【獣医師監修】インコの平均寿命と長生きさせる飼い方を紹介!寿命が長い種類は?のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. インコの寿命は大きさに比例して長くなる傾向
  2. 正しい飼育知識を覚えることで平均寿命を大幅に超えることも
  3. インコの治療費は完全自己負担になるので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

飼い鳥の中で比較的飼育がしやすく人気のあるインコですが、平均寿命やギネス世界記録の寿命は何年なのでしょうか。また長生きさせるコツはあるのでしょうか。この記事では寿命だけでなくインコの性格や飼育方法、かかりやすい病気についても紹介します。

記事監修者「松本 千聖」

この記事の監修者松本 千聖
獣医師

岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社では保険金査定業務などに従事。現在は製薬関係の業務に携わり、プライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理を行う。犬や猫だけではなく鳥類を含むエキゾチックアニマルについての正しい知識を伝えるために記事の監修業務も行っている。

この記事の目次

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インコの平均寿命や性格は?長生きする飼い方も解説!

インコは、可愛いものからきれいなものまでさまざまな種類があり、とても愛らしいですよね。なついてくると手に乗ってきますし、とても愛着が湧きます。


しかし、種類がたくさんあるからこそ、どのインコを飼おうか迷ってしまいますよね。できれば寿命が長いインコのほうが、一緒にいる時間が長くなり嬉しいです。


実は、インコの寿命や性格は、種類によって大きく異なるんです。


平均寿命が10年程度の種類もいれば、寿命が50年を超えるインコもいます。


そこで今回MOFFMEでは、

  • インコの種類別の平均寿命
  • インコを長生きさせる飼育方法
  • インコの種類別の性格
  • インコがかかりやすい病気
  • インコも入れるペット保険

についてまとめています。


どのインコを飼おうか迷っている人は、寿命や性格を確認してから飼育を始めると良いでしょう。


かかりやすい病気についてもまとめているので、インコのためにもぜひ最後までご覧ください。

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インコの種類や性別ごとの性格を紹介!飼いやすい性格のインコは?

インコの平均寿命は種類によって様々!長生きする種類は?


インコの種類ごとの寿命を知ることにより、どの種類を飼うかの参考になりますね。


できるだけ長生きするインコを飼いたい、寿命が長いのも困るというように、人それぞれ欲しいインコは異なります。


また、インコの年齢を人間に換算した場合も気になります。


インコを飼い始めて数年経ったとき、そのインコがいま人間で考えると何歳なのかが分かれば、インコとの接し方も考えることができるでしょう。

インコの種類ごとの平均寿命を紹介!寿命が長い種類は?

インコの平均寿命を種類ごとにまとめてみました。


インコの種類と平均寿命

セキセイインコ7~8年
コザクラインコ10~15年
ボタンインコ7~10年
キボウシインコ40~50年
サザナミインコ10~12年
アキクサインコ8~15年
ビセイインコ12~15年
マメルリハ15~20年
ウロコインコ10~15年
オキナインコ20~30年
オカメインコ15~20年
モモイロインコ40年

*オカメインコとモモイロインコはオウム科に分類されますが一覧でご紹介させていただきました。


上記の表からペットショップで売られているボタンインコやアキクサインコは比較的短い平均寿命ですが、大きな差があることが分かります。


また、同じインコでもキボウシインコは平均寿命が40年、50年近く生きたものもいるため、ずっと世話をできるかどうか考えて飼育を検討したほうがいいでしょう。


種類ごとのインコの寿命や特徴について以下にまとめたのでぜひ参考にしてください。

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インコ20種類の値段相場を一覧で解説!おしゃべりが得意な種類も紹介

セキセイインコの平均寿命


セキセイインコの平均寿命は、7〜8年です。健康管理をしっかりと行うことで、15年以上生きることもあります。同サイズのハムスターの寿命が2、3年であることを考えると、小型のペットの中でも長寿の部類に入ります。
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セキセイインコの平均寿命はどのくらい?長生きのポイントなど紹介

コザクラインコの平均寿命

コザクラインコの平均寿命は、10~15年です。ラブバードともいわれるコザクラインコは、その他のインコ以上に飼い主さんとのスキンシップを重要とするインコです。十分なスキンシップと健康管理を行うことで長生きしてくれるでしょう。

