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猫の鳴き声は言葉を話せない猫にとって、飼い主に気持ちを伝える大切な手段です。甘えたような鳴き声は聞いていてとてもかわいいですが、理由もわからずずっと鳴いていると困ってしまいますよね。そこで今回は、猫の鳴き声からわかる猫の気持ちや鳴く理由について解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の鳴き声から気持ちがわかる?

猫はその姿だけではなく、鳴き声も非常に可愛らしいですよね。


あまり鳴かない子が鳴いてくれたりすると嬉しくなってしまう人もいるのではないでしょうか。


しかし、鳴くということは何かしらの気持ちを伝えようとしているはずです。


猫は様々な場面で鳴くことがありますが、一体どんなことを伝えようとしているのでしょうか?


今回MOFFMEではそんな鳴き声に関することを中心に、以下のような内容で解説していきます。

  • 子猫、飼い猫、野良猫が鳴く理由
  • 鳴き声の種類とその理由を解説!
  • 注意すべき鳴き声!考えられる病気とその治療法
  • 鳴き止まない理由と対処法
  • よく鳴く猫の性格やよく鳴く猫種について
  • 尻尾や耳からも猫の気持ちはわかる!
ただ可愛いと愛でるのではなく、猫の伝えたいことを理解してあげたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

少しでも気持ちを察してあげることができれば、今よりもっと猫との生活が楽しくなってきますよ。

猫はなぜ鳴く?子猫や飼い猫、野良猫が鳴く理由

まずは、

  • 子猫が鳴く理由
  • 飼い猫が鳴く理由
  • 野良猫が鳴く理由
それぞれの理由を見ていきましょう。

年齢立場が違えば鳴く理由にも違いがあります。

その時の状況によっても変わってきますが、まずは簡単にどんな意味があって鳴いているのかを知ることから始めていきましょう。

子猫が鳴く理由

生後2ヶ月~3ヶ月くらいまでの子猫は、お腹が空いている時に鳴くことが多いとされています。


他には、不安を感じている時や排泄、寒さを伝えるために鳴いたりしますね。


生まれて間もない子猫の場合は、生きていくために必要なことをしてもらう際に鳴き声手訴えているようです。


生後4ヶ月以降になると、甘えたい時や一緒に遊んでほしい時、怒っている時など、感情を伝えるために鳴くようになります。


母猫がいるなら全て母猫が行いますが、いない場合は飼い主が親として面倒を見なければいけません。


また、体の不調を訴えている時に鳴くこともあるため、鳴き方には十分注意してください。


鳴き声を上げる前の状況なども思い出しながら、どんな理由で鳴いているのかをその時々で判断していけるようにしていきましょう。

飼い猫が鳴く理由

飼い猫が鳴くのは以下のような時です。

  • 空腹時
  • 甘えている時
  • 遊んでほしい時
  • 体調が悪い時
  • 体に痛みがある時
人間と一緒に暮らしている猫は、主にコミュニケーションを取るために鳴きます。

何かを要求していたり、飼い主の気を引くために鳴くこともあるでしょう。

4ヶ月以降の子猫と似たような理由なので、子猫から飼っている方は何となく察することができるのではないでしょうか。

ただ、明らかに鳴き方がおかしい場合は、病気やケガの恐れもあります。

下記の「注意するべき猫の鳴き声!」で詳しく解説しているので、気になる鳴き方をされた時は参考にしてみてください。

野良猫が鳴く理由

野良猫は鳴かない子の方が多いです。


というのも、外にはいろいろな敵がいるため、頻繁に鳴くと自分の居場所を敵に教えてしまうことになります。


非常に危険な状況を自分で作り出すことになるので、基本的に鳴くことはありません。


そんな野良猫が鳴くのは、

  • 発情期
  • 縄張り争い、またはケンカ
  • 高所から降りられず困っている時
といった特定の状況です。

鳴き方も普通の「ニャー」とは違うため、近所に野良猫がいるのであれば聞く機会もあるのではないでしょうか。

人に慣れている猫だと、
  • ご飯の要求
  • 遊びたい、構ってほしい
  • 挨拶
のために鳴くことがあります。

野良猫の方から近寄ってきたり、近付いても威嚇されないならある程度気を許してくれていると思っても良いでしょう。

猫の鳴き声の種類と理由を一覧で解説!

