【2024年版】ペット保険市場のシェアランキング!市場規模なども解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ペット保険のシェアランキングは、「アニコム損保」「アイペット損保」「ペット&ファミリー損保」が上位3社
  2. 市場規模は数年間拡大し続けている
  3. ペット保険加入を検討している方は、ペット保険のかんたんお見積もりがおすすめ

ペット保険市場のシェアランキングはどうなっているのでしょうか。保険会社ごとの契約数の推移やペット保険市場の今後についても気になりますよね。この記事ではペット保険市場のシェアランキングについて、市場規模やペット保険業界の今後を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペット保険市場のシェアランキングは?市場規模等も解説!

様々な保険会社が販売している保険商品の中でも、動物の怪我や病気に対して備えることができる「ペット保険」のニーズは、年々高まっています。


現在、ペット保険の加入を検討している方の中で、「人気の保険に入りたい」「シェアが多い方が安心」という方もいるかと思います。


そこで今回「MOFFME」では、

  • ペット保険を提供している保険会社の数
  • ペット保険の市場規模、加入率、シェアランキング
  • ペット保険業界における今後の課題
  • ペット保険へ加入を考える際に抑えておきたいポイント

以上の点を取り上げていきます。


この記事を読んでいただければ、どのペット保険が最も選ばれているか、という点だけでなく、まだまだ発展途上であるペット保険の世界について理解することができます。動物を飼っている方にとってその必要性やメリットを理解していただけることでしょう。


ぜひ最後までご覧ください。


また、MOFFMEでは「ペット保険のおすすめランキング」についても紹介しています。気になる方は一緒にお読みください。

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そもそもペット保険とは?ペット保険やペット保険会社を解説!


自分自身のための保険にはもちろん加入しているけれど、ペット保険は必要性が分からない、またはコストがかかりそうなので加入していない、という方は少なくないでしょう。


では、最も選ばれているペット保険について知る前に、まずはペット保険そのものと、保険を取り巻く現在の状況について知っておきましょう。


次から、

  • そもそもペット保険とは何か?
  • ペット保険を販売している保険会社は何社?

これらの点について紹介します。

ペット保険の選び方とは?のサムネイル画像

【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介

そもそもペット保険とは?

そもそも「ペット保険」とはどのような保険なのでしょうか。


ペット保険は動物が罹患する可能性のある様々な病気や、日常的に発生し得る怪我に対する、手術費用や入院費などを補償してくれる保険です。


一般家庭で飼うペットといえば猫や犬が一般的ですが、それだけでなく鳥類、爬虫類、小動物に分類されるものまで、様々な「ペットとして飼育され得る様々な動物」が補償の対象となっています。


なぜそのような保険が必要なのかというと、人間の国民健康保険のようなものがないため、ペットの治療費は全額自己負担になるからです。


病院に健康保険証なしで行くようなものなので、ペット保険なしだと治療費は非常に高額になります。

ペット保険歴史のサムネイル画像

ペット保険の起源と歴史に迫る!日本の歴史と現在の加入率は?

ペット保険を販売している保険会社は何社?種類についても解説!

現在、どれくらいの保険会社がペット保険を取り扱っているのでしょうか。


金融庁によると、現在人間のための保険を取り扱う「生命保険会社免許」を取得している会社は全部で42社となっています。


それに対して、現在ペット保険を取り扱っている保険会社は15社となっており、単純比較すれば半分以下です。


しかし、選択できる補償内容としては年々充実しており、医療保険のように

  • 補償内容は最低限だが、保険料が安く抑えられているプラン
  • 保険料は高いが、補償が充実しているプラン
  • 手術や入院など、特定の要件だけピンポイントで補償するプラン
これらの様々な種類の保険からそれぞれの状況に合ったものを選択できるようになっており、取り扱い社数は多くなくても、保険の選択肢は迷うほどあります。

現在ではペット保険のみを販売している保険会社のシェアが高いことから、今後さらに競争力は高まっていくものと予想されます。

自分がどのようなペット保険が必要か分からないという方は、ペット保険の一括比較が可能です。

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ペット保険のシェアランキングや市場規模などを紹介!