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コザクラインコの平均寿命や長生きする飼い方を解説【獣医師監修】

ボタンインコの平均寿命

ボタンインコの平均寿命は、7年~10年といわれています。コザクラインコと同じラブバードであるボタンインコも十分なスキンシップが大切です。ストレスに弱い性格なので、穏やかに暮らしやすい環境を作ってあげましょう。

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【ブリーダー監修】ボタンインコの平均寿命・性格は?値段や飼い方についても解説

キボウシインコの平均寿命


引用:Wikipedia

キボウシインコの平均寿命は40年~50年で、インコの中でも群を抜いた長寿といえるでしょう。アマゾン川流域や中南米などの温暖な地域に生息するインコなので、冬場はきちんとした温度管理をしてあげましょう。

サザナミインコの平均寿命

サザナミインコの平均寿命は10〜12年ですが、個体差が大きく、食事や運動量が寿命に影響するといわれています。穏やかな性格でのんびりとしている子が多いため、肥満にならないように十分な放鳥時間を確保しましょう。

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サザナミインコの平均寿命は?長生きする飼い方や値段も解説

アキクサインコの平均寿命


アキクサインコの平均寿命は8年~15年と、寿命に関する個体差が大きいインコです。桃色の優しい色合いとおとなしく優しい性格が魅力ですが、繊細な一面があり、スキンシップを苦手とする場合もあります。適度な距離感を保ってあげましょう。

ビセイインコの平均寿命

ビセイインコの平均寿命は12年~15年といわれています。名前どおりの澄んだ美しい鳴き声が特徴です。スキンシップが苦手で、過度な触れ合いはストレスになってしまいますが、お留守番が得意なので、鑑賞鳥として楽しみたい人におすすめです。

マメルリハの平均寿命


マメルリハの平均寿命は15年~20年です。小ぶりな体型ですが、中型インコ並みの長寿として知られています。マメルリハは人に慣れやすく、おとなしい性格をしている一方、喜怒哀楽が激しい面があることには注意が必要です。

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マメルリハインコの平均寿命は何年?長生きさせるコツも紹介!【獣医師監修】

ウロコインコの平均寿命

ウロコインコの平均寿命は、10年~15年です。好奇心旺盛で活発な性格です。反抗期になると攻撃的な性格になることもありますが、時間とともに落ち着いてくるので、温かく見守ってあげるようにしましょう。

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ウロコインコの平均寿命は?長生きする飼い方や値段も解説

オキナインコの平均寿命

オキナインコの平均寿命は20年~30年といわれています。甘えん坊で、呼び鳴きの声が大きいため、防音対策は必須です。知能が高いため、おしゃべりやモノマネ、芸を覚えてくれることもあります。

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オキナインコの平均寿命・性格は?価格や飼い方のポイントも紹介

オカメインコの平均寿命

オカメインコの平均寿命は15年から20年です。冠羽があるため、正しくは、オウムの一種です。「世界最小のオウム」であるオカメインコは非常に臆病な性格であるため、ストレスのない生活環境を整えてあげましょう。

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【獣医師監修】オカメインコの平均寿命は?長生きのコツ/値段/ギネス記録も紹介

モモイロインコの平均寿命

モモイロインコの平均寿命は40年前後といわれています。インコという名前がついていますが、冠羽があるため、オウム科に分類されています。人懐っこくスキンシップを好むインコであるため、毎日のコミュニケーションを大切にしてあげましょう。

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【獣医師監修】モモイロインコの平均寿命や長生きのコツを紹介!

インコの種類ごとの平均寿命についてご紹介してきましたが個体差などもあるため、あくまで参考情報であり飼育するインコを選ぶときの1つの目安程度にとどめるようにしましょう。


インコに限ったことではありませんが、お家に迎えた以上はインコが寿命を終えるまで適切にお世話をするとともに十分な愛情を注ぐことが飼い主さんの責任であり、義務となります。万が一、インコのお世話を続けることができなくなったときの対策も念のため考えておくようにしてくださいね。

インコの年齢を人間に換算すると何歳になる?