猫が鳴く理由を簡単に知った所で、次は鳴き声の種類とその理由について解説していきます。


猫の鳴き声の種類や理由には以下のようなものがあります。

  • 甘えている時:鳴き方が短かったりニャオーンと鳴く
  • 威嚇や不安:シャーやフーといった普段とは違う発生
  • 発情期:アオーンという鳴き方
  • クラッキングやサイレントニャーなどの特殊な音の出し方
その時の感情や状況、猫の状態などで鳴き方は全く違います。

鳴き声の区別がつくようになれば、今よりもっとスピーディに対応できますし、気持ちが通じているような気がしてこちらまで嬉しくなってきますよね。

ただ、明らかに違う鳴き声じゃないと判別しにくいものもあるので、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

猫が甘えている時の鳴き声:短く鳴く時やニャオーンと鳴く時

挨拶・返事

主に挨拶や返事をする時に「ニャッ」といった鳴き方をします。


猫の近くに行った時や猫の名前を呼んだ時などに「ニャッ」と鳴いた場合は、返事をしてくれたんだなと思って良いでしょう。


基本的には好意的な鳴き方ですが、しつこく撫でまわした時など、猫が嫌がっている時にも発せられます。


そのため、遊んでいる時や必要以上に撫でている時にこのような鳴き方をされたら、すぐに中止して様子を見るようにしてみてください。


催促・要求

何かをしてほしいと要求している時は、

  • ニャオーン
  • ニャーーン

といった声になります。


例えば、おやつやご飯の催促、トイレの掃除や外に行きたい、遊んでほしいといった時ですね。


要求に応えることも大切ですが、ご飯の時間が決まっているなどその家独自のルールがあるのでしたら状況に合わせて判断してくださいね。


ご飯が美味しい時

全ての猫が鳴くわけではないですが、猫によってはご飯を食べながら「ウニャウニャ」と発することがあります。


これはご飯が気に入ったり美味しい時に出ると言われていますよ。

威嚇や不安などが理由の鳴き声:シャー、フーなどと鳴く時

拒絶・威嚇

相手を警戒していたり、拒絶や威嚇をしている時は、

  • ンー
  • ウー
  • シャー
  • フー

といった声が出ます。


声だけではなく全身の毛も逆立ち、尻尾も普段の倍くらい膨らむので見た目にもすぐに判断できるでしょう。


こういった時に何とか落ち着かせようと撫でたりするのは良くありません。


興奮状態にあるため引っ掻かれることもありますし、面白がって威嚇させようとすると猫から嫌われてしまう可能性があります。


不安や不満、ストレス

不安や不満を感じている時は

  • ンニャーオ
  • ミャーオ

など、いつもより低めの声で鳴きます。


他にも、飼い主の後をずっとつけ回す、飼い主が外出するとずっと鳴き続けるなどの様子を見せる場合は注意してください。


あまりにも酷い場合は分離不安症の恐れもあるため、思い当たる場合は獣医師に相談することも検討してみましょう。


叫ぶように鳴く

叫ぶように大声で

  • ギャッ
  • ギャー

などと鳴く場合は、痛みを感じている可能性が高いです。


主に尻尾を踏んでしまった時やケガをした時、痛みのある部分を触られた時に出ます。


体を確認してみて異常があれば動物病院に連れて行ってくださいね。

発情期の時の鳴き声:アオーンと鳴く時

オス・メス関係なく発情期の際はとびきり大きな声で鳴くようになります。


鳴き方は

  • アオーン
  • ナーオ
  • ニャーオ
など様々ですが、どれも普段より低くて声量も大きくなるのですぐに分かりやすいです。

ただ、シャーやウーといった声も聞こえる場合は、威嚇やケンカが原因なのでしっかり聞き分けられるようにしましょう。

野良猫はもちろんですが、飼い猫でも去勢・避妊手術をしていなければ当然発情期はやってきます。

普段からは想像できないような低い声や、よく言われる「赤ちゃんの泣き声」のようなものが聞こえてきたら注意してください。

オスの場合は落ち着きがなくなるだけではなく、マーキングをして家にあるあらゆる物を汚してしまうことがあります。

クラッキングやサイレントニャーなどの特徴的な鳴き声

クラッキング

一点を見つめて

  • カカカッ
  • ケケケッ
といった音を発している時があります。

これは捕まえたい獲物がいるけれど捕まえられない状況にある時に発する声で、クラッキングと呼ばれています。

もし、猫が窓際にいる時や部屋にいる虫を見つけた時に、口を小刻みに動かして声を発しているのでしたらジレンマに陥っているだと思ってあげましょう。

サイレントニャー

鳴いている仕草は見せるものの、実際に声は出ていないのがサイレントニャーです。

これは子猫が母猫に甘えている時に見られるものと言われています。

