ペットのてんかんとは、痙攣や全身の硬直などの症状が起きる病気です。前兆なく発作が起こる事もあり、長い発作は重症化と脳に後遺症を残す危険性もあります。そんなペットの癲癇について、発作後の対応方法や治療にかかる治療費などを解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるてんかん持ちのペットを飼っている方必見!おすすめの保険や選び方について解説!
今ペットと一緒に暮らしている人も、これからペットを飼いたいという人もぜひ知っておいてほしい要注意の病気のひとつが「てんかん」です。
今回「MOFFME」では、
- てんかん(癲癇)はそもそもどんな病気?症状などを解説
- てんかんを発症する原因はなに?先天性と後天性の違いについて
- てんかんは予防できる?治療法や治療費についても解説
- てんかんになりやすいペットは?犬や猫で症状は違う?
- ペット保険でてんかんはカバーできる?発症後の新規加入について
- てんかんの注意点まとめ
てんかんは、前触れなく発症することもある怖い病気。
重症化することもあるため、発症したときにはすぐに治療を開始することが大切です。
ペット保険に加入していれば、迷うことなく治療を開始できるので早めの加入がおすすめです。
継続的な治療や検査費用で治療費が高額になることもあるため、高額の治療費でもカバーできる補償内容も見ていきましょう。
MOFFMEではペット保険の一括比較ランキングを紹介しているので気になる方はぜひご確認ください。
そもそもてんかん(癲癇)とはどんな病気?
皆さん、てんかんという病気について知っていることはどれくらいありますか。
名前は聞いたことがあっても、実際細かな症状までは知らないという人も多いのではないでしょうか。
こちらでは、
- てんかんは脳の病気で痙攣や発作などの症状がある
- てんかんを発症したときの症状は?細かい症状を解説
- 補足:発症すると寿命が短くなる?死亡率は?
症状の特異なてんかんは、身近で起こった時飼い主さん側がパニックになってしまう可能性もあります。
「発作を起こしている時はむやみに触らない」「発作中の様子をおさめておく」など基本的な対応を知っておけば、早期の治療に繋がります。
もしもの時、冷静に対処できるようにするためには病気についての正しい知識を持っておくことが重要ですので、よく覚えておきましょう。
てんかんについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
てんかんとは痙攣や発作を起こす脳の病気の1つ
てんかんは脳疾患の一つで、体の自由が利かなくなることが特徴の病気です。
脳の中でも、大脳にある神経に突如異変が生じることで発作が起きます。
この発作をてんかん発作といい、てんかんを発症した動物は繰り返しこの発作を起こす症状が見られます。
発作には、痙攣や全身の硬直など様々なタイプがあり、時間もバラバラです。
また、てんかん発作は発作中だけでなく発作前~発作後まで一連の症状が出るのも特徴です。
発作前、発作後にはそれぞれ以下のような症状が出ます。
発作前 | ・よだれが出る ・何か入っているように口をくちゃくちゃする ・うろうろ歩き回る ・攻撃的になる など |
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発作後 | ・ボーっとする ・大量の水を飲む ・後ろ足の麻痺 ・攻撃的になる ・うろうろ歩き回る など |
いつもと違う行動は、てんかんの前兆をみつける手がかりにもなります。
ペットの健康観察を兼ねて、日頃から行動をよく観察しましょう。
てんかんになった犬や猫の症状とは?硬直や部分発作等の症状を徹底解説!
犬や猫がてんかんになると、発作が繰り返し起こります。
てんかんの発作が起こった時、どんな症状が出るのでしょうか?
