
動物にも新型コロナウイルスが感染するかどうかご存知ですか?ペットに感染してしまう事態を防ぐためにも、感染する動物は知っておくと良いでしょう。また症状や予防法も気になりますよね。この記事では動物が新型コロナウイルスに感染するかについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる動物にも新型コロナウイルスは感染する?症状や予防法を解説!
新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るっています。
感染しないよう自分や家族も気をつけることはもちろんですが、一緒に暮らしている大切なペットへの影響も気になるところですよね。
それでは新型コロナウイルスとは動物にも感染するのでしょうか。
実はこれまでに新型コロナウイルスがヒトから犬、猫に感染したと考えられる事例が報告されています。
では万一ペットが感染した場合、どのよう接すればよいのかわからないですよね。
そこで今回の「MOFFME」では
- 感染する動物やその症状は?
- 新型コロナウイルスは動物から人にうつる?
- 感染から守る飼育の注意点とは?
- ペットの感染を予防するためにできることは?
を中心に解説していきます。
この記事を最後まで読んでいただければ、動物が新型コロナウイルスに感染した場合の症状や、予防法などが詳しくわかると思います。
家族の一員である大切なペットのためにも、ぜひ最後までご覧ください。
またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
動物にも新型コロナウイルスは感染する!感染する動物や症状は?
主に発症したヒトからヒトへの飛沫・接触感染により新型コロナウイルスはうつることがわかっていますが、現時点ではヒトから動物への事例は数例となっています。
犬や猫など以外にもハムスターや鳥などさまざまなペットを飼っておられる方もいらっしゃるでしょう。
ここからは
- 犬・猫や小動物などのペットにも感染するの?
- どのような症状なの?
- 犬や猫の国内・海外での事例・経路とは?
を解説いたします。
ご自身のペットにも当てはまるかもしれません。
ぜひ参考にされて下さい。
どんな動物に感染する?犬猫や小動物等のペットにも感染するのか
- 犬
- 猫
- トラ
- ライオン
- ミンク
動物が新型コロナウイルスに感染してしまった際の症状は?
人間の場合、のどの痛みや発熱、味覚・嗅覚障害などさまざまな症状がみられますよね。
しかし言葉を喋れない動物では、どのようなことに気づいて対処してあげれよいのでしょうか。
これまでに犬では、明確な症状は確認されてはいません。
一方で猫は、新型コロナウイルスの感受性がほかの動物種よりも高いとの報告があるようです。
また症状としては
- 呼吸器症状(呼吸困難など)
- 消化器症状(下痢・伝染性腹膜炎など)
があったとの報告があります。
伝染性腹膜炎とは猫コロナウィルスが原因となり、腹膜に炎症が起こる病気です。
飼い主がペットに対して新型コロナウイルスに移ったかどうかをはっきりと判断することは困難でしょう。
まずは、かかりつけの獣医師に相談してみることをおすすめします。
補足:犬や猫の国内・海外での感染事例・感染経路を紹介!
それでは、これまでにどのような事例、および経路が確認されているのでしょうか。
国内での事例では
- 犬・猫の野外感染、また新型コロナウイルスに感染した人間から犬、猫が感染
海外での事例では
- 香港の漁農自然護理署(AFCD)の発表では、犬の鼻と口の粘膜にたまたま付着した新型コロナウイルスを検出した
- ベルギーでは猫が飼い主からうつり、下痢や呼吸困難などの症状がみられた
- アメリカの動物園では、飼育員からトラやライオンに移したと推察されている
- オランダのミンク農場での大量のミンクが感染
ミンクは、古くから毛皮のために捕獲されてきました。報告ではこのミンクから、人間へ新型コロナウイルスに移った可能性がある事例がでてきています。
動物から人に新型コロナウイルスはうつる?
国内事例は現在のところ、動物から新型コロナウイルスが人に移ったという報告はされていません。
しかし、ヒトである感染者が動物(特にペットの猫とフェレット)に接したあと、移ってしまうリスクがあるとする事例が増えています。
また、他の猫やフェレットにうつす可能性があることが示されました。
そして無症状・発熱・消化器系症状や、軽度の呼吸器系症状などがでたりする可能性がでてきます。
犬や猫には元々、固有のコロナウイルス感染症があるとされます。
現在知られている限りでは、犬に下痢などの消化器症状・猫では伝染性腹膜炎引き起こしたりします。
しかし、この病気が人に移ったという報告はなく、現在の新型コロナウイルスとは全く異なる病気なので安心してよいでしょう。
ペットを新型コロナウイルスから守るには?飼育の注意点を解説!