声は全く出ていないのではなく、人間が聞き取ることができないだけで実際はちゃんと鳴いているのだそうです。

そのため、愛猫が飼い主に対してサイレントニャーをした時は、「甘えてくれている」「信頼してくれている」と解釈してあげると良いでしょう。

ゴロゴロ・グルグル

喉を鳴らしてゴロゴロなどの音を出すのは、リラックスをしていたり撫でてもらって気持ちが良いと感じているためです。

猫同士で毛づくろいをしあっている時にも聞くことがありますし、子猫が母猫になめてもらったり甘えている時にも聞けます。

基本的には気分が良い時に出しますが、体調不良や不安を感じている時にも出すことがあるため、状況を見ながら判断しましょう。

注意するべき猫の鳴き声!考えられる病気とその治療法も紹介

猫が鳴くのは何かの要求や威嚇などだけではありません。


時には病気が原因であることも考えられるため、異変が見られる時はすぐに動物病院へ相談してみてください。


注意すべき鳴き声は、

  • 猫風邪の時
  • 叫ぶような声
  • かすれた声
  • 異常な行動と共に鳴く
といったものです。

鳴き方や行動によっては重大な病気が隠れていることもあります。

ひとつずつ詳しく解説していくので、現在はもちろん将来のためにもしっかりと覚えておくようにしましょう。

猫風邪の時の鳴き声

普段より声がかすれていると感じたら猫風邪の可能性が考えられます。


かすれ声以外にも、

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 目やに
  • 瞬膜が出ている
  • 発熱
といった症状が見られるのであれば、すぐにでも動物病院で診てもらうようにしてください。

猫風邪は油断したり甘く見ていると、愛猫の命を奪うこともあります。

声がかすれている、食欲がない、くしゃみが多いなど明らかに普段とは様子が違う場合は、できるだけ早く受診するようにしましょう。

叫ぶように鳴く鳴き声

ケガ

上にも書いてあるように、尻尾や足を踏まれたりドアなどに挟まれた時に叫ぶような大声をあげることがあります。


他にもケガをしている部分、痛みを感じる部分に触れることでもこういった声を発します。


ただ撫でているだけなのに叫ばれた時は、体を調べて原因を突き止めて改善していきましょう。


自分だけでは分からない場合は、獣医師に相談することで早期解決を目指すこともできますよ。


尿路結石

トイレに行った時にうなるような、または悲鳴のような声を出す場合は尿路結石の疑いがあります。


尿に血が混ざっていたりいつもよりトイレの回数が増えているなど、気になる異変があるのでしたらすぐに動物病院へ行きましょう。


トイレでうずくまって動かずにいる場合は症状が悪化しているサインです。


その他の泌尿器系の病気の可能性もあるため、一刻も早い対応が重要となります。

かすれたような鳴き声

声はかすれているけれど、くしゃみや鼻水、発熱などの猫風邪の症状が見られない場合は、過剰鳴きが原因になっている可能性があります。


過剰鳴きは分離不安症の猫に多く、飼い主が傍にいないことで不安になり大声で鳴いてしまうと言われています。


もし鳴き方以外にも、上で少し紹介したように飼い主の後をつけ回す、過剰にグルーミングするなどの行動が見られるようであれば注意してください。


ひどくなるとトイレ以外の場所で粗相やマーキングをしたり、うつ状態に陥ることもあるため、放置してはいけない病気です。


この他、過剰に鳴くのは肺炎の原因になる場合もあります。


声の調子がおかしいと思ったら早めに獣医師に相談するようにしましょう。

異常な行動とともに鳴く場合

認知症

認知症で見られる症状は以下の通りです。

  • トイレ以外の場所で排泄する
  • ぐるぐると部屋の中を徘徊する(夜中でも)
  • ご飯の催促が早い
  • 攻撃的な性格になる
  • 昼夜問わず叫ぶように鳴く
人間と同様、認知症は犬や猫でも見られます。

上の症状が全て同時に現れるわけではなく、少しずつひどくなっていくので、高齢猫を飼っている方はしっかり観察して変化に気付けるようにしましょう。

中枢神経系の障害

主な症状
  • 真っ直ぐ歩けない
  • 回転するような歩き方をする
  • 歩こうとしてもすぐに倒れてしまう
  • 立てなくなる
  • けいれん発作がある
  • 瞳孔の大きさが左右で違う
鳴き声以外にもこういった明らかな異常が見られる場合は、中枢神経系の障害の可能性もあります。

場合によっては腫瘍が原因になっている場合もあるため、こうした異常行動が確認された時はすぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。

猫が鳴き止まない!その理由と対処法は?