発作には「部分発作」と「全般発作」の二つがあります。
部分発作は目の周りや脚など一部が痙攣する状態で、発作前の症状と同じような症状がでることがあります。
全般発作においては、全身の筋肉が硬直すると同時に意識を失うことが多くなります。
筋肉の硬直により、脚はひきつったように伸びたまま動きません。
場合によっては、意識を失ったまま痙攣したり脚を動かしたりという症状も見られます。1回の発作は大概数秒から数分程度と短く、部分発作の場合は気付かず終わってしまうことも。
ここで肝心なのは、飼い主さんがいかに発作の状況を判断できるかということです。
まず発作が始まったら、どんな動きをするかわからないため周りに危険な物がないか確認し発作の時間を測りましょう。
余裕があれば動画も撮影しておくと、その後の治療に役立ちます。
この時決して大きな声で犬をよんだり体を触ったりしないようにしましょう。
発作は短い場合は数秒から数分とお伝えしましたが、5分以上の長い発作は重症化のリスクを伴います。その場合はすぐに動物病院へ向かいましょう。
補足:てんかんになると寿命が短くなる?死亡する割合についても解説
意識を失ったり、痙攣を起こすてんかんの発作は、飼い主さんにとってとても心配になる症状ですよね。
生死をさまよっているかのようなこの症状を繰り返すことで、死亡率は上がってしまうのでしょうか。
実は、てんかん自体が死亡の原因になることはほとんどなく割合も低いです。
関連した症状で死亡につながるとすれば、脳腫瘍がきっかけでてんかんになっている場合などです。
また、5分以上経ってもてんかんの発作がおさまらない場合は、「重積」というてんかん発作でも重症の部類に入る発作が起きています。
発作中は脳に異常をきたしているので、発作が長く続くと必然的に脳へのダメージも大きくなります。
そのため、このような重い発作を繰り返すと後に脳に後遺症が残ってしまう可能性はあります。
てんかんの原因は?先天性のてんかんと後天性のてんかんについて解説
発作が起きたり、脳に異常が起きてしまう病気であることなど、てんかんがどんなものなのかについては分かってきました。
では、そもそも何が原因でてんかんを発症してしまうのでしょうか。
ここからは、
- 原因は遺伝、先天性のてんかん
- 脳疾患やストレスも関係、後天性のてんかん
についてご紹介していきます。
先天性と後天性のてんかんはどんな風に違うのか、それぞれについて解説します。
また、どんな原因で病気になるのかを知って、より深くてんかんという病気について理解しましょう。
先天性のてんかんの原因は、遺伝によるもの
先天性疾患とは、生まれつき持っている病原のことです。
てんかんにおいて、先天性で直接的な原因の分からない病状を「特発性てんかん」といいます。
今まで何事もなかったのに、突然発作が起きたという場合はこの特発性てんかんの可能性が高いでしょう。
実際、てんかんとして診断される際に一番多いのはこのタイプです。
ただし、神経学的検査やMRIといった精密検査をしても異常が見つからないのが特徴。
そのため、てんかん発作の間隔などで判断し診断されます。
繰り返しの発作があるということがてんかん発作の診断が出る基準になります。
しかし、発作が起きたからといって、必ずしもてんかんと診断されるわけではありません。
てんかんのような症状の発作は、脳の病気だけではなく他の要因でも起こりえるからです。例えば低血糖や高ナトリウム血症などで発生することがありますが、その場合発作は繰り返さないため、てんかんという診断は下されません。
後天性のてんかんの原因は、脳疾患やストレスなど
てんかんには、後天性の原因もあります。
てんかんの発作は脳からくるものなので、主に脳の疾患が関係してきます。
てんかんの原因となる代表的な疾患として、脳腫瘍・脳炎・水頭症などがあります。
また、事故やケガなどで頭の内部に損傷がある場合も、てんかんの原因になり得ます。
後天性の場合はもともと脳に病変や損傷があるので、重積の発作になりやすくより注意が必要です。
後天性のてんかんでの重症化を防ぐために、てんかん発作を起こさないようにしたいですよね。
てんかんの発作が起こる要因には、ストレスも関係していると言われています。
そのため、寝不足を防いだり部屋の環境を整えたりすることが、発作を減らす手助けになります。
興奮のしすぎも良くないので、てんかんを発症してしまったら、落ち着いた環境でゆったり過ごさせてあげましょう。
水頭症のペット保険について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
てんかんの治療・予防方法や対応方法は?治療費や薬代についても解説!