インコの人間換算年齢を知ることで、体調や遊ばせ方にも気を配ることができますね。


以下は、インコの年齢を人間の年齢に換算した表になります。

インコの年齢人間の年齢
誕生〜1歳20歳
2歳〜3歳25歳〜30歳
4歳〜5歳30歳〜40歳
7歳〜8歳40歳〜50歳
9歳〜11歳50歳〜60歳
12歳~13歳60歳~70歳
14歳~15歳75歳
15~17歳80歳

インコの人間に換算した成長スピードはとても早いことが分かります。


うちのインコはまだ若いから大丈夫だと思っていても、人間年齢に換算してみると実はそうでもないという話もよく聞きます。


インコにとっての時間はとても貴重なので、1日1日を大切に飼育してあげましょう。

インコの最長寿命のギネス記録は?

セキセイインコで最も長生きしたのは、イギリスで1948年〜1977年の間に飼育されていたチャーリーくんだと言われています。


チャーリーくんは29歳まで生き、ギネス記録に認定されています。平均寿命が7〜8年であることを考えると、驚くべき数字であることがわかります。


ちなみにアメリカに住んでいたオカメインコのサンシャインちゃんは、32歳まで生きたとして、ギネス記録に登録されました。しかし、ギネス記録には登録されていないものの、これ以上に生きているオカメインコもいるようです。

インコを長生きさせる飼い方や飼育上の注意点とは?


インコは長生きする動物ですが、きちんとお世話をしないと長生きどころか、すぐに死んでしまう可能性もあります。正しい飼い方が気になりますよね。


飼育するからにはきちんと責任をもって育てなければなりません。


そのために注意したい点が

  • インコの体調管理をする
  • 日光浴をさせる
  • 姿勢に気を付ける
  • 発情させすぎない
  • 鳥類を扱っている動物病院を探しておく
  • インコによって有害なものを理解しておく