普段は可愛いと思う猫の鳴き声も、あまりにもうるさかったり鳴き止んでくれないと困ってしまいますよね。


そこで、ここからは

  • 鳴き止まない理由や猫の気持ち
  • ずっと鳴くのをやめさせる方法
について解説していきます。

これまでの解説からも分かるように、猫はいろいろな気持ちを伝えるために声を発して伝えようとしてくれています。

そのため、鳴き止まないことにも何かしら意味があるはずです。

もっと愛猫のことを理解するために、その理由について詳しく見ていきましょう。

しつこく鳴いている時の対処法も紹介していくので、是非参考にしてみてくださいね。

猫の鳴き止まない時の理由は?鳴き声から考えられる猫の気持ち

子猫

子猫はご飯の催促やトイレ、寒い、寂しいなどを訴えている時に鳴くため、解消されない限り鳴き続けていることが多いです。


上でも解説したように生後2ヶ月~3ヶ月くらいの子猫の場合は、特に注意してあげるようにしてください。


ストレス

大きな声で何度も鳴き続けている場合は、ストレスを感じている可能性も考えられます。


猫がストレスを感じる原因は、

  • 引っ越しなどで生活環境が変化
  • 来客
  • 家族構成が変わる
  • 遊びが足りない
  • トイレが汚い
といったものがありますね。

猫は縄張り意識がとても強いため、環境が変化するとストレスを感じてしまいます。

また、綺麗好きな一面もあるので、排泄物の片づけはこまめに行い、トイレ自体も定期的に洗って清潔な状態を維持してあげるようにしましょう。

猫がずっと鳴くのをやめさせる方法とは

鳴き続ける原因にもよりますが、ストレスから鳴き続けているのであればストレスの原因を取り除くことが大切です。


例えば、猫は元々狩猟をしていた動物なので、遊び足りないと不満や退屈だと感じてしまいます。


だからといって構いすぎるのもストレスになるため注意が必要ですが、猫の方から遊ぶのをやめるまで付き合ってあげれば自然と鳴くのも治まってくるでしょう。


飼い主が外出していて遊べない時のために、キャットタワーや一人遊びできるおもちゃを用意してあげるのもおすすめですよ。


とにかく運動できる環境を整えてあげるようにしてくださいね。


ただし、猫が要求してくるからといって時間帯に関係なく構うのはやめましょう。


鳴く度に構ってあげると「鳴けば思い通りになる」「構ってくれる」と学習してどんどんひどくなっていきます。


ご飯の時間や寝る時間を決めてその時間には遊ばない、でも遊ぶ時間になったらしっかり遊ぶといったように習慣や流れを作ってあげるようにしましょう。


ご飯の時間以外にご飯の催促をされた場合は、あえて無視して猫の言うことを聞かないようにしてくださいね。


また、子猫が夜鳴きをしている時は、飼い主の匂いのついたタオルなどをそばに置いてあげます。


豆電球を付けて薄暗い状態にするのも良いでしょう。


子猫が少しでも安心できる状態にしてから無視して寝るようにすると、だんだん治まって来るようになりますよ。

猫がずっと鳴いている!よく鳴く猫の性格とは?

一見どの子も同じように見えますが、実際は

  • よく鳴く猫とあまり鳴かない猫
  • よく鳴くとされる猫種
があります。

鳴くか鳴かないか、そこには一体どんな違いがあるのでしょうか?