ペットが発作を起こしたりてんかんを疑うような症状が出たとき、今後どうしていけばよいのか心配になりますよね。
動物病院に通院することになった時、てんかんに対してはどんな治療をするのでしょうか。
また、治療にかかる費用や薬代はどのくらいになるのでしょうか。
こちらでは、
- てんかんになったらどんな治療を受ける?検査費用・薬の副作用・後遺症について
- てんかんの予防策はある?
についてご紹介します。
ペットが体調を崩すと、飼い主さんも不安になりますよね。
治療や費用について知っておけば、先の見えない状態より少し不安を和らげることができます。
てんかんは継続的な治療が必要な病気なので、上手く付き合っていくために、飼い主さんがてんかんや治療についてよく理解してあげましょう。
てんかんの治療方法は?検査費用や副作用、後遺症についても解説!
家でてんかん発作が疑われる発作が起こった際は、ペットが落ち着いてから動物病院へ向かいましょう。
その際、発作が起きた時間帯や経過時間、前後の様子などが詳細に分かる資料があるとなお良いでしょう。
動物病院に行くと、まずは何が原因で発作が起こったのか調べる検査を行います。検査は触診の他、
- MRI検査
- 神経学的検査
- 血液検査
- 画像検査(超音波・レントゲンなど)
など大がかりな物が必要で、場合によっては麻酔を必要とすることもあります。
てんかんの原因を、様々な仮説から探るために複数の検査を要するので、検査費用が2万円~6万円程度になると想定しましょう。
また、このような検査をしても原因が見つからない時は「特発性てんかん」の可能性があるため、獣医師に指示を仰いで発作の頻度を調べていきます。
てんかんと診断されると、投薬の継続が必要になります。基本的には日常的な摂取になりますので、薬代は1ヶ月に1万円~2万円程かかります。
てんかんの薬は数種類あり、獣医師の判断で症状に合わせて処方されますが、薬によっては副作用が出たり、どの薬も効かない症例もあります。この点は良く理解しておきましょう。
てんかんの発作自体は、重症化する確率も低く、死亡する割合も高くありません。
しかし、重篤化した場合は脳や体に障害が出る後遺症が残ることもあります。
日常の治療や、原因の追及は今後のペットの人生を大きく左右します。費用が高額になることもありますが、もしもの時のためにしっかり備えておきましょう。
ペット保険の健康診断費用について詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
てんかんはどうすれば予防できる?
てんかんは、一度発症すると完治することはほとんどありません。
また、遺伝的な要因が大きいため、てんかんの発症自体も予防することはできません。
そのため日常の薬や治療も、治すことや予防が目的ではなくあくまでも発作の回数を少なくしていくことが目標です。
自宅でも、発作をできるだけ起こさないための予防策を実施しましょう。
飼い主さんができる予防としては、できるだけ脳にストレスをかけないことです。
発作の起こる条件は様々ですが、決まった条件下がきっかけになることもあります。
比較的多い例として、以下のようなことがあります。
- 家で留守番をした後
- 散歩中に興奮したとき
- 天気が変わりやすい季節の変わり目
この他にも、きっかけがわからず発症することもあるので、行動の変化には注視しましょう。
また、発作中は犬がどんな動きをするかわかりませんので安全を確保することを忘れずにしてください。
てんかんを患っている犬は、温度変化にも敏感になりやすいので、炎天下の散歩は避けたり部屋の温度をできるだけ一定にすることも予防策になりますので意識しましょう。
てんかんになりやすいペットはいるの?
ご紹介してきたように、てんかんは先天性で遺伝的要因が多い病気。
遺伝的であるのならば、てんかんになりやすい犬や猫の種類は決まっているのでしょうか?