ペット保険は今や決してニッチな市場ではなく、動物を飼っている方が金銭的な負担を軽減するための、大勢の方の需要がある市場となっています。


具体的な数字の部分について、

  • ペット保険の国内シェアランキング
  • ペット保険の加入率
  • ペット保険の市場規模と成長率
  • ペット保険の損害率や経常利益率

これらの点を詳しく取り上げていきます。

ペット保険会社のシェアランキング

ペット保険を提供している保険会社が15社あるというのはすでに取り上げた通りですが、全体でのシェアはどのようになっているのでしょうか。

  1. アニコム損害保険
  2. アイペット損害保険
  3. ペット&ファミリー損害保険

ランキングは以上のようになっています。

他のいくつかのサービスでも紹介されているFPCの「フリーペットほけん」は現在最も多くの人に選ばれているペット保険だと言えます。

また、SBIいきいき少短の「SBIいきいき少短のペット保険」が公開している資料によると、これまでに少なくとも10万件以上の契約者数、46億円以上の保険料収入、1.9億円の経常利益を達成しているようです。

しかし、ペット保険全体のシェア1位は「アニコム損害保険」のペット保険となっています。(参考:ペット関連市場マーケティング調査)

なんと10年連続でシェア1位であり、最も多くの人に選ばれていることが公式ウェブサイトでも強調されています。

また、アニコム損保に続いて上のランキングでも紹介している「アイペット損保」のシェアが高いとされています。

このように現在は、ペット保険を専門に扱っている保険会社のシェアが依然として高い状況にあります。

また、保険料の安さや補償内容から、ペット保険のランキングを独自に作成しました。以下の記事で紹介しているので、ご一緒にお読みください。

ペット保険ランキングのサムネイル画像

ペット保険の様々なランキングを特集!ランキングからペット保険を徹底比較

ペット保険の加入率はどれくらい?

ペット保険の加入率

もともと、日本では動物を飼ってはいても「ペットのために保険に加入する」という考え方は一般的ではありませんでした。


しかし、数十年以上前から動物保護と保険に関する規定があったスウェーデンにおいては、現在ペット保険への加入率は70~80%と非常に高くなっています。


ペットがいる世帯数がスウェーデンよりも多いイギリスやなどは20~30%程度となっていますが、それでも世界では2、3番を争うペット保険への加入率です。


そして日本はどうなのかというと、1800万頭ほど飼育されている中でペット保険への加入率はわずか16%ほどとなっており、「そもそもペット保険についてよく知らない」人も含め、欧州国に比べると加入率は低くなっています。


加入率については、以下の記事で詳しく解説しています。

ペット保険の加入率についてのサムネイル画像

ペット保険の日本や海外の加入率は?今後の推移なども考察!

ペット保険の市場規模・成長率はどれくらい?

では、ペット保険の市場規模や成長率に関してはどのようになっているのでしょうか。


実は、ペットの飼育数に関してだけ見れば増加はしていません。

飼育頭数(犬)飼育頭数(猫)
20159,4389,277
20169,3569,309
20178,9209,526
20188,9039,649
20198,7979,778

※ペットフード協会「2019年 全国犬猫飼育実態調査」より


特に犬に関しては、逆にここ数年で減少傾向にあります。


しかし、そんな中でもペット関連市場は拡大傾向にあり、ペット保険に関しても同様です。

年度ペット関連市場
売上(単位:億円)
201514,498
201614,743
201715,193
201815,442
201915,700

※矢野経済研究所「ペットビジネスに関する調査(2020年)」


このような背景には、やはり動物を「単なるペットとして飼う」のではなく、我が子のように家族の一員としてしっかりサポートしてあげたい、という意識が強くなっていることも理由の一つとして挙げられます。

ペット保険の市場規模についてのサムネイル画像

ペット保険の市場規模は拡大中!今後の動向や将来性について解説!