かわいいペットを新型コロナからどう守るかは、飼い主にとってとても重要なことですよね。
また飼い主は、自身も気をつけることはもちろんのことですが、日々の生活のなかにも、注意する点はいくつかあります。
ここからは万一の場合、考えられる以下の
- 飼い主が感染したときの接し方は?
- 感染を予防するためは?
を詳しく説明していきます。
新型コロナウイルスに対するペットへの基本的な衛生対策など詳しくチェックしていきましょう。
飼い主が新型コロナウイルスに感染した!ペットとの接し方は?
飼い主が新型コロナウイルスを保有している場合、その住環境にはウイルスが大量に存在しています。
自宅で療養する場合には、ウイルスが付着しないよう療養中の部屋に出入りさせないようにしましょう。
自宅で世話することができない場合、万一に備えて家族、または知人の預かり先を検討しておくと安心です。
新型コロナウイルスへの感染が判明した無症状・軽症の患者とペット(犬・猫・ウサギ・ハムスター)が一緒に入所できる医療施設が東京都のお台場に臨時の開設しています。
またアニコムホールディングス株式会社が「#StayAnicom」プロジェクトにより飼育する動物を長期間預かることのできる施設のサービスを行っています。
ペットの新型コロナウイルス感染を予防するためにできることは?
東京都獣医師会では、ペットの新型コロナウイルスを予防するには飼い主が新型コロナウイルスに感染しないことが最も大事であると考えています。
また厚生労働省では、動物由来感染症(動物から人間へうつる感染症を表す)の予防のためにも以下のことを注意するよう促しています。
- 動物との過度な接触
- 接触する前後での手洗い・手指用アルコールでの消毒など
- ペットの体調が悪い場合はできる限り不必要な接触を控える
環境省では
- 犬の散歩は他の犬とのソーシャル・ディスタンスを保つ(2m間隔)
- 猫は室内飼育をする
の対応を促しています。
また被毛のある動物のブラッシング・シャンプー・カゴ(小屋)・タオル(敷物)なども清潔な状態にあるよう気をつけることで予防対策となります。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
自宅で過ごす時間がコロナ禍により増えたこともありペット需要が高まっているようです。
一緒に過ごす動物たちの存在は私たちに癒しを与えてくれますが、一方で気をつけなければならないこともあります。
ペットを飼うということは人間と同じように、ケガや病気のリスクがでてくるということです。
犬や猫が経験する病気では皮膚炎・膀胱炎・胃腸炎などがあり、誤飲・骨折・脱臼などの事故も珍しくはありません。
例えば骨折をした場合、その際にかかる費用は約20万円といわれています。
しかし人間の医療保険とは異なり公的制度はなく、診療費は飼い主の100%自己負担です。
多くのペット保険はありますが、補償内容の確認・加入条件や保険料、免責事項など項目チェックで時間も労力もかかってしまいます。
そこで、MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を紹介しており、ペット保険を選ぶ際におすすめです。
この機会にぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。
まとめ:動物も新型コロナウイルス感染症になる?
新型コロナウイルスが感染する動物やその症状、動物から人にうつるのか、また注意点などをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- 新型コロナウイルスが感染するのは犬・猫、フェレットなどである
- 動物から人にうつるなど国内では事例はない
- 飼育の注意点とは過度な接触は控えることである
- 予防するためには接触する前後での手洗い・手指用アルコールでの消毒・犬の散歩は他の犬との2m間隔を保つ・猫は室内飼育をする
でした。
動物を飼うということは、飼い主がその命をあずかることでもあります。
また、新型コロナウイルス症以外にも動物を媒介する他の病気もあります。普段から衛生的な飼育を心がけていきましょう。
しかし万一ペットの体調が悪くなった場合には、すぐに動物病院に連れていくのではなく必ず電話でかかりつけの獣医師に相談してからにしましょう。
MOFFMEでは、他にも読んでおきたいペットに関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧下さい。