まず犬と猫の違いについてですが、発症する割合にさほど違いはなく症状も同じです。ただし、犬に関しては犬種で違いが出てきます。
てんかんにかかりやすいといわれている犬種は、
など、比較的大型の犬種が多い印象です。
しかし、上記の犬種がかかりやすいのは遺伝的な原因が大きい特発的てんかん。
脳の病気から誘発される症候性てんかんは、水頭症にかかりやすいチワワなどの犬種でも発症率が高くなります。
また、日本犬である柴犬も脳の病気にかかりやすくてんかんになることがあります。
柴犬の行動で注意したいのが、しっぽを追いかけてくるくると回る仕草。この行動は通常時でも見られますが、認知症やてんかんの症状の一種であることもありますので、気になったら動物病院を受診してみてください。
てんかんはペット保険で保証される?てんかんでもペット保険に新規加入できるか解説
てんかんを発症した後は、発作や治療と生涯付き合っていくことを覚悟しましょう。特に抗てんかん薬は、毎日の継続が大事になりますので毎月の薬代がかかることになります。
そんな時、治療費や薬代を補償してくれるのがペット保険です。
ペットがてんかんになったとき、どんなペット保険が使いやすいのか。
ここでは、
- てんかんになってもペット保険に加入していれば補償してもらえる
- てんかん発症後ではペット保険に加入しづらい
について解説します。
てんかんは、ペット保険の保証対象内!
ペット保険では、てんかんを補償対象としているところが多くあります。てんかんにかかってしまったペットの保険を決める際に、気を付けるべきポイントが3点あるので、その3つをご紹介していきます。
①:保険料の値上がりが少ないこと
てんかんは子犬の時に発症することも多い病気で、老犬になるまで長い間薬を飲み続けていく必要があります。
②:免責金額がないこと
免責の設定ががあると、免責金額分は毎回自己負担になってしまうので薬の処方などで通院の多いてんかんでは結果的な支払い分が多くなってしまいます。
③:窓口精算があること
通院回数が多くなると、保険金の請求も面倒ですよね。窓口精算のシステムがあれば、治療後に動物病院の窓口で補償分を差し引いて精算してくれるので通院の負担になりません。
以上のような点を踏まえて、てんかんに備えペット保険を決めていきましょう。
てんかんを発症してしまった後から、ペット保険に新規加入は難しい
多くのペット保険で、てんかんの治療にかかる費用を補償してもらうことはできます。
しかし、てんかんを補償してもらうためには事前にペット保険に加入していることが大前提です。
過去に同一の病気にかかっていても、ペット保険に加入できることはあります。しかし、てんかんの既往歴がある場合は、ペット保険の新規加入自体受け付けてもらえないことが多くなっています。
このように、てんかんは完治の難しい病気なので、ペット保険の加入条件も厳しくなります。高額になる治療費を賄うためにも、ペット保険は早めに契約する事がおすすめです。
てんかんのその他の注意点を解説!
ここまでの項目で、てんかんという病気について理解が深まってきたと思います。
ここからは、実際にてんかんを患ったペットと一緒に暮らすことになった際に、特に注意してほしい4つのポイントを解説していきます。
- 自己判断で薬をやめてはいけない!自然療法ではてんかんは治らない
- 散歩中のてんかん発作にはどう対応する
- 分かりにくい部分発作にも気付けるよう、日ごろから健康観察をする
- 治療を行う目安は月に1回以上のてんかん発作
①:薬をやめるのは危険?自然療法で治ったことはない!
毎日の投与を必要とするてんかんの薬。薬を続けていれば、症状や発作の頻度が改善することも期待できます。
では、発作が起こらなくなったら薬を止めてもよいのでしょうか?
答えはNOです。
抗てんかん薬は、いわばストッパーのようなもの。
そのため、突然抗てんかん薬をやめてしまうと今まで抑えていた脳の障害をまた引き戻してしまうことになるのです。
獣医師の判断で、まれに薬を減らしていくこともありますが、基本的には生涯薬を飲み続けることが元気に過ごす秘訣になります。
もちろん、自己判断で薬を止めるのはもってのほかです。
てんかんはペットの患者数も多く、インターネット上などではてんかんに効く自然療法という言葉も見かけます。
これは、薬の継続をやめ食事や環境のみでてんかんの治療を試みるというもの。
食事や環境はもちろん大事ですが、自然療法によりてんかんが完治した例はありません。
ずっと薬を飲み続けることに不安を覚えるということもあるでしょう。
しかし、間違った情報に流されてはいけません。獣医師の指示に従って、最善の方法で治療していくようにしましょう。
②:散歩中に発作が出たときの対処法を解説!