以上の6点です。


コツ注意点をまとめましたので、ご覧ください。

インコの体重や糞などで体調管理をする

インコは体重や糞などで体調を確認することができます。


例えば、体重が急激に増加した場合は腫瘍腹水の疑いがありますし、急激な減少は感染症などの病気の可能性があります。


また、メスの体重が急増した場合は抱卵かもしれません。


体重でインコの体調をチェックするためにも、毎日飲食をする前の朝一番に体重を測り病気の疑いがないか気にかけてあげましょう。


また、目に見えて分かるのがです。


通常、インコの糞は深い緑色をしています。正常な糞は深い緑色で固形ですが、軟便や別の色が混ざった糞、水っぽい糞などが見られた場合は病院につれていきましょう。


糞の異常であれば飼い主でも簡単に判断できるので、少し変だなと思ったら病院に行きましょう。


参考:東京都獣医師会

インコに日光浴をさせてあげる

インコには週に4~10時間ほど日光浴をさせてあげることも重要です。


なぜなら、日光浴をすることによりビタミンDが作られ、カルシウムを効率的に吸収することができるからです。


カルシウムは骨の形成に不可欠なもので、それが不足するとインコの成長が促されなくなったり、骨折したりしてしまいます。


日光浴の注意点は、日光が当たる箇所と当たらない箇所を作ってあげることです。インコの成長のために必要とはいえ、ずっと日光に当たらせるのはやめましょう。


気温によっては熱くなることもあるので、日陰になるものを用意してあげてください。


また、外にケージごと置く場合はネコなどの外敵に注意しましょう。

インコの姿勢に要注意

インコは、寒いときや眠いときに羽を膨らませますが、病気の時にも羽を膨らませることがあります


日常的に、羽を膨らませることが多くあるので分かりづらいかもしれませんが、そのときは部屋を暖かくして様子を見たり、体重を測って体調確認をしてあげるといいでしょう。


眠そうでない、部屋も寒くないのに羽を膨らませているときは、病院につれていってあげましょう。


また、がいつもより下がっていたり、左右対称に下がっていない場合なども病気の可能性があります。


常日頃からインコの姿勢や姿に着目し、いつもと違うな?と感じたら病気を疑うといいでしょう。

インコを発情させすぎないようにする

インコの発情過多は生殖器官の病気などを引き起こすこともあり、寿命を縮めてしまうことにもつながります。


インコが発情しているときは抑制させる必要があります。


発情期になるとオスのインコは、

  • 吐き戻し
  • お尻を振る、擦り付ける

メスのインコは、

  • 攻撃的になる
  • 吐き戻し
  • 無精卵をうむ

などの発情行動を取るようになります。


メスのインコは、卵を産む際に卵詰まりになりやすく、最悪の場合死に至ります。


発情行動を防ぐために、

  • 室温を下げる
  • 日照時間を少なくする
  • 発情対象(おもちゃなど)を与えない
などの対応をすることが大切です。

鳥類を扱っている動物病院を探しておく

インコをお迎えする前に、鳥類を扱っている動物病院を探しておくことも必要です。


犬や猫を診察できても、鳥類には詳しくないという獣医も多く慣れない獣医の診察を受けたことで状態が悪化するという最悪のケースも実際に報告されています。


インコは本能的に体調不良やケガを隠そうとする習性があるため、体調が悪そうにしているときは、すでに病状が進行してしまっているということも少なくありません。


緊急時にに迅速に適切な獣医にかかれるよう、かかりつけ医を探しておきましょう。


インコをお迎えしたブリーダーやペットショップから動物病院の情報を聞くこともできます。近隣に動物病院がない場合は、インターネットやSNSで情報収集するといいでしょう。

インコに与えるものに注意する

インコの死亡原因のうち、病気以外で最も多いのが中毒です。日頃からインコの健康管理を徹底していても、中毒症状を引き起こすものを一度でも与えてしまえば、突然死してしまうことがあります。インコに与えるものには細心の注意を払いましょう。


身の回りにあるものが、インコの中毒の原因となることがあります。

インコの中毒症状を引き起こすものに

  • アボカド
  • チョコレート
  • ネギ類
  • タバコ
  • 金属類:テフロン(鍋やフライパンの空焚き)
  • 殺虫剤
  • アロマディフューザー
が挙げられます。インコに中毒症状を引き起こすものを与えないことはもちろん、不用意に近づかせないために、ケージの配置や放鳥場所を慎重に選びましょう。

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【獣医師監修】インコを飼うデメリットは?後悔する前に知っておきたい注意点を徹底解説

インコが死ぬ前に見せる前兆


インコは寿命が近づいてくると元気だった時と別の行動を見せます。本能的に不調を隠すインコがいつもと違う動きを見せるということは、体調不良や体力の低下が進んでいる可能性が高いです。


以下の前兆があるときは、早めに獣医師に相談してください。

  • 甘えてくる 
  • 止まり木につかまっていられなくなる 
  • 羽が乱れる 
  • 羽を膨らませる 
  • 食欲衰退
  • 動きが鈍感
  • 下痢や嘔吐  
普段甘えてこないインコでも、体調不良をきっかけに甘えてくることもあります。助けを求めている、または死期を悟っているサインです。 

止まり木につかまることができず、ケージの床にうずくまる時間が増えたときは、止まり木の位置を低くしてケージのレイアウトを見直しましょう。 

体調不良はの状態に表れます。きれい好きなインコも、体が弱ってくると羽繕いをする余裕がなくなり、羽の乱れやパサつきが目立ってきます。 

羽を膨らませ、じっとしている時間が増えるとともに、食欲の低下や動きの鈍さが気になるようになることも。 

下痢嘔吐が見られる場合は、体をきれいに拭いてあげましょう。 

インコがかかりやすい病気とは?


インコを長生きさせるためには、かかりやすい病気を把握した上できちんとお世話をしてあげることが大切です。

病気原因症状
メガバクテリア症真菌嘔吐
下痢
食欲不振
そのう炎消化できない餌
不衛生な飼育環境
鼻水
目ヤニ
あくび
口臭
下痢
ビタミンD欠乏症日光浴不足骨格変形
骨折
歩行異常
PBFD
(オウム類嘴羽毛病)
サーコウイルス羽毛が抜ける
嘴の変形
下痢
嘔吐
オウム病クラミジア(微生物)食欲不振
結膜炎
呼吸困難
鼻炎
毛引き症ストレス
寄生虫やウイルス
自分の毛をむしる
皮膚の出血