ペット保険会社の損害率や経常利益率はどれくらい?

ペット保険を含むペット関連市場が成長傾向にあるという点は今取り上げた通りです。


では、実際にペット保険会社はどのくらいの利益を上げているのでしょうか。


次の表をご覧ください。

種目
金額(単位:百万円)
※前年度
前年度比較での
増減率
①個人との保険契約に
かかる収入
18,277
※15,794
+15.7%
②収入積立保険料を
①から控除した場合
20,063
※16,563
+21.1%

まず、これが2020年度4月から6月における、保険会社の保険契約における収入の数字です。


前年度と比較しただけで、+20%近くの大きな増加率があることが分かります。


次は、保険会社による保険金の支払金額を見てみましょう。

種目金額(単位:百万円)
※前年度
前年度比較での
増減率
①保険契約にかかる
保険金支払い
9,177
※7,588
+20.9%
②再保険により回収した
再保険金を①より控除
9,947
※7,990
+24.5%

※日本損害保険協会「2020年度 種目別統計表」より


このように、保険金の支払金額も+20%と目に見えるほど増加しています。


これらの数字はまさに、成長し続けるペット市場の中で「ペット保険」においても同様の高い成長率があることを顕著に示しています。

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ペット保険業界の今後の動向・課題とは

今後、ペット保険を取り巻く環境はどのように成長し、変わっていくのでしょうか。


2018年には500億円近くにものぼる規模となったペット保険業界は、いまなお成長を続けています。


さきほど挙げたペット保険会社の成長率からも分かる通り、今後も1年で10~20%以上ペースで成長を続けると予想されており、加入者も増えていくでしょう。


しかし明確な課題もあり、冒頭で紹介したように日本は動物を飼っている方のペット保険への「加入率」が依然低い状態です。


今後は、まだペット保険に加入していない残りの約9割の人に、ペット保険へ加入することで「治療費負担が大きく軽減する」という明確なメリットを訴求していくことができるかどうか、その点がカギとなるでしょう。

ペット保険は口コミ・評判等を比較して加入するのがおすすめ!


ここまではペット保険の市場規模などについて紹介してきましたが、結局のところ動物を飼っている多くの人にとって重要なのは「どのペット保険を選ぶか」という点です。


では、13社から提供されているペット保険のうち、自分たちにとってベストと言えるペット保険をどのように選ぶことができるでしょうか。


まずポイントとなるのは、適当に選んだり友人の勧めだけで選択するのではなく、きちんと「補償内容」や「保険料」など、それぞれのペット保険をきちんと比較したうえで選ぶ、という点です。


比較する際に判断材料として利用できるのは、様々な保険比較サービスで紹介、そして公平な視点で公開されている口コミや評判です。


たとえば「MOFFME」では、公式ウェブサイトより「ペット保険の一括比較」を利用することができます。


このサービスを利用すれば、犬種や年齢から保険を探し出し、オススメ順や価格順に表示させて、それぞれの保険を比較することができますので、ペット保険への加入を考えている方は利用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ:ペット保険のシェアランキングとは?

今回は、ペット保険のシェアランキングや、市場規模とこれからの展望について様々な点を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 現在ペット保険を提供している保険会社は15社ある
  • ペット保険の市場規模は拡大しており、契約数も毎年かなりの増加が見られる
  • ペット保険シェアランキング1位は「アニコム損保」のペット保険
  • さらなる拡大のため、より多くの飼い主にメリットを訴求することが求められる
  • ペット保険を比較する際は、MOFFMEが提供する一括比較サービスなどを有効活用できる
以上の点です。

動物を飼っている人にとって新しいスタンダードとして認められつつあるペット保険は、全額負担となってしまう治療費に対して用意をしておくための、有力で簡単な方法です。

今後も「経済的な理由で必要な治療を受けさせてあげられなかった」という思いをする人が一人でもいなくなるように、さらなるペット保険の普及が望まれます。

MOFFMEでは、この記事以外にも役に立つ記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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