てんかんの発作中、飼い主さんは静かに見守ることが前提です。
しかし、犬が興奮しがちな散歩中もてんかんの発作が起こりやすいシチュエーション。
散歩中では、必ずしも静かな場所や安全な場所にいるとは限りませんよね。
例えば横断歩道の途中、踏切など危険な場所で突然発作が始まってしまった場合どのように対処するのが正しいのでしょうか。
まずは、安全な場所に移動するのが最優先事項です。
寝かせておける広い場所や静かな場所があれば、なお良いでしょう。
しかし、発作の前兆に気づかず突然発作が起きてしまった場合移動もままならない状態に陥ることも。
そんな時は、おしりを支えるようにして歩かせましょう。
体重がお尻側にかかってくるので、身体全体を支えやすくなります。
抱きかかえたりしても移動はできますが、犬が攻撃的になっていたり発作で思わぬ動きをして、飼い主さんがケガをしてしまうこともあります。
温度変化の激しい時期の散歩や、興奮しやすい環境下での散歩には特に注意しましょう。
③:部分発作は気づきにくいので、普段からよく観察することが重要!
てんかんの症状である1つの発作が「部分発作」です。
部分発作のメカニズムは、意識を失うことの多い「全般発作」と同じですが、全般発作が全体に異常をきたすのに対し脳の一部分に異常が生じている状態です。
そのため、外に出てくる症状も全般発作とは違います。
口をくちゃくちゃ噛むような仕草や、大量のよだれが出たりと明らかな行動の異常がみられることもあります。
しかし、目の上や脚の痙攣、目をぱちぱちするチックなど一見しただけでは分からないような症状で終わってしまうことも。
部分発作であっても、てんかんの診断のために発作として頻度を確認する必要があります。
気づきにくい部分発作を見逃さない為にも、普段からペットの様子をよく観察しておきましょう。
また、発作に気づいた時には症状の重さにかかわらず記録を取っておきましょう。記録しておくべきなのは、以下のような項目です。
- 発作前後の状況
- 発作後回復するまでに要した時間
- 発作を起こした環境
- 天気
- 発生時間
- 詳細な症状
この記録は動物病院へ提出し、その後の治療に役立てることができます。
④:月に1回以上の頻度で発作が起こる場合は治療が必要
もし家でてんかんの発作のような症状が出たとき、その後何事もなければ受診を迷ってしまいますよね。
気になる症状があった時は、とりあえず動物病院を受診してその時の状況を伝えましょう。
検査の有無や、治療については獣医師の判断で決まります。
1度発作が起きて、1か月かそれ以上間が空くような場合は、まだ治療は開始しないことのほうが多いでしょう。
投薬を開始する目安は、1ヶ月以内に次の発作が起きたり、発作の感覚が徐々に短くなっていたりする場合です。
また、発作の回数が少ない場合でも、1回の発作が長時間続く場合には、治療を開始せざるを得ません。
治療を始めた後は、投薬と定期的な通院が続きます。通院では、薬の種類がその子に合っているか、副作用が出ていないかなどを確認していきます。
まとめ:てんかんは治療が難しいので、万が一に備えてペット保険に事前加入しておくことがおすすめ!
今回、てんかんという病気について掘り下げてみましたがいかがでしたでしょうか?
予防法がなく、避けることが難しい疾患であるてんかん。
だからこそ、もしかかった時のための知識は飼い主さんがしっかり覚えておいてあげて下さい。
この記事では、
- てんかんという病気ついて!どんな症状が出る?
- てんかんになる原因は?先天性と後天性の違い
- てんかんの予防策について!治療にかかる費用なども解説
- てんかんになりやすい種類は決まっている?犬と猫の違いについて
- てんかんはペット保険の補償対象?てんかんになった後の新規加入は
- てんかんになったら注意してほしいこと
以上の項目を解説してきました。
てんかんになっても、適切な治療を続けられればペットは穏やかに暮らすことが可能です。
継続的な治療は、どうしても経済的な負担になりがち。
事前にペット保険に加入しておくことで、緊急時の飼い主さんの負担も軽くすることができます。
MOFFMEでは、ペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。