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犬のストレスが死亡の原因になることがあるのをご存知ですか?突然死・急死を避けるためにもストレスの原因と解消法を知ることが大切です。この記事では犬のストレスと死について、ストレスの原因や発散方法、突然死・急死の原因、死亡した際の対処法まで解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬はストレスを原因に死亡する?ストレスの原因や解消法を解説

  • 犬がストレスで死亡することはあるのでしょうか?急死やストレスの原因とは?
  • 犬のストレスとはどのようなことでしょうか?ストレスの原因やサイン、病気とはどのようなものがあるのか解説
  • 犬のストレスへの対処法とは?解消法について詳しく解説
犬も人間と同じで、さまざまな原因からストレスを感じます。

言葉で伝えることができない犬は、飼い主に分かってもらえないことで余計にストレスを溜めてしまうこともあります。

ストレスは万病のもとと言われます。
そのままにしておくことは、ストレスサインや病気につながってしまうことに繋がることもあります。

愛犬のストレスを遠ざけて、健康に暮らしてもらえるよう、飼い主としてできることを心得ておきたいものです。

今回「MOFFME」ではストレスの原因やその解消法について解説します。

また、MOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

犬がストレスで死亡することはある?急死やストレスの原因を解説


この項では以下のポイントについて解説します。

  • 犬が急死してしまうこともあるストレスの原因とは、犬の性格によってさまざまです。具体的にはどのようなことが原因となるのでしょうか?
  • 犬が急死、突然死してしまった時は?対処法とは?やるべきこととは?
  • ペットロスについて詳しく解説
  • 急死と、突然死の違いとは何でしょうか?詳しく解説

犬もストレスで死亡する!犬の急死の原因を解説!

犬のストレスは性格によってさまざまなものがあります。

  1. 飼い主にあまり構ってもらえない
  2. 多頭飼いの場合、他の犬との相性
  3. 環境の変化
  4. 気圧、天候の変化
  5. 家族に赤ちゃんが生まれる
  6. 飼い主が死んでしまうこと
  7. 犬自身の体調の変化による体の痛みや不自由さ
  8. 留守番
  9. 毎日が同じパターンの繰り返し
  10. 運動不足によるもの
犬が感じる心理的なストレスの多くは、飼い主である家族に大きく関係しています。

家族が不仲であることや、留守番が多く家族にあまり構ってもらえないこと、または犬が嫌がることを飼い主がし続けることなどもあります。

犬は痛みに鈍感だと言われていますが、やはり痛みは感じます。
痛みを持ち続けて生きることは、人間でもとてもストレスになります。
このような身体的なストレスは気付くことが難しいですが、怪我や病気をしていないか、しっかり犬を観察し何かあれば早めに獣医さんに診てもらいましょう。

引越しや家族が増えることは、犬にとって変化の経緯が分からないので、いつもの日常がある日突然変わったように感じ、家族の日常生活の変化により、犬とのスキンシップや散歩の時間が減ったりすることもあります。
こういった環境的ストレスも犬にとっては大きなストレスになることがあります。

犬が急死・突然死してしまった場合の対処法・やるべきこととは?

家族の一員として大切に育ててきた愛するペットの死は、飼い主にとって耐えがたいほど悲しいものです。


犬がストレスが原因で急死・突然死を迎えた場合、飼い主さんは何が起きたかを受け入れることは大変難しく、理解できないことがあります。


心の準備ができていないと、愛するペットとの最期のお別れ方法を調べる余裕がないかもしれません。


愛犬に対する心遣いとして、今のうちに亡くなった後の対処方法や供養方法を知っておきたいものです。


犬が死亡した後に対応すべきことは、

  1. 遺体を清める
  2. 安置する
  3. 葬儀・供養の方法を考える
飼い犬が死亡した場合は・犬の死亡届けの提出が必要です。


突然訪れる大きな喪失感により、ペットロスと呼ばれる状態になることがあります。

自分を責め続けてしまうことも、さらなるペットロスの状態を悪化させてしまうことになります。


ペットの死に直面し、悲しみや苦しみで辛い時には、無理をせずたくさん悲しみ、感情のままに思いっきり泣くことがとても大切なことなのです。


これまでペットとの生活を知っている人や、自分の気持ちを理解し信頼できる人などに話をすることも、ペットロスから抜け出せる近道になります。

「ペットロス」とは?定義や意味について詳しく解説!

