内容をまとめると
- ペット保険の終身とは、契約更新の年齢制限のないプランのこと
- 慢性疾患や補償限度額・回数を使い切ることで、更新ができない場合もある
- ペット保険加入を悩んでいる方は、ペット保険のかんたんお見積もりがおすすめ
ペット保険の終身をご存知ですか?愛犬や愛猫を最後まで保障してくれる保険があるか知りたいですよね。ペット保険にも人間の医療保険と同様に終身タイプがあるのでしょうか。この記事ではペット保険の終身について、終身タイプや人間の健康保険との違い等を解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペット保険の終身とは?ペット保険は一生涯継続できるの?
こんにちは、MOFFME編集部です。
先日、MOFFMEにこんなメッセージが届きました。
「13歳のペットの犬が加入していたペット保険の継続を拒否されてしまった。」
実はほとんどのペット保険が終身で最後まで継続できるプランを採用しているのですが、さまざまな理由で継続ができなくなることがあります。
高齢の犬や猫にこそ必要なのに、このようなことがあっては困りますよね。
そこで今回「MOFFME」では、
- ペット保険の終身について
- 終身で継続できない場合
- 人間の終身保険とペット保険の終身の違い
- 必要性
そもそもペット保険とは?更新型や終身についても解説!
まず、ペット保険がどのようなものかを知らなくてはいけません。
ペット保険とは、契約者である飼い主が保険料を支払うことで、犬や猫が病気や怪我になったときにかかる治療費の何割かを、保険金で補償してくれるものです。
50%か70%補償のプランがほとんどですが、中には80〜100%補償のものもあります。
また、ペット保険は1年ごとに契約を更新する必要があります。このことは今回のテーマで最も重要なことですので、覚えておきましょう。
では、1年ごとに契約が必要だとどのようなことが起こるのでしょうか?次項で解説します。
ペット保険は毎年更新が必要!更新が拒否されることも?
毎年更新の保険には、どのような特徴があるのでしょうか?
特徴としては、
- 毎年契約がリセットされるため、掛け捨てになってしまう
- 更新されるたびに保険料が上がっていく
- 終身で契約できる保証がない
といったことが挙げられます。
保険料が掛け捨てになる
基本的に、毎年年齢が上がるごとに連れて、保険料は高くなります。
特に、犬や猫が高齢期に入ると、かなり保険料が高額になります。病気になるリスクや、動物病院にかかる頻度が高くなり、保険金の請求額や回数が多くなるためです。
そのため、この時期に辞めてしまう方も中にはいるようです。
しかし中には〜歳以上の保険料は一律と設定しているプランもあるため、後述します。
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終身で継続できるかどうかは分からない
- 変更なく更新可能
- 更新のたびに審査あり(ペットの健康状態について)
- 更新できる条件あり(通院の限度制限など)
- 更新できない
ペット保険の終身と人間の終身医療保険の違いとは?
ここまでペット保険の終身についてお話ししてきましたが、人間の終身保険とは別物であることにお気づきでしょうか?
以下の図をご覧ください。
ペット保険における終身
人間の終身保険は更新する必要がなく、契約者が亡くなる時を満期とするものです。
一方、ペット保険で言う終身というのは、契約更新の年齢制限がないことを示しています。契約更新は毎年自動で行われていますので、年齢制限がないことによって、擬似的に終身型を作り出していると言えます。
以下で違いをまとめました。
ペット保険 | 人間の保険 | |
---|---|---|
保険料 | 更新のたびに変更あり (一部保険を除く) | 契約時のまま一定 |
契約の更新 | 更新あり | なし |
保険期間 | 1年間 | 亡くなるまで |
生涯保険をかけておける点で違いはありません。
しかし先ほども述べたように、保険料が更新ごとに上がること、更新が拒否されてしまう可能性があることが、「本来の終身」との違いです。
ペット保険の終身タイプは2種類ある!
ペット保険における終身というのは、更新の際の年齢制限がなく、ペットが亡くなるまで契約を継続できるものであるということをお伝えしてきました。
そんな終身タイプも、実は2種類に分けることができます。
- 契約更新時の年齢によって保険料が上がるタイプ
- 年齢にかかわらず保険料一定のタイプ
終身タイプ①更新毎に年齢に応じて保険料が上がるタイプ
基本的に保険料が最後まで上がり続けるタイプを採用している保険が多いです。
このタイプは
- 1歳年を取るたびに上がる
- ある年齢区分になったら変更になる
など、保険料が上がるタイミングでも分かれています。
1年毎の契約を更新していくのが主流ですので毎年の更新のたびに少しずつあがるものや、0~2歳・3~5歳などの2歳刻みで保険料が分かられているものがあります。
契約終了するまでこの場合は保険料は年々上昇していくことになります。
終身タイプ②年齢に関わらず保険料が変わらないタイプ
終身型のペット保険には、ある一定の年齢を超えると、それ以上保険料が上がらないというタイプもあります。
8〜12歳など、シニア世代に入ってからのことが多いです。
また、珍しいですが、加入してから保険料がずっと変わらない商品もあります。
しかし、シニア世代になった時に更新時に審査が追加されたり、自動更新なしのプランに移行されたりしてしまうこともあります。
補足:病気でも入れるペット保険はある?審査に注意!
病気を患っていても加入できるかどうかは、気になるところです。
この場合、2つのパターンが考えられます。
- 加入できない
- 条件付きで加入できる
引受審査とは
【重要】ペット保険の更新ができない場合
ペット保険は終身のものがほとんどですが、安心してはいけません。
実は慢性疾患以外にも、契約継続が拒否されてしまうこともあるのです。
更新できない場合
- 慢性疾患と診断された
- 補償限度額・回数に達した
- 審査に落ちた
- 保険料未払い
30万×0.7=21万
更新可能年齢だけでなく新規加入の年齢制限にも注意!
ペット保険の新規加入可能年齢は、大体8〜12年と設定されています。
高齢のペットを飼っている方は、早めに加入を検討しましょう。
ペット保険は加入した時の年齢ではなくて、その時の年齢によって保険料が決まるので、若い時から入っていれば安くなるといったことはありません。
しかし、だからと言って、若いうちに加入する意味がないかと言われればそうでもありません。若いからこそなりやすい病気などもあるからです。
例えばパテラ(膝蓋骨脱臼)や骨折などは、成長期の犬や活発なペットによく見られます。これらの治療は外科手術が必要になるため、数十万円が必要になることも考えられます。
病気にかからないとも言えませんし、持病を持っていると加入審査で不利に働くことも十分考えられます。
加入を検討している方や悩んでいる方は、以下のボタンからペット保険の一括比較が可能です。興味のある方はぜひご活用ください。
まとめ:ペット保険の終身とは最後まで継続して更新できるタイプ
この記事では終身タイプのペット保険についてまとめてきました。
この記事のポイントは
- 動物向けの終身タイプとは、補償は一生涯続くが更新制の保険である
- 多くは更新時に保険料が上がるものが多い
- 慢性疾患や補償限度額の超過によって、更新が継続できなくなる場合もある
- 会社によって違いがあるが、病気になっていても条件付きで加入できる