ペット保険の請求方法とは?請求の流れや期限、必要書類等を徹底解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ペット保険の請求方法には、「窓口精算」と「直接請求」の2種類がある
  2. 窓口精算と直接請求は、保険会社によって異なるので注意
  3. 請求方法以外にも、補償内容や加入年齢、保険料等も保険を選ぶ際には検討しよう
  4. ペット保険を検討している方は、ペット保険の一括比較がおすすめ

ペット保険の請求方法をご存知ですか?保険証があれば簡単な窓口精算ではない直接請求方式だと、その流れや仕方、診療明細書等の書き方や必要書類が気になりますよね。また医療費用の請求は期限があるのでしょうか。この記事では、ペット保険の請求方法について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペット保険の請求方法とは?種類や請求期限等の注意点を徹底解説

ペット保険の請求方法には、「窓口精算」と「直接請求」の2種類が存在します。

それぞれどのような特徴があり、どのような流れで請求したらいいのかイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか?

精算」や「請求期限」などの言葉から、煩わしさを感じてしまう方もいるかもしれません。

今回「MOFFME」では、そんなペット保険の請求方法について詳しく紹介します。

  • ペット保険の「窓口精算」とは?
  • 「窓口精算」の具体的な請求の流れ
  • ペット保険の「直接請求」とは?
  • 「直接請求」の具体的な請求の流れ
  • ペット保険の「窓口精算」と「直接請求」がおすすめな人
  • ペット保険の保険金請求を行う際の2つの注意点
以上の項目を、それぞれ解説していきましょう。

2種類の請求の仕方や注意点を把握することで、スムーズな手続きが可能になります。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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ペット保険の請求方法は「窓口精算」と「直接請求」の2種類!

ペット保険には「窓口精算」と「直接請求」の2種類の請求方法があります。

  • 窓口精算について
  • 直接請求(後日精算)について
まずは、それぞれの請求方法を簡単に紹介していきましょう。

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窓口精算できるペット保険は?請求方法を比較するとデメリットも!

①:窓口精算

ペット保険の請求方法1つ目は、「窓口精算」です。


窓口精算とは、治療費のうち自己負担額のみを動物病院で支払う方法です。


私たちの健康保険の支払い方法をイメージしていただけると分かりやすいのではないでしょうか。


会計時に補償額が控除されるため、直接請求のような申請手続きを行う必要がなく、支払いを簡単に完結させることが可能なのです。


窓口精算は、保険会社から付与されたペット保険証を提示することで利用できるようになります。


窓口精算については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

②:直接請求(後日精算)

ペット保険の請求方法2つ目は、「直接精求」です。


直接精求では、動物病院の窓口で治療費を全額支払います。


その後申請手続きを行うことで、保険金が手元に戻ってくるのです。


申請には期限があるため、うっかり忘れてしまうと保険金を受け取ることができなくなってしまうので注意が必要です。


手続きの手間がデメリットですが、実は直接請求の使い方には裏技があるのです。


裏技についてはあとで詳しく解説しますので、よりうまく活用したいと考える方はぜひご確認ください。

ペット保険の「窓口精算」とは?具体的な請求の流れ等を徹底解説

それでは、窓口精算について詳しく解説していきましょう。

  • ペット保険の「窓口精算」とは?
  • 「窓口精算」の使い方や必要な書類
以上の項目を確認しながら、窓口精算の特徴請求方法についてお伝えしていきます。

ペット保険の「窓口精算」とは?使い方や必要書類を徹底解説!