現在猫と一緒に暮らしている方は、当てはまるかどうか確認しながら読んでみてくださいね。

また、よく鳴くと言われている種類も存在しているようですので、飼いたいと思っているのでしたら候補決めの参考にしてみると良いでしょう。

よく鳴く猫とあまり鳴かない猫の違い

性格

おっとりした性格の子や誰かに頼ったりするのが苦手な子は、鳴き声が少ないと言われています。


対して甘えん坊の子や何かやってほしいと頼ってくる子は、頻繁に訴えてきます。


甘えん坊の子は分かりやすいですが、頼るのが苦手な子は分かりにくいため行動などを観察し、察してあげましょう。


訴えないだけで甘えたいと思ってはいるので、遊んだり撫でたりしてしっかりコミュニケーションを取ってあげてくださいね。


野良猫と飼い猫

野良猫として生きてきた期間が長いと、野良の時の習性が残っているためにあまり鳴きません。


野良猫の場合、鳴くのは縄張り争いなどの喧嘩や発情期くらいです。


そのため、人に慣れていない限りは声を出すことがあまりありません。


逆に子猫の時から人と生活している場合は、やってほしいことがあると鳴いて訴えることがよくありますね。


世話が行き届いているかどうか

猫が鳴かなくても要求を察してお世話をしたり、要求する必要がないくらい行き届いている場合は自然と鳴かなくなると言われています。


飼い主の対応の仕方

鳴く度にあれこれ構ってあげたり言うことを聞いていると、猫も要求をするためによく鳴くようになります。


反対に、猫が鳴いても今必要なこと以外は無視していると、猫は「鳴いても無駄」と学習して無駄に鳴かなくなるようですよ。

よく鳴くと言われている猫種とは?

よく鳴くと言われている猫種は以下の種類です。
  • ベンガル
  • サイベリアン
  • シャム
これらの猫種の中でも特にベンガルやシャムは声が大きいと言われています。

そのため、住んでいる場所や環境によってはよく話し合ってから決めた方が良いでしょう。

特にシャム猫は「おしゃべりキャット」と呼ばれるほどしゃべる猫です。

寂しがり屋でコミュニケーションを取りたがる猫なので、人によっては相性があまり良くないと感じるかもしれません。

対してベンガルは、おしゃべりではあるものの声の大きさは控えめです。

おしゃべりはしてほしいけど声量は小さい方が良いのでしたら、ベンガルを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

逆に、あまり鳴かない猫種もいます。

例えば、
  • ヒマラヤン
  • ペルシャ
  • ロシアンブルー
  • アビシニアン
などが当てはまります。

あまり鳴かない方が良いのであれば、猫種にも注目してみると良いでしょう。

猫の気持ちは尻尾や耳の動きからもわかる!

猫の気持ちは声だけではなく、耳や尻尾を見ることでもある程度把握することができます。


尻尾で見る猫の気持ち

尻尾の状態気持ち
ピンと立てている甘えている、嬉しい
尻尾の先をUの字にしている遊びたい
尻尾を大きく振っているイライラしている
呼んだ時に尻尾を動かす聞こえているよのサイン
尻尾を太く逆立てている威嚇、恐怖、驚き
尻尾を隠す恐怖

このように、尻尾の状態や動かし方の違いで猫の気持ちを読み取れます。


他にもリラックスしている時は尻尾をゆっくり動かしたり、暇つぶしとして飼い主の背中に尻尾を何度か当てることもあります。


次は耳です。


耳で見る猫の気持ち

耳の状態気持ち
耳を後ろに反らせる怒り、拒絶
少しだけ耳が外向きリラックス
耳を伏せ頭につける恐怖
音のする方に耳を剥ける情報収集

怒っている時とリラックスしている時は、区別がつきにくいことがあります。


怒りを表している時はいわゆる「イカ耳」の状態で、大きく外側に反っています。


リラックスしている時はそこまで大きく反らずに少しだけ外に向けている状態なので、判別しにくい時は角度で見分けてみてくださいね。


猫の気持ちは声だけではなく、耳や尻尾でも十分読み取れます。


他にも、無表情に見えますがよく見てみるとその時の気持ちで顔つきも変わるので、この機会によく観察してみることをおすすめします。

まとめ:猫の鳴き声から猫の気持ちを理解する!

猫はただ鳴いているのではなく、きちんと相手に気持ちを伝えようとしていることがわかったのではないでしょうか。


では、ここで今回解説した内容をまとめていきます。

  • 子猫や飼い猫、野良猫で鳴く理由が変わる
  • その時の感情や要求で鳴き方を使い分けている
  • 人間には聞こえない鳴き声にも注目しよう
  • 声の調子や鳴き方によっては病気やケガに注意
  • 猫種によってよく鳴く・鳴かない種類がある
  • 声以外にも耳や尻尾から気持ちは読み取れる!
鳴き方や声の出し方の種類を覚えられれば、猫とのコミュニケーションがよりスムーズになります。

猫との生活がもっと楽しく、そしてかけがえのないものになっていくと思うので、今回解説したことを参考にしてより良い毎日を過ごしていってくださいね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を公開しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい!