- 下痢や嘔吐が続く場合は病気や感染症の場合があるので病院へ連れていく
- 万が一のために、ペット保険に加入する