窓口精算とは、治療費のうち補償額が引かれた自己負担額のみを、窓口で支払う方法です。


その場で保険が使えるため、急な出費に慌てなくて良いという安心感があります。


窓口精算の請求方法は以下のとおりです。

  1. 動物病院で窓口精算が可能かを確認
  2. 窓口にペット保険証を提示
  3. 窓口で、補償額を引いた治療費を支払う

これだけで支払いが完了するため、申請手続きの煩わしさがないというメリットがあります。


必要書類はペット保険証のみですが、忘れてしまうと窓口精算が行えず、後日の申請手続きが必要になる場合があるので注意しましょう。


ペット保険証は、窓口精算に対応しているペット保険に加入することで受け取ることができます。

ペット保険の「直接請求」とは?具体的な請求の流れ等を徹底解説

続いて、直接請求について詳しく解説していきましょう。

  • ペット保険の「直接請求」とは?
  • 「直接請求」の流れや必要な書類

以上の項目を確認しながら、直接請求の特徴請求方法についてお伝えしていきます。

ペット保険の「直接請求」とは?請求の流れや必要書類を徹底解説

直接請求とは、窓口で治療費を全額支払ったあと申請手続きを行うことで、保険金が戻ってくるという制度です。


請求方法については以下のとおりです。

  1. 治療費を全額支払う
  2. 診療明細書と領収書を受け取る
  3. 保険金請求書に必要事項を記載
  4. 保険金請求書・診療明細書・領収書を送付
  5. 必要に応じて診断書を提出
  6. 保険金が口座に振り込まれる
続いて、直接請求の際に必要な書類をまとめます。
  • 保険会社が発行している保険金請求書
  • 動物病院が発行した診療明細書領収書
  • 診断書(必要に応じて)
書面での提出ではなく、Web上で手続きが行える保険会社もあります。

診察日から2~3年が経過すると、保険金を受け取れなくなることがあるので注意しましょう。

また一般的に保険金は、必要書類を提出してから30日以内に振り込まれます。

ただし、補償対象外の治療については保険金を受けることができません。

保険会社の規約を確認し、対象の治療のみを申請してください。

補足:直接請求型のペット保険には使い方に裏技がある?!

先ほど触れた、直接請求の裏技を2つ紹介します。


1.高額の治療費を優先的に申請する

保険金の支払回数には上限が決められている場合が多いですよね。

受けた治療ごとに申請していると、すぐに上限に達してしまうことが予想されます。

申請手続きの期限を診察日から2~3年と設定している保険会社が多いため、実はすぐに申請する必要はないのです。

高額の治療費を優先的に申請することで、直接請求をうまく活用することが可能です。

2.クレジットカードを利用する

直接請求のデメリットは、一時的ではありますが現金が減ってしまうことです。

しかしクレジットカードを利用することで、それを防ぐことが可能です。

一般的に、保険金は30日以内に振り込まれます。

治療費は保険金が振り込まれたあとで引き落とされるため、現金が減ることはありません。

クレジット対応の動物病院に限りますが、この方法を利用することで現金が減ることへの不安が軽減されるでしょう。

ペット保険の裏技については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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ペット保険の裏技とは?ペット保険の上手な活用方法を徹底解説!

ペット保険の「窓口精算」と「直接請求」がおすすめな人とは?

窓口精算と直接請求の違いや、それぞれの特徴についてお伝えしました。


それでは、2つの請求方法がどのような方におすすめなのかを紹介していきます。


窓口精算がおすすめな方

  • 支払いを簡単に済ませたい
  • 明細書などの書類の保管が苦手
  • ペットの通院回数が少ない
申請手続きの手間を省きたい場合や、書類の保管が苦手、またはすぐに処分したいと考える方は窓口精算が便利です。

またペットの通院回数が少ない場合も、手続きの負担がない窓口精算をおすすめします。

直接請求がおすすめな方
  • ペットの通院回数が多い
  • かかりつけの動物病院が窓口精算に対応していない
通院の上限回数を超えてしまう場合は、先ほど紹介した裏技の利用がおすすめです。

高額の治療費を優先的に請求することで、金銭的な負担を軽減することが可能なのです。

また、動物病院によっては窓口精算に対応していないことがあるため、一度確認しておくと良いでしょう。

補足:ペット保険の上手な選び方とは?