「ペットロス」とは、ペットを亡くした飼い主の体験自体やそれによる悲しみのことを言います。ペットロスは全く珍しいことではありません。ペットを亡くした飼い主であればだれでも経験する出来事なのです。


しかしその悲しみが大きすぎて、飼い主の心や身体の病気につながってしまうことがあります。そういった症状を「ペットロス症候群」と呼ばれることがあります。


昔は「使役動物」として飼われていたペットたちが、時代を経るごとに「コンパニオンアニマル」と呼ばれるようになるまでペットの地位が向上しました。


加えて、近年の核家族化・少子化といった人間社会の環境変化が重なり、家族をペットとして捉える人が増えています。


さらに獣医療やペットサービスが発達したことで、ペットの平均寿命は近年増加傾向にあります。このことで私たちがペットと暮らす時間は増え、その分だけ亡くなった時の悲しみが大きくなるのです。

補足:「急死」と「突然死」の違いとは

「急死」とは、犬が直前健康かどうかは考慮せずに、急変し死亡したことをいいます。

この場合、事故や中毒も含みます。


「突然死」とは、瞬間死あるいは発病後24時間以内の内因死のこと(WHOの定義)をいいます。これには、交通事故、中傷や外傷などの外因死は含まれません。

人でも、犬でも突然死を起こすことはあります。「急死」をいう言葉の中に「突然死」という

言葉が含まれます。

犬のストレスとは?ストレスの原因やサイン、病気を詳しく解説!


この項では以下のポイントについて解説します。
  • 犬にとってストレスになりやすい運動不足や環境の変化とは具体的にどういったものなのでしょうか?
  • ストレスを感じている犬に発現しやすいサインとはどのようなものがある?
  • ストレスが引き起こす病気について詳しく解説
犬のストレスには原因があり、ストレスを感じている時にはそういったサインが発言することが多いものです。

そういったサインを見逃さず、しっかりと観察することで、そこからさまざまな病気に繋がることを防ぐことができます。

犬のストレスの原因は?運動不足や環境の変化等の原因を解説!

犬は特に運動不足により大きなストレスを感じます。

毎日の散歩は欠かさないようにすることがとても大切です。

散歩は犬にとっての一番の楽しみであることも多いです。


天候が悪く、外に散歩に行くことができない時には、飼い主とスキンシップを取りながら、おもちゃを使って遊んであげたり、ボール投げなどをすることも運動不足解消につながります。


環境変化も人間同様、犬にとっては大きなストレスになることがあります。

引越しによる周辺環境の変化や、飼い主の結婚・出産などによる家族構成の変化には、犬がストレスを感じやすいです。


愛犬が早く慣れるように工夫をし、落ち着いて過ごせるようになるまで家族みんなであたたかく見守ってあげることが大切です。

犬が見せるストレスサインは?ストレスによる症状・サインを解説

犬が運動不足で退屈すると、足先を舐め続ける、尻尾を噛む、吠えるといった行動が起こります。また攻撃的になることもあります。


その他にも、あくびをする、体を震わせる、無駄吠え、同じ場所をウロウロするなどがあります。犬が毛づくろいするように自分の体を何度も舐め続けたりするのもストレスサインのひとつです。


分離不安症の犬は、ひとりになると行動変化がみられるようです。

不安からくる精神の乱れから、排尿や排便をあちこちでしてしまったり、吠え続けたり、よだれを流してしまったりなどが現れたりすることがあります。


ペットホテルに預けられたり、動物病院に入院したりすると、ストレス性の下痢、便秘、酷い時には血尿、血便などが一時的に現れる犬もいます。

緊張のあまり、水を飲まない、ご飯を食べないといったことも少なくありません。


環境の変化で起こりやすいストレスサインは、人間でもよくあるようにお腹を壊すことがあります。

特に数日続くようだと要注意です。慣れない場所でのストレスから、便秘や下痢になってしまうことがあります。


一番心配なのは脱毛や食欲不振、嘔吐など目に見える症状が現れた時です。

かなり深刻なストレスサインであると考えられますので、大きな病気を患っている可能性もあります。一刻も早く獣医さんの診察を受けましょう。

犬のストレスが引き起こす病気とは?

犬のストレスは、免疫系、自律神経系、内分泌系などに影響を及ぼします。


一時的なストレスは、人間同様、生きていれば受けて仕方がないことなので、飼い主もそれほど気にすることはありません。


しかし、ストレスが慢性的にかかると、体調不良に陥ったり、病気へと進展してしまう恐れがあります。

「ストレスは万病のもと」と言われるのはそのためです。


ストレスが慢性的にかかった場合、具体的には、食欲不振下痢・嘔吐脱毛などの症状が現れることがあります。


発症しうる、または悪化の一因になると言われる病気には、皮膚病(アトピー性皮膚炎など)膵炎糖尿病クッシング症候群胃腸障害(胃潰瘍)などが挙げられます。

犬のストレスの対処法は?ストレス解消法を詳しく解説!


