犬は名前を理解するの??犬がどこまで理解しているのかを解説のサムネイル画像

愛犬に一番最初に贈るのが「名前」です。様々な意味を込めた名前に反応してくれるのは、飼い主さんにとって嬉しい瞬間でもあります。犬は自身の名前を理解しているのでしょうか?実は犬は名前以外の言葉の意味も覚えられる動物なのです。犬はどこまで理解しているのか解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

犬は名前を理解するのか?

犬と暮らす際、初めに考えるのが愛犬の名前ではないでしょうか。


様々な意味を込めて愛犬に1番最初にプレゼントするものが名前です。


犬は自身の名前をどのように認識しているのかご存知ですか?


「名前を呼ぶと反応してくれる」犬はたくさんいますが、その言葉を自身の名前として認識しているのでしょうか?


今回MOFFMEでは、

  • 犬にとって「名前」とは?
  • 言葉の認識パターン
  • 犬が名前を覚えてくれない理由
  • 犬に名前を覚えさせる方法とメリット
について解説します!

犬にとって自身の名前とは?

名前を呼ぶと飛んできてくれる犬、反応してくれる犬はたくさんいます。


名前だけでなく飼い主さんが何か呼びかけるだけで大きな反応をする犬もいるでしょう。


犬は表情豊かで感情を表に出してくれるため、コミュニケーションが取りやすいペットでもありますよね。


そんな犬は自身の名前をどう認識しているのでしょうか?

  • 「名前」として覚えているわけではない
  • 呼ばれていることは認識している
まずは、犬がどのように言葉や名前を認識しているのか解説します。

「名前」として覚えているわけではない

残念ながら、愛犬が言葉を「自身の名前」として認識しているかどうかは定かではありません。


しかし、犬は人間と暮らすうちに言葉には意味があることを覚えます


そのため、名前を呼び続けることで、その言葉が聞こえた時は自分に用事がある時だと認識はできるのです。

呼ばれていることは認識している

犬は「自身の名前」を認識しているかどうかは分かりませんが、その言葉を音として認識し、反応することはできます。


犬は短い言葉であれば覚えることが可能な生き物です。


叱る時や褒める時、名前を呼ぶ時など、決まった言葉で犬に話しかけることで、それらの言葉がどんな意味を持つのかを覚えられます。


つまり、言葉は交わせなくても、一緒に過ごしているうちにコミュニケーションは取れるようになるのです。

犬の言葉の認識にはパターンがある


犬は人間とコミュニケーションを取ることが出来る動物です。


ただし飼い主さんがコミュニケーションの取り方を間違えると、言葉が持つ意味を間違えて覚えてしまうことも


犬が言葉を認識するパターンは2つあり、

  1. ポジティブなパターン
  2. ネガティブなパターン
に分かれます。

しつけの際にも重要となってくるので、それぞれのパターンを詳しく見ていきましょう。

ポジティブなパターン

犬にとって言葉の意味は「言葉」+「飼い主の行動」によって決まります。


例えば褒める時やおやつ、ご飯、散歩の際に必ず名前を呼んであげるようにすると、名前を呼ばれたら嬉しいことがあると認識します。


ご飯というと餌皿の前に行くなど、短い言葉を覚える場合もありますね。


ある言葉が聞こえると嬉しいことが起こる、褒められているとテンションが上がるのが犬にとってポジティブなパターンの言葉です。

ネガティブなパターン

愛犬の名前を呼んで叱ることが多いと、自然と犬は「名前を呼ばれると叱られる」とその言葉にネガティブなイメージを持ちます。


しつけなどの際、叱る場合は「こら」や「ノー」など短い言葉でしてはダメだということを伝えるようにすると覚えてくれるでしょう。


この時に名前を何度も呼んだりすると、名前に対してネガティブなイメージを持ってしまうので注意してください。

犬が名前を覚えてくれない…その理由とは


犬は言葉のトーン、声色などから飼い主さんの気持ちを読み取るのが得意です。


なかなか名前を覚えてくれない場合は、名前や呼び方に問題があるのかもしれません。


子犬のうちや飼い始めの場合は、覚えてくれなくても焦らないで根気強く名前を呼んであげましょう。


犬が名前を覚えられないのは、

  • 名前が聞き取りづらい
  • 呼び方が毎回違う
といった理由が考えられます。

名前が聞き取りづらい

単純に長い名前であったり、家族や同居している他のペットと似た名前の場合、犬にとっては自分が呼ばれていると認識しづらいでしょう。


アニコム損保によると、2021年の犬の名前ランキングTOP3は、

  1. ムギ
  2. ココ
  3. ソラ
という結果だったそうです。どの名前も短く呼びやすいため犬も覚えやすいのではないでしょうか。

名前の付け方にも注意してみましょう。

呼び方が毎回違う

・呼び方が毎回違う


家族で飼っている場合に多いパターンです。


家族内での愛犬の呼び方が毎回違うため、犬が混乱してしまって名前を覚えられないこともあります。


長く一緒に暮らしていると、あだ名にも反応してくれることはありますが、最初は呼び方を統一するようにしましょう


まずはある言葉が「自分を呼びかける時の言葉」であることを覚えさせてから、あだ名などで呼んでみるといいかもしれません。

犬は名前を理解できる!


犬はとても賢い動物です。昔から人間のパートナーとして、長く共に暮らしてきた歴史があります。


名前はもちろん、短い言葉であれば声色や声のトーンなどで、どういう意味を持つのか覚えることは可能です。


また、名前を呼び反応させることで、愛犬との信頼関係も築けるため、覚えやすい名前でたくさん呼んであげましょう。


この記事では、

  • 犬は言葉や名前を音として認識する
  • 認識パターンにはポジティブなものとネガティブなものがある
  • 名前の呼び方は統一するべき
ということをお伝えしました。

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!