ペット保険の選び方に、頭を抱える方も多いのではないでしょうか?


請求方法の選択以外にも、ペット保険を選ぶ際の重要なポイントはいくつか存在します。

  1. 年齢・種類・既往症など、ペットが加入対象であるかの確認
  2. 通院・入院・手術のうちどれを補償するか、また補償割合の選択
  3. 免責金額の有無
  4. 窓口精算または直接請求の選択
  5. 予算や補償内容に合った保険料の選択
以上の項目をそれぞれ考慮し、加入するペット保険を決定するのです。

特に、補償内容保険料のバランスが重要です。

補償内容が充実しているものは、保険料が高額になります。

しかし安価であっても、ペットにとって本当に必要な補償が付けられなければ意味がありません。

ペット保険に加入する目的を明確にし、無理なく支払えるプランを選択しましょう。

またペット保険の選び方については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介

ペット保険の保険金請求を行う際の2つの注意点を徹底解説!

2つの請求方法について、それぞれ向いている方を紹介しました。


どちらの請求方法を選択するべきか、少しずつ見えてきたのではないでしょうか。


続いて、ペット保険の保険金請求を行う際の注意点をお伝えします。

  • 窓口精算が使えない動物病院がある
  • 治療費の請求には期限があるので、保険金請求期限を確認する
以上の内容ついて、しっかり確認していきましょう。

①:窓口精算が使えない動物病院もある!

窓口精算に対応していない動物病院では、窓口精算を利用することができません


その場合は、直接請求の手続きを行わなくてはならないのです。


窓口精算の需要が増え導入は加速していますが、かかりつけの動物病院が対応しているかについては事前に確認しておくと良いでしょう。


また、その他にも、

  • 窓口精算期間外(ペット保険証に記載されています)
  • ペット保険証を忘れてしまった
以上のような場合は、窓口精算を受けることができません。

しかしこのようなケースでも、直接請求の手続きを行うことで保険金が返金されるのでご安心ください。

②:治療費の請求には期限もある!保険金請求期限を要チェック!

記事の中で何度か触れた内容ではありますが、治療費の請求には期限が設けられています。


一般的には、診察した翌日から3年が経過すると申請の権利を失ってしまいます。


保険会社によっては期限が2年の場合もあるので、保険金請求期限についてはしっかりと確認しておきましょう。


特に、直接請求の場合は要注意です。


申請を先延ばしにしているうちに期限が切れてしまった、という失敗も珍しくはないのです。


せっかくの補償なのに、忘れてしまってはもったいないですよね。


早めの申請手続きを心がけ、保険を有効に活用しましょう。

MOFFMEのペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:保険金の請求方法はペット保険毎に異なるので注意!

ペット保険の請求方法について紹介しました。


この記事のポイントを改めてまとめます。

  • ペット保険の請求方法には「窓口精算」と「直接請求」がある
  • 窓口精算は、治療費のうち自己負担額のみを動物病院で支払う制度
  • 窓口精算はその場で保険が適応されるため、申請の手続きの面倒がない
  • 利用できる保険会社が限られていることや、窓口精算に対応していない動物病院があるため注意が必要
  • 直接請求は、申請手続きを行うことで後日補償額分が返金される制度
  • 手間が掛かるというデメリットはあるが、高額の治療費を優先的に申請するなどの裏技を利用することで有効的に活用できる
  • 医療費用の請求には2~3年の期限があるため、申請漏れには注意する
  • 支払いを簡単に済ませたいと考える方は、窓口精算がおすすめ
  • ペットの通院回数が多い方は、直接請求がおすすめ
ペット保険の請求方法について、ご理解いただけたのではないでしょうか。

「窓口精算」にも「直接請求」にも、それぞれメリットやデメリットが存在します。

どちらの申請方法でもその特徴を最大限利用することで、うまく活用することができるでしょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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