この項では以下のポイントについて解説します。

  • 犬のストレスサインが発現した際にすぐにできる対処法とは?
  • 犬がストレスを感じにくいような生活、環境作りとは?
さまざまな原因により犬がストレスサインを出している時に、そこから病気につながらないように飼い主ができることを即座に実行することが大切です。

そのためには日々犬を観察しちょっとした変化にも気付けるようにしなければなりません。
そこで、飼い主が適切に対処し、その後も犬がストレスなく快適に生活できるように環境を整えることが重要となってきます。

ストレス発散法①:飼育環境を整える

暑すぎや寒すぎを防ぐために温度管理をしましょう。

室内で生活をしている場合は、エアコンなども利用し快適な温度設定を心がけます。


寒い時には、毛布や暖かい暖房器具を犬にとって危なくない程度に利用するのも寒すぎを防ぐためのひとつの方法です。


照明が犬にとって明るすぎるのも落ち着かずストレスになる場合もあります。

部屋の隅の方に、やや暗めの逃げ場所を作ってあげることも大切です。


匂いの強い芳香剤の利用も犬の近くには控えた方が良いでしょう。

ストレス発散法②:積極的にスキンシップを取る

犬の性格・性質を見ながら、適度な運動はストレス発散になるので、できるだけ毎日連れて行くように心がけましょう。


飼い主とのコミュニケーション・スキンシップは互いの絆を深めることにも効果的です。

大きな安心感は、犬にとってストレスを解消できる唯一の方法なのです。


よく見ると、犬はいつも飼い主を見ながら動いています。

犬にとって飼い主は大切なボスであり、飼い主の笑顔が一番のご褒美なのです。

たくさん触れてあげて、たっぷりの愛情を感じさせてあげてください。

ストレス発散法③:運動量・食事量を見直す

犬の種類や年齢などによっても必要な運動量は異なります。

今の状況にあった運動量・食事量を犬の様子を見ながら、適量を満足できる形で与えられるように、日々の試行錯誤が必要です。


基本的には犬はお散歩が大好きです。

ゆっくりと公園や広場をお散歩してあげたり、ドッグランなどがあれば思い切り走らせてあげてください。


自然の中でのびのびと走り回れることは、犬にとってストレス解消につながります。

ストレス発散法④:犬用のガム、おもちゃ等のグッズを使う

犬用のガムやおもちゃなどのストレス解消グッズを利用する方法もあります。

留守中の不安を紛らわせたり、ちょっとしたイライラなど、ストレスを少しでも解消でき、ため込まないためにはとても効果的です。


天候が悪く、散歩に行けない時にもこのようなグッズを利用し、犬の運動不足、ストレス解消につながります。


また犬は匂いに敏感ですが、ラベンダーのような癒し効果のあるアロマも、自然の香りでリラックスさせてくれます。

ストレス解消法⑤:避妊手術・去勢手術を受けさせる

避妊をしていないメスでは、発情期(ヒート中)の陰部の不快感や頻尿になること、オスでは発情中のメスのにおいをキャッチしても、性的欲求を満たせないことなども、犬にとって大きなストレスの一因になります。


避妊手術を受けていないメスは、発情中はドッグランやペットと泊まれる宿なども利用できないなどの制限もあります。


去勢してもメスの発情出血中のにおいには興奮しますが、去勢手術をしていないオスの方がより性衝動が高まると考えられます。


犬の性格による個体差はありますが、去勢・避妊手術を受けさせることで、性的なストレスから解放してあげられるかもしれません。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

突然のストレスサインや病気にいち早く気付けるためにも、ペット保険に加入しておくのがおすすめです。

年齢や犬種別に設定されているものも多く、保証内容もさまざまです。

MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判も取り扱っています。

ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:犬はストレスを原因に死亡する?ストレスに注意!

今回は以下の内容で解説していきました。

  • 犬がストレスで死亡することはある?急死やストレスの原因とは?
  • 犬のストレスとはどのようなこと?ストレスの原因やサイン、病気とはどのようなものがあるのか
  • 犬のストレスへの対処法とは?解消法について詳しく解説

犬は言葉で伝えることができません。そのためストレスが溜まるとストレスサインとしてその行動に現れます。


人間にとっても、病気を誘発してしまうほどストレスとは辛いものです。

犬にとっては想像を絶するほどの辛いものになるでしょう。


家族の一員である犬にはできるだけストレスフリーな日々を過ごさせてあげましょう。

そうすることで、ストレスによる急死・突然死などのリスクを回避できます。


飼い主さんがイライラした態度でいたり、犬に対して怒りがちにならないことも

大変重要なポイントです。


家族のみんなが笑顔でいられるように心がけるといいですね。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。