メガバクテリア症

真菌(カビの一種)がインコの胃に感染することにより発症し、嘔吐や軟便、下痢、食欲不振を引き起こします。


そのう炎

インコの食道と胃をつなぐ消化器官であるそのうの細菌が異常繁殖することで起きる炎症です。そのうが赤黒く変色するため目視でも確認できます。


ビタミンD欠乏症

日光浴不足や栄養失調により起こる病気です。健康で丈夫な体作りのためにも日光浴は欠かせません。


PBFD(オウム類嘴羽毛病)

発症すると、羽毛が抜けたり、嘴(くちばし)が変形してしまいます。免疫力が弱い幼鳥は命を落とすこともあります。


オウム病

クラミジアという微生物の感染により引き起こされる感染症です。感染した鳥の糞などから感染が広がるため、感染時には隔離や消毒が必要です。


毛引き症

自分で羽毛を引き抜いてしまう病気です。嘴(くちばし)が届かない顔や頭頂部に脱毛は見られません。


参考:日本獣医師会

上記で記載したもの以外にもインコがかかりやすい病気はありますし、また症状もあくまで一般的なものであるため、全てのインコに当てはまるというわけではありません。


元気なときのインコの様子を一番知っているのは、獣医師ではなく毎日お世話をしている飼い主さんです。よって、少しでもインコの状態に違和感などを覚えたらすぐに信頼できる動物病院に相談するようにしましょう。なお、インコは鳥類の中でも繊細で臆病な性格の子が多いともいわれており、体も丈夫な個体とそうでない個体がいるため、お家に迎える前にはインコに関する正しい知識を勉強するなどの事前準備を怠らないようにしてくださいね。  

インコに多い事故

インコの死亡原因の中でも意外と多いのが事故死です。

  • 圧死
  • 中毒死
  • 感電死
  • 脱走
  • 激突死
  • 凍死・熱中症
死亡事故の中でも最もショッキングなのが、放鳥中のインコに気づかずつぶしてしまう圧死事故です。放鳥中は、インコから目を離さないことが大切です。戸締りをしていないとインコが外に脱走してしまうこともあります。インコは透明なガラスを認識することができず、激突してしまうこともあるため、放鳥時は戸締りの確認と一緒にカーテンを閉めておくことも必要です。

物をかじる癖があるインコは硬貨や金属製のおもちゃ、観葉植物をかじってしまい急性中毒になることもあります。また、電気コードをかじってしまうことにより感電してしまったり、発火事故につながることもあります。

温度調整不足による凍死熱中症については、サーモスタッド付きのヒーターやエアコンを活用することにより防ぐことができます。きちんとした備えでインコを守りましょう。

ペット保険への加入を検討することも大切

鳥の医療費は保険適用外のため、入院や手術が必要な場合、高額になる可能性が高いです。入院が必要な場合、平均で1日あたり5,000円、手術が必要な際には100,000円の費用がかかります。

「手術代が高すぎて払えない」
「こんなに治療費が高いなんて知らなかった」

MOFFMEでも実際にこのようなお悩みがよく寄せられています。
万が一に備えてペット保険への加入を検討することが大切です。

鳥のペット保険の需要は高まってきており、アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、2012年には鳥の保険契約数は434羽に対し、2017年度には2,117羽となんと約5倍に増加しています。

「インコのペット保険について詳しく知りたい」
「どの保険にすればいいか分からない」

そんな方は以下の記事をご覧ください。
インコのペット保険はこちら

インコの平均寿命と長生きさせるコツに関するまとめ

インコの寿命について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • インコの平均寿命は種類によって異なる
  • インコの飼育をはじめる前に長生きするポイントを抑えておくことが大切
  • インコの医療費は保険適用外のためペット保険への加入を検討することがおすすめ

でした。


インコはとても可愛らしく、飼い主にもよく懐くので一緒にいてとても楽しい存在です。


飼い主が健康状態に気を配ることにより、インコの寿命を延ばすこともできるので日々インコの様子に目を光らせましょう。


ペット保険に加入もできるので、大切な家族のために加入を検討されてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されているので、ぜひご覧ください。

インコのペット